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思い出の1トピックコミュの子供の目線

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父子家庭がスタートしたばかりの頃、ぼくの母親がしばらくうちに居てくれました。
「このままいっしょにここに住もうか?」といってくれました。でもぼく自身は母親と
同居するつもりはありませんでした。

身体のあまり丈夫ではない母親が同居するということは、ぼくにとって心配事がもう
一つ増えるだけに過ぎないからいです。他にも理由がありますが、それが一番の理由でした。
案の定、子供たちの食事や洗濯、掃除などやってるうちに、寝込んでしまいました。
母もぼくの言っている意味がその時に分かったと言ってました。


そして母が帰った場合で、一番最初に考えなければならないこ。

それは平日の子供たちの食事でした。

朝ごはんは毎日作れるから大丈夫です。お昼は幸い中学校も給食。問題は夕食。
会社で悩んでいた時、当時の支店長がアドバイスをくれました。

「食材を配達してくれるのあるじゃないですか。あの手の会社で冷凍のおかずを配達
してくれるのがありますよ。少し割高ですけど、まぁまぁおいしいですよ!」

早速支店長とネットで検索。すぐ見つけることができました。
これなら夕食の心配も解決できる!と思ったその時、安心感とか不安感とか、それに加え、
「ぼくは、何でこんなことで悩まなければならないのだろう?」という疑問とが一気に
襲ってきて、泣けて来ちゃいました。


そしてその食材の会社に会員登録し、母が帰った後、本格的な父子家庭のスタートです。
中1、小5とある程度自分でできる年頃ですので、パターンが確立すれば何とかなると
いう見通しはありました。


毎朝5時50分に起床し、子供たちの朝ごはんを作り、6時半に子供たちを起こして
6時50分に出勤のため家を出ました。
帰宅は毎日10時から11時。これでも当時は会社のみんなが気を使ってくれて早く
帰らせてもらってる方でした。

帰宅してからは台所の後片付けと洗濯。土日は通常の家事に掃除を加え、朝昼晩と食事を
作りました。

妻が入院したばかりの頃、ぼくに言った一言。「子供たち、育ち盛りだから、朝ごはん
はしっかりと食べさせてね!」

子供たちが土日の晩御飯の後、ぼくに行った一言。「お父さんの作った御飯が一番おいしい!」

この言葉が頭から離れず、できる限り食事は作ろうと思っていました。当時は大変だとか、
そんなこと考えたこともなかったのに。今思えば必至だったと思います。(笑


そんな生活を半年ほど経過したころの出来事でした。子供たちがお弁当のおかずをほとんど
食べずに残すようになったのです。

ぼくは怒りました。「お前たち、どうしてこんなもったいないことをするんだ!」

「何か、あんまり食べれなくなったんだよ。」と長男。

「身体の調子でも悪いのか?」

「そんなことはないけど・・・食べられないんだ。」


その時は「なんだよ!」と思いながら、ちゃんと食べるように言い聞かせました。
そしたら翌日、きれいに平らげてました。

そして2週間ぐらいしてからでしょうか。ごみ箱が妙にお弁当臭いので奥の方を見ると、
そこにはほとんど手を付けていないお弁当のおかずが捨ててありました。

これには激怒しました! すぐさま子供たちを呼び、ごみ箱を見せながら怒りました。


「お前たち、これは何だ!食べ物を粗末にしやがって!もう何も食べなくていい!」

すると長男が、「お父さんは怒るけど・・・・」と何か言いたげな様子。

「なんだ!これを怒らない親なんていないぞ!!」

「そ、そうじゃなくて・・・・もういいよ。」

「良くない!!いいから、座れ!」


2人を食卓に座らせ話し合うことにしました。

「怒らないから、どうしてこんなことをしたのか、言いなさい。」

まず次男が一言。「まずいもん。」

「そんなことないだろ!お父さんだって食べたけど、結構美味いじゃん。」

すると長男が想いを爆発させるかのように話しだしました。

「お父さんはたまにしか食べないから分からないんだよ!こんなもん、毎日食べてたら
死んじゃうよ!食べない方がましだよ!おかずなんかいらない。ご飯とふりかけだけで
いいよ!全然ましだよ!」

「じゃ、何でもっと早く言わないんだよ!食べ物を捨てるなんて、もったいないとは
思わなかったのか?悪いことだとは思わなかったのか?」

「お父さん、いつも一生懸命やってくれてるから・・・・・言えなかった。」

「・・・・・・・。」


けっこうショックでした。子供たちは、父親の後姿をしっかり見ていたのに、ぼくは
全然分かっていなかった。本当に反省しました。



「じゃ、どうしたらいいんだ。お前たちが自分で買いに行くのか?コンビニの弁当じゃ
ダメだぞ!あんなのは添加物の塊だからな。またアトピーが再発するぞ。」

「パンとかおにぎりならいいでしょ?」

「毎日じゃダメだ。それならスーパーのお弁当の方がいい。コンビニ弁当よりは全然
大丈夫だし、美味しいと思う。」

「うん、そうする。そうするから、お父さん、お金にして!ちゃんとやるから!」



食材屋の冷凍弁当は添加物も最低限に抑えられ、カロリー計算もされて、さらに栄養の
ことも考えられて作られており、ぼくにとっては一番安心できるものでした。

身体のことは考えられていても、心のことまでは気が付きませんでした。


子供の面倒は、ほとんど妻に任せっきりでした。父子家庭になり、子どもたちと正面から
向き合ったのは、ある意味初めてだったと思います。


翌日から晩御飯用の財布を用意し、毎日お金を入れておくようにしました。

ある時はおにぎり2つだけの質素な日もあれば、モスバーガーでちょっと贅沢な日もあった
ようで、彼らなりにやりくりをするようになりました。

二男なんかは、スーパーのお好み焼き屋さんとかお弁当屋さんとか顔見知りになり、
少しサービスしてくれるようになったそうです。


ぼくの母や義母や義姉は、このことに対して反対でした。「好きなものしか買わないから、
絶対に偏るよ!身体によくないよ!」と。

これに対してぼくは言いました。「そうかもね!でも心にはいいと思いますよ。どっちに
しても、死にゃ〜しないでしょ?それなら、心が壊れない方がいいですからね!」



大人の定規で測った枠に子供を入れてしまうのが決して良いことではない。

そんな当たり前なことを、改めて子供たちから教わりました。

コメント(4)

お父さんが一生懸命だったから言えなかった・・。
なんか心を打たれますね。

子供は子供なりにいろいろ考えてくれてるんですね。


URI-SAPさんはお子さんを叱ったり、お子さんと話し合うことが
できたから、お子さんの気持ちも理解することができましたが・・・。



最近はそれができない家庭も多いと聞きますから、大変ですね。
ヒカルさん、

子育てって大変ですよね〜

あるテレビ番組で誰かが言ってましたけど、子供を育てながら、
自分も子供に親として育てられるって。

まさしくそんな感じでの6年間でした。あせあせ

いつも子供たちと話をします。一緒に出かけます。
それが良かったのかもしれません。

母親を亡くした彼らは、父親のことを思ってくれる優しい
気持ちを持った人間に育ってくれました。

そう言う意味では、ぼくはラッキーだったと思います。あせあせ
あっち、

あいつら、感謝してるかな?(笑

ぼくは彼らに感謝してますよ。
彼らがいるからこそ、現在楽しく生活できてます!

でも彼らが自分の家庭を持った時、嬉しい反面、
寂しいでしょうねぇ〜〜 あせあせ

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