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ルイ・アルチュセールコミュの自由な主体ということについて

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アルチュセールは国家が特定のイデオロギーですべての国民を教育、洗脳しているから個人は自分では自由な主体であるかのように思い込んでいるかもしれないが、実はまったく自由ではなく国家のイデオロギーに隷属しているに過ぎない、と言う。

しかし、実は科学的実証主義的世界像を越えて何らかの世界についての表象を与えることはどんな国家あるいはどんな教育にとっても避けられないことだ。
それをみんな「特定のイデオロギーで洗脳している!」と非難できるのか!?
問題は、特定の世界観に反論することがちゃんと許されている社会であるかどうか、異なる世界観の持ち主同士が対等に議論することが許された社会であるかどうかにこそあるのだと思う。

アルチュセールの「自由な主体はない」という主張はマルクス主義的世界観こそが正しいと前提した上で成り立つ議論でしかないし、逆に言えば、「マルクス主義的世界観に洗脳された人たちは自分たちこそ自由な主体だと思っているかもしれないが実は全然自由ではない」という異なる世界観を持つ人が現れたなら、たちまち信念同士の対立が生じてにっちもさっちも行かなくなる。
どちらも自分の世界観こそ真実だ、自分の世界観こそ絶対だと信じ、それ以外の世界観は特定のイデオロギーに洗脳されたものだと考えている点で実は兄弟である。

自由で対等な議論が許され、実際にそれが行われている社会の言論ゲームの中でこそ、何か一つの世界観だけを絶対の位置にすえることなく、最も自由な主体が保証されるのではないでしょうか?

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