世紀末の詩人リターンズコミュのリズム

2010年12月01日23:20　Write

ずっと耳を傾けられずにいた
自分のことだけで頭の中がいっぱいいっぱいだった

「君が好き」
やっと思い出した
こんな簡単なことに
馬鹿みたいだ
本当にどうしようもない奴だ
やっと目が覚めた気分
君を見失った
僕自身さえ見失った悪夢の中から

君はまだ忘れないでいてくれるだろうか
ずうずうしい願い
宙に浮かぶ星に祈る

リズムが崩れていたんだ
言葉さえもなくして
一言でもいいから
賢しげなフレーズでなくて良いから
毎日言葉にしていこう
三日坊主にならないように
誰のためなのか
何のためなのか
忘れないように

ストレス
プライド
信念
夢
下ばかり
後ろばかり見ていて
迷子になっていた
空を見上げれば
前を向けば
君からの光が
歩むべき道を照らしていたのに

「自分自身を第一に考える」
その信念を間違っているとは思わないけれど
それを言い訳にして
君のことをおろそかにして
苦しむのは
「自分自身」なのに

どんなに生活が潤っていても
君がそこにいないのなら
「渇き」が癒えることはないのに
そんなことだから
頭の中いつも雨雲が覆っていたのだ

君の声が聴きたい
君の言葉が欲しい
今度はけっして消すことなく
メモリーに記憶させて

リズムを作っていこう
「苦手」などともう言わずに
「理屈」ばかりに囚われずに
「情熱」に身を任せて
大げさにしなくていいから
静かに
だけど永く
着実に
届くように

一日に一度
君に誓う愛の言葉

やっと耳に届いてきた
君の言葉
君で満たされるというのではなくて
君がいてくれることをけっして忘れないように
君の思いを
君への想いを
愛していこう