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美術史コミュの日本美術史について質問

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はじめまして。質問させてください。

日本美術史について知りたいと思うようになりました。
自分で色々模索しながら知識の幅を広げていこうと思っていますが、とっかかりの部分だけでも教えてもらえないでしょうか・・・?

芸大などに通ったことはないので、「日本美術史を知るにあたってここは外せない書籍」が一体何なのか、全く見当もつきません(>_<)
初心者向けの本や、名著と言われているもの等、教えて頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

コメント(16)

まずは
辻惟雄『日本美術の歴史』
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31633391
でしょうか。堅苦しくありません。
 高校時代の受験用の「日本史B」の教科書を探してみたらどうでしょう。時代背景もわかるし、主な名品も載っているし日本美術の流れもほどよくわかりますよ。高校時代の受験勉強の時の授業では適当に読んどけでカットされていたかとおもうけど・・・。
美術の教科書にも載ってますよ!こちらは、印刷も綺麗ですよ!
拙サイトですが
http://homepage3.nifty.com/bluesky/critique_japan/bijutsushi.html
ご参考になさってください。
一番最初にあげられている辻惟雄の『日本美術の歴史』は、二年くらい前に出たばっかりの新しい本で、基本的なことはしっかり押さえてありながら、最近の美術史研究がどういう傾向にあるか、ということも書かれているよくまとまった本です。お勧めします。また同じ著者の『奇想の系譜』と『奇想の図譜』も、ひろく読まれている本で、伊藤若冲や曽我しょう白(携帯からなので漢字が変換できずすいません)などの、「ダイナミックで面白い」と言われて、最近随分と人気のある画家たちがこんなに広く知れわたるようになったのもこれらの著作が火をつけたようなものです。それから、通史的な書き方というよりは、果たして日本美術は世界の美術の中でどんな独自性を占めているのかという問題に重点を置いた書き方をしているもので、入門書として良い本は、独断ですが、高階秀じ(これも漢字変換が出てこなくてすいません)の『日本美術を見る眼-東と西の出会い』という本です。それから、幕末からの日本の美術がいかに文学の領域と密接に関わりあいながら、絵画独自の領域を展開させ、ひとつの文化史を形づくったかは、芳賀徹『絵画の領分』という本を読むとよくわかります。また、文学研究でも同じなんですけど、「そもそも「美術」の成立とはなんだろうか」みたいにその起源自体を考えていこうとする一つの傾向があって、そういう本では、佐藤道信『<日本美術>誕生』を最初に読むといいと思います。あとは、では日本の現代美術はどうなんだ、というわけで、戦後、五十年代の具体美術協会あたりから今まで日本美術に真の「前衛」はありえたんだろうか、というようなことを書いた評論、椹木野衣『日本・現代・美術』も面白い本です。あ、それから、「名著」に類する本は、とりあえず岡倉天心『日本美術史』あたりから読んだらいいんじゃないでしょうか。
私もカラー図版の多い美術出版社の「日本美術史」がおすすめです。巻末に参考文献のリストがあるので、興味をもった時代や分野の本をさらに読んでいけばいいと思います。
あと〜全集のような大型本(出版年の新しい物から)で図版をいろいろ見て、興味を持ったものはその解説論文も読んでみたら知識が深まっていくと思います。
ひとくちに日本美術史といってもいろいろな時代、分野があるので。あと本を読むより、東京国立博物館の常設展に通うなどできるだけ数多く実際に見たほうが知識はつきますよ。
>皆様!!
ご丁寧にどうもありがとうございます。
辻惟雄さんの著書が王道のようですね。
『奇想の系譜』も、表紙が私好みで気になってました!
皆さんに教えて頂いた本をこれから地道にこつこつ読んでいきます目がハート
ワクワクしてきましたぴかぴか(新しい)
東京に来年上京しようと思ってるので、そしたら実物をたくさん見て目を肥やしまっす。
本当にありがとうございました。
著者の名前は意外かも知れませんが

家永三郎『上代倭繪全史』『上代倭繪年表』

が、かつては基本図書でした。古本屋で購入可能なようです。

http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon_result
源豊宗著『日本美術の流れ』(思索社)

を強く推したいとおもいます。
もう30年も前の本で、最新の研究成果からいえば内容の古さは否定できませんが、「秋草」に日本美の本質を見た著者の視点は、いまでも瞠目に値するとおもっています。

もうひとついっておくと、日本美術の半分以上は仏教の影響下にあります。仏像、仏画、寺院建築はいうにおよばず、水墨画、茶道具、あるいは院政〜鎌倉期の絵巻物もみんな仏教をわからずして理解しえません。そこで

末木文美士著『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)

も推しておきたいと思います。
こちらは易しい内容ではありませんが、まちがいなく名著です。美術を理解するために仏教を、というのは迂遠なようでいて、じつはかなりの近道だとわたしはおもいます。
>野次馬の視線さん
ありがとうございます。順を追って紹介して頂いた本も読んでみますね!

>油屋源兵衛さん
『日本美術の流れ』に対する油屋源兵衛さんの気持ちが伝わってきます。
仏教も絶対に避けては通れないと思っていたので、教えて頂いた本をじっくり読んでみようと思います。
ありがとうございました!
矢代幸雄といえば『日本美術の特質』ですが、『日本美術の再検討』ペリカン社、もコンパクトで入門としてはいいと思いますよ。加藤周一『日本美術の心とかたち』(平凡社ライブラリー)や榊原『日本美術のあそび』(岩波新書)なんかも。

 入門的な本かと思えば、みなさん結構専門書的なものをあげておられますね。そういうので、今すぐ、しかも、無料で読めるのをあげると、ネットの「青空文庫」をひらけば、内藤湖南の「日本文化史」や折口信夫の名著がよめますよ。
 私等は、小学館の「ジャポニカ」とか平凡社の「世界大百科」(ともにCDーロム版)をまず利用します。「ジャポニカ」と岩波「仏教事典」(ともに電子ブック版)をもって旅行や寺社の見聞にはいつももっていきます。パンフにのっている語句や掲示板などの事物の意味をその場で調べることができます。仏像の解説や建築物の解説や図もでてきます。百科事典(年表ものってるし)をばかにしてはいけないよ、日本美術関連語句をあわせれば相当な分厚さの専門書籍になりますよ。
 家には、平凡社の「日本の美術」30巻とか、「世界美術全集」30巻「世界名画全集」30巻とか、角川の「世界文化史大系」30巻とかもあります。 
>ごいよまさん
たくさんご存知なんですね。ど、どれにしようか迷ってしまいますが、実物を見て読む順番決めます←ちゃんと全部読むつもり。
ありがとうございました。

>りゅうぞうさん
無料!!ただって魅力的です〜(>_<)
りゅうぞうさんのご意見には目から鱗でした。とても研究熱心なんですね。私も見習いますうれしい顔
ありがとうございました。

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