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おさなごに学ぶ子育てコミュの愛情の壷(七色)

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三つ子の魂百までも('09.11.6.)  澤田季里作成

「抱きしめる、という会話  公共広告機構(AC)
子どもの頃に 抱きしめられた記憶は、ひとのこころの、奥のほうの
大切な場所にずっと残っていく。
そうして、その記憶は、
優しさや思いやりの大切さを教えてくれたり、
一人ぼっちじゃないんだって思わせてくれたり、
そこから先は行っちゃいけないよって止めてくれたり、
死んじゃいたいくらい切ないときに支えてくれたりする。
子どもをもっと抱きしめてあげてください。
ちっちゃなこころは、いつも手をのばしています。」

 幼い子どもと出会う時に「七色の愛情の壷」をこころの中にイメージしてみませんか。幼な子の壷にはまず初めにお母さんの愛情がたっぷり入ってから、次にお父さん、おじいちゃん、お婆ちゃん、叔父さん、叔母さんの愛情が入っていきます。そして兄弟が出来れば兄弟の愛情も入っていくし、さらにご近所の親しい方々の愛情も入っていきます。こうして、子どもはたくさんの方々の愛情を壷にためながら育つ中で、いつのまにか愛情豊かな人となって、この愛情の壷から愛情が溢れ出ていくように思えます。実のお母さんでなくても、アワ量(人を受け入れられる愛情深いこと)の大きい人に育てられれば、愛情の壷は満たされることでしょう。

 こうして成長した人は、成長過程で多くの人からいただいた愛情を、今度は他者のために惜しみなく注ぎ、辛抱して他者を理解していく知恵や忍耐力も身に付けていくように感じています。

 お母さんからいただく愛情は、五感を通して注がれます。特に肌の触れ合いは、発生学的に見ると肌の機能は脳とほぼ同じ役割を果たしていることが解明されています。現代の子育て方法は、ゆっくりの生活リズムで育ってゆく赤ちゃん側の事情をまるで無視しているように思えてなりません。口が閉まらない顔、お母さんと一緒にいるのに、物憂げに下を向いている子ども、幼い子ども達の置かれている環境は、より厳しくなっているようです。

「三つ子の魂百までも」と言われて2歳半までの幼い子ども達の育て方が、昔は古神道を通して家庭内に浸透していました。今も行われている生後百日に行う「お宮参り」は、母子共に地域へのお披露目でもあります。
 母親の産後の手当ても終わり、赤ちゃんの首が据わって抱っこしても良い状態になる時期を示唆しています。その後の「七五三」の宮参りにも、無事に育った感謝の気持ちをあらわし、神様(自然)と地域の皆さまとの関わりを大事にしていました。
 日常生活では、ともかく赤ちゃんを冷やさないで育てるためにおんぶと抱っこを復活していきたいものです。衣食住が極端に貧しかった時代を生きていた庶民の瞳の輝きが蘇って欲しいです。終戦後GHQの占領政策の中に、家庭に居る主婦を勤めに出すこと、夫婦を早く独立させて核家族を奨励しました。
 3〜4世代同居の大家族制度がここで崩れてしまいました。次世代が自立するためには先代の両親や祖父母達の築いた資産、地域との人間関係や、祖先が守ってきた自然環境との付き合い方など、暮らし方の智慧を見直して学んでいくためにこころを開いていくことが急務です。いつもあって当たり前だった環境は、マクロビオティックで提唱する身土不二が当たり前で、山野草をはじめ、果実や畑の野菜もすべて自然の力を利用して作られていましたから、その生命力は今の食材より大きかったものです。日常食は大変つましいものでしたが、春夏秋冬どこかでお祭りの時には、ご馳走が振舞われ地域の活性化に大きな役割を果たしていました。 
 現在60代以上の昭和生まれの老人達が持っている、「生きるための長老の智慧」受け継いで、身につけて欲しいです。礼儀正しく、我慢強く、誠実な性格、自然を大切にする日本人から、物が溢れ、便利になれた若者の時代へと智慧のバトンタッチが望まれます。

 物事には「表大なれば裏も大」と言われているように、手にしたものと同じほど失ったものもあるということを絶えず考えて判断していく必要があります。戦前までの地方の村組織を、再度見直して、子育て中のお母さん達に負わせられた荷物を、国や地域が考えていくと同時に、身近なご近所さんが手助けできたらいなあと思っています。宇宙に似せてつくられた「小宇宙」としてのいのちを育むには、新米ママさん一人にその責任を押し付けるような現代行われている育児法は、再検討しなくてはなりません。

 伝統的な「日本の子育て文化」を見なおしてみると、第一時産業の農業、漁業、林業、小規模な商家の女衆は、子ども達を一人前にする目標を持って生活しながら、自然界と直接渡り合って生きている男たちを助けて、共働きをしていたのです。あらためて家庭の外に勤め場所を求めなくても生きていける生活の智慧が確実に伝達されていたのです。

 幼い子どもたちが丈夫で、地域の行く末を考えられる大人に育っていくには、自我の芽生えの時期である「三つ子の魂」が育つ2歳から3歳半までの時期を親族と共に生きられる環境が将来にわたって大きな要素となっていきます。そこには、「子どもは天からの授かりもの」という考え方が継承されていました。

 では、2〜3歳児の内部では何が起こっているのでしょうか?生まれてから徐々に脳細胞とからだ全部に張り巡らされている神経が繋がって、その子の意志で心身を動かすことができるようになる体制が出来上がったと言うことです。まだ試運転の状態なので、周囲の大人はその成長と発達のプロセスを大事に見守ってあげる「待ちの子育て」が必要です。

 自然環境がまだまだ残っている日本の清らかな空気と水、腐葉土のたっぷり含まれた土壌を利用していくことを率先して行っていくことが急務です。「汗を流してその日に要るものを必要なだけ頂いて生きる」地味ですが、こころを癒してくれる情緒が溢れる「時間がたっぷり」の生活が手に入ります。人口が爆発的に増えていったのは、食糧を大量に増産した科学力が、地球環境を破壊していくことも、宇宙の理にかなったことなのでしょう。具体的には「現代の育児書」に書かれてる事項を再検討していくことが急がれます。

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