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脳を育てる(2歳半まで母乳哺乳を)


 近年働く婦人が増えて、生活の自立を確立している女性が増加してきました。素晴らしいことですが、反面、会社や企業の利潤追求が最優先する社会の時間の速い流れの中では、幼子を産み出し、育んでいくゆったりしたリズムに対応してはくれません。特に、出産後の育児時間の保証は殆どなされていませんので、子育てが女性の性の特徴であり、人類のいのちの鎖を繋げていくという大切な問題を個人の責任にまかせています。その結果、子育て、家庭教育、学校教育に大きな影響を与えているのが現状です。

脳についての情報がたくさんある中で、脳細胞の持っている特徴を考えて行くと、和食が主食の穀類を大切にしている意味が分かります。粉ミルクが無かった時代は、母乳が出すぎる他人の母乳を、「もらい乳」する助け合いの人間関係がありました。それでも、その幸運が無い場合は、穀類の重湯を用いて育てたそうです。後年、母乳を飲めなかった、発育の悪い赤ちゃんの脳内の配線(シナプスの成長)がより緻密な人物に成長する例が多く見られたようです。母親の体内を通過することで、穀類が母乳にまで変化するのですが、その過程を阻止する母親の環境が、災いして母乳が出なくなってしまうのですが、むかしの生活環境は、今の様な「食べ物を粗末にする」環境ではなく、荒れ果てた戦後の自然環境、そして生きる目標を失った大人たちの人心の荒廃が一時期ありましたので、こうして僅かな配給で届くお米を使って子育てをした母親の直感に感服するのです。

 巷には幼児教育産業といわれる程、様々な方法がとり入れられ、高い保育料で教育する場があちこちに出来ています。

 心身の発育を全体的に促すために、繰り返し行う日課を積み重ねて行くカリキュラムが設定されていて、妊娠中のお母さんを通して胎内教育があったり、0歳からスタートする「早期英才教育」あるいは「早期幼児教育」と呼ばれています。

 妊娠してわずか8週目位では、お母さん自身受胎したことに気づかないです。その頃から、脳の形成は始まり出生時には器質的には完成してしまいます。その脳が機能的に動き出すのは、生まれるまでの一瞬一瞬に、刺激が脳へと送られ、その情報を受け取って、脳細胞を繋げていく「シナプス」の形成が、始まります。勿論、胎内のお母さんの感情の起伏や、臨月までの成長でお母さんのお腹が大きくなるほど、外環境からの刺激が多くなっていくこともわかっています。生後1年経つと脳細胞に検問所が出来て、栄養摂取に独特の機能を持つことになります。

 毛細血管の内皮細胞が密着して、「血液・脳関門」を持っているのです。この関門はまだ未発達な赤ちゃんの順序正しい成長発達を守るために、宇宙が仕組んだ精巧な仕組みと考えていいでしょう。血液脳関門が出来上がっていない時は、あらゆる刺激物や栄養素はすべてフリーパスになります。ですから、母親の生活習慣がすべてが、赤ちゃんを作る刺激になっていくのです。母親のストレス発散で行う危険な行為が、せっかく無事に五体満足で生み出した貴重ないのちを母親自らが、傷つける結果を招いてしまうのです。無知が犯す宇宙的犯罪と言えます。母親の喫煙や、麻薬が最も怖い物質で、奇形や、虚弱体質になる可能性が高くなります。

 母親の胎内に居る時は、胎盤が悪いものを通さないという働きを持っていましたが、胎外に出てからは、乳児のいのちは野ざらしになっているということです。

 あいまいな考え方や方法、又は過激な刺激を与えると、宇宙の指令通りにつくられる、個々の持っているいのちのリズムを、知らないうちに破壊して行くことになります。

 血液・脳関門の出来上がるまでの一年間位は、お母さんの膝でしっかり抱きしめ、母乳をたっぷり与えてあげることが大切になります。母乳が良く出ない場合は、穀物をできるだけたくさん摂取すると、母乳の分泌が良くなります。

 脳をつくっている成分のうち50%は脂肪、40%は蛋白質だそうです。そして、三大栄養素のうち唯一、ブドウ糖だけが、脳細胞のエネルギー源として活用できることになっています。脳の他にも副腎、赤血球、精巣、白筋(骨を動かす筋肉)などもブドウ糖をエネルギーとして使いますが、その用い方が異なっています。

 脳の消費するエネルギー及び蛋白・脂肪の代謝量は、脳以外の体細胞の倍以上の速さで消耗して行きます。情報を伝えることを仕事にしている脳の神経伝達物質は、アミノ酸を複雑にした、モノアミン系物質があって、これもまた大変複雑な働きをしています。

 この大量の酸素と栄養素を常時補給するために、肝臓に貯えられたグリコーゲン等が使われています。呼吸停止などで、四分間酸素が補給されないと体温を極端に低くしない限り、脳細胞は死んでしまいます。

 そこで、ブドウ糖の補給に砂糖(二糖体)を、蛋白・脂肪の補給に肉をとダイレクトに補給しても、それは脳に届かないことが実証されています。内臓の働きと脳の働きの大きな違いは、睡眠中も、脳の内臓を動かす延髄は、殆ど休まず働き、他の細胞の代謝の様に、肝臓や腎臓に戻してリサイクルする様なことはしないので、宵ごしの金は持たない江戸っ子の様な気風の良さがあります。

 日本の優れた伝統食としての穀物を主食にし、副食に野菜と魚介類を用いた和食は、各栄養素の性質がゆるやかな植物性であるために、複雑な仕掛けを持つ脳細胞の代謝機能をスムーズに行い、数えきれない程の酵素や、ビタミン、ミネラルの複雑な作用を助け、いのちを守り育てている事が知られています。

 人工的な強い刺激を外部から与えて、脳を操作することは、血液・脳関門と生化学的反応の複雑さに負けて、重大な危険を伴うことになると思います。

 植物に大幅に依存して生きる宇宙の秩序に、忠実に従っていのちを育むことは、幸せへの早道になるでしょう。

 結論としましては、三つ子の魂が育つまでは、父母が仲良く力を合わせて、赤ちゃんの発達に合わせた環境を整え、母乳哺育で内環境をまず整えてあげることが最優先の条件となります。親子の絆が太くなり、心のふるさとをしっかり持ち、大地に根ざして自然と共に生きられる、逞しく、豊かな人格を育てる第一歩となると信じます。最低限度、生後一歳位はお母さんが育てていける社会が実現して欲しいと思います。

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