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美術史コミュの美術史と政治・経済等

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自分の能力を超えたトッピクをたてて、失礼します。

西洋美術・日本美術に限らず、美術はその時代の、政治的な状況や経済的な状況にも関係して来ると思います。

素材など、技術的な側面も無視できない所です。

一方で、人間の本来の感性も大切にしたい。

これらの問題に、どのように対処しているか、皆様のお考えを
聞いてみたく思います。

コメント(6)

 私も、それ、すごく考えます。

 タブローという形式が生まれたことは、市民階級が勃興し、「手軽に飾れる絵」の需要が高まったことが大きいと思いますし、風景画の成立は、資本主義により、「すべてを等価に見る」という世界観が成立したことが大きいと思います。簡単にチューブに入れられる絵の具ができたことが、戸外で風景を見ながら描く、ということを可能にしてくれました。

 そういう変化が起きたときというのは、「わぁ、こういう小さな画面に切り取るのって新鮮だよ」とか「ああ、今まで神話とか描いてきたけど、単なる空もなんて美しいんだ」とか「目の前に風景を見ながら描けるんだ!」とか、芸術家の感性も生き生きと踊っています。
 だから、そのようなときに生まれた美術は、必然的に、生き生きと私たちの感性をも撃ってくれるような気がします。

 ……と私は勝手に思ってますあっかんべー
街のモーツァルトさんへ
『「現代美術は、美術史の対象になるのだろうか?」 とか大上段のテーマの問いかけをなさるまえに、自分の考えをまずのべられてはいかがでしょうか?偉大なモーツアルトを自分のネームにかかげておられるのですから、モーツアルト自身の生き方のなかにあなたの問いかけた答えがみつかるはずです。
ちなみに、モーツアルトファンなのですから、ミロスフォアマン原作の映画『アマデウス』をご存知だと思います。この映画にあなたの問いかけている問題の答をみいだすことができると思います。この映画の感想をお聞かせください。以下の文は、私が他のコミュで書いた一文です。
『史実は史実としてあるでしょうが、映画「アマデウス」が、ミクシィのコミュでこれだけ盛り上がるのは、映画「アマデウス」が作品そのものとしてすぐれているからだと思います。 映画のなかで、音楽家を題材にした映画がこれまでにも多く造られてきましたが、映画「アマデウス」はそれらのなかでも画期的な作品といえるでしょう! 以前にテレビで観た6時間ぐらいの伝記映画としての「モーツアルト」はとても退屈でした。なんどかもう一度見直そうとしましたが、そのつど見直す気にもなれず、これをみても、モーツアルトの音楽をじっくり聴いてみようという気にもなりませんでした。 映画「アマデウス」は、もともと戯曲で、日本では松本幸四郎のおはこ芸になっていました。映画と戯曲の「アマデウス」の面白さは、天才と凡人の葛藤というのがテーマになっているところがミソなんです。単なる音楽家の伝記でないところがいいのですよ! 当事者が生きているときには巨匠と絶賛されていても、かたや、どこがいいのと見向きもされない変人が、後の世に評価が逆転するというのが、いくらでもあるでしょう! 画家のゴッホなんか、生きてるときには全然売れず、今では巨匠あつかいです。最近、大阪でゴッホ展があったときにいったら、ラッシュアワーのような混雑ぶりにびっくり!ほんとうに、大阪にこんなに絵が好きな人がいたのかと驚きました。押した押さないと、絵の前でけんかまでするしまつ。「ひまわり」とかのレプリカや絵はがき売り場も大混雑!あきれちゃいました。そんなにゴッホが好きなら、コンビニの本売り場にゴッホの画集をおいてあってもいいはずなのに?思わず言いたくなりましたよ! 「あなた、ほんまにゴッホが好きなの?もし、近所やあなたの目の前にゴッホがいたらどう対処しますか?!あんなギラギラした眼であなたをみつめたり、絵のことをしゃべりだしたらとまらなくしゃべってきたり、耳を切って送ってきたりしたら嬉しいですか?チューブから丸出しで絵を描いてるのをみて感動しますか?」ってね! ゴッホの絵を本気で模写してごらん、かけっこないですよ!自分がそんな絵をかけたら、あなたの顔や表情も気持ち悪くなるはずです。日本の 世のゴッホファンは、適当に、イラストのようにしかゴッホを観ていないのです!あんなおそろしい絵はないんですよ。ムンクのファンも多いけど、電車の車内で、ムンクさんが、あなたの隣にすわっていたら話しかけますか?あなたが「キャー!」て叫ぶかも!! いい絵とか、いい音楽をいくら描きたい造りたいと、まじめに努力してもいいものができないと自分でもわかっているところに、すらすらと名作や名曲をつくる人があなたの横にいたらどう思います?だれでも映画のサリエリの気持になりますよ。学校でのテストなどの時は問題と自分と一騎打ちですが、美大とか音大の実技テストの経験をしたことがありますか?ペーパーテストとの大きな違いは、他の人の作品がすべて見えちゃうんです。自分は浪人を何年もして、ものすごく努力してきたのに、どうして、あんなセーラー服を来た普通のイメージの学生の女の子に、さらさらと、いとも簡単に、あんないい絵が描けるんだ?あんないい演奏が出来るんだ?とカルチャーショックになるもの。 モーツアルトの音楽は、ビバルディのような、喫茶店のBGMのようでいて、なにかこころにチクチクせまってくる音楽を、さっとかきあげているのです。楽譜も最初にかいたままで完成しているとか。それでいて哲学的な響きにも聴こえるんです。かたやベートーベンの方は、今残る名曲の楽譜は、度曲も、描き直しや修正だらけとのこと。何度も何度もつくり返して今の名曲にしているのです。これでもか、これでもかって、悩みがせまってくるのです。 映画「アマデウス」は、そこの芸術家の葛藤をついた作品だから面白いんです。 芥川竜之介の「地獄変」や、映画「華麗なる激情」(芸術家ミケランジェロと権力者法王の確執がテーマ)も、同じ題材の作品です。映画「アマデウス」は芸術にとりつかれた凡人の悩みがテーマなんですね!』
街のモーツアルトさんも、ご自分のご感想をお聞かせください。
いわちゃんさんへ
 おっしゃる事うなづけますね!私も絵を描きますが、チューブに入ったものが絵の具と思っておりましたが、「迷宮美術館」(モネの特集)では、チューブの絵の具ができたことで外で写生ができたことや、映画「真珠の首飾りの少女」(フェルメールの映画)では、日本画の顔料を造っているのと同じような感じで、画家が絵の具をアトリエで造っているシーンが出てきますね。
 ただ、タブロー=(フランスtableau)絵画作品で、習作的なものと区別して、特に画家の意図や描写の完結した作品と理解しておりますし、対する言葉として、エスキス=esquisse 、おもに絵画制作における下準備のスケッチをさしていう。全体の構図とか比例、配色などを検討するために制作される下図である。同様の目的で制作される建築などのための大まかな構想図(ラフ・スケッチ)を意味することもある。また、彫刻制作の最初の段階でつくられる粘土や蝋(ろう)の小形の習作(マケットmaquette)もエスキスとよばれる。英語のスケッチ、イタリア語のスキッツォなどと語源は同じである、ということで、タブローという語句自体はいわゆる昔からの全ての作品としてのこというととらえております。
古典的著作としては、次の本があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BC

日本語訳としては

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/05900299
>りゅうぞうさんへ

りゅうぞうさんは、絵をお描きになるんですね。
日記に掲載されている作品も見せていただきました。
素晴らしいですね。

タブローですが、
デッサンやエスキスに対する「完成作」的な意味合いと
壁画に対する「キャンバス画・板絵」の意味合いもあると思うのですが、
いかがでしょうか。
市民階級との関係は、ちょっとwikipediaを引用すると、
「視覚芸術すなわち美術の分野を例に採れば、これらはもともと建築物や家具、食器、衣服などへの装飾であった。ところが壁画が板絵、タブローとなって壁から離れ、構造物への彫刻も、彫像だけが独立し、もとの建築物との直接の関係がなく制作されるようになり、独自のジャンルとして絵画、彫刻が発展した。 この背景にはテンペラや油彩が発明されるという技術的要素や、絵画、彫刻が商品として売り買いされるという当時の社会経済状況がある。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88
という意味合いですが、いかがでしょうか?

以前、「絵画を体験する」という視点から、
空間を額縁によって区切る、ということの意味合いを考え巡らせました。
かなり以前のことなので、記憶が曖昧ですあっかんべー

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