マエストラ西本智実（指揮者）コミュの高野山開創記念法要演奏会で第九を歌う（ｐａｒｔ１２）

西本智実さんの指揮で第九を歌うシリーズ、１２回目です。

今回は、聖地高野山での第九です。

個人的には、前回のリベンジです。
体調のコントロールは、まあまあでした。

会場へのアクセスの読み間違いがありました。
車で行こうと思ったのがそもそもの間違いのもとでした。
前泊するとしても、高野山は満員ではないかと思い、
奈良に前泊するとととしました。

奈良から和歌山までの道に吉野がありましたので、
念のために立ち寄りました。
すでに桜は散っていました。
それから高野山に向かったので、
山に登る途中から渋滞です。

大門をまがってみると、駐車場が満車ばかり。
車が置けないと今回の参加自体も見合わせなくてはいけません。
たとえどんなに歩いても、最優先すべきは車をおいて会場に行くこと。
１～２ｋｍ歩くことは覚悟しました。
町はずれの高校のグランドに何とか駐車できました。
さて、ここから徒歩でどれくらいかかるのでしょうか。

まず、控室になっている高野山大学を目指しました。
でも、混雑でうまく見つかりません。
時間も迫っているので、まさに現地集合に切り替えました。
金堂を目指しました。
それまで歩いてきた道を戻っています。
なんと、駐車場であった高は、金堂にけっこう近かったのです。
幸先がいいですね。
きっと、ご利益があったのでしょう。

ゲネプロは金堂で。
金堂と言っても、中ではなく外側です。
屋根はありますが、屋外と同じです。
反響板もありません。
自分の声はわかりません。

ゲネプロスタート。
西本先生は、ｐｐは、外の雑音にかき消されますので、
音量を上げるように指示をしていました。

合唱は人数的には十分。
男性が少ないのですが、正面に配置することでバランスを確保しています。

関西から参加の方は、前日に練習もされたようで、
合唱団への指示はほとんどありませんでした。
私は、過去に１１回本番を歌っていますので、
リハーサルやゲネプロを含めれば、３０回以上歌っているので、
指示まで暗記しています。

観客は、真言宗の方々で、第九はあまり聞かないようです。
リハーサルで、第１楽章が終わると拍手、第２楽章が終わると拍手、
さらに途中でもいったん無音になる場面でも拍手がありました。
一般の方はそうなのでしょうね。

ゲネプロ終了後、控室へ。
高野山大学です。
行ってみたら、お弁当がありませんでした。
女性の方が交渉してくれて、何とか口にすることができました。
そうこうしていると、集合の時間です。
もらった資料より、かなり時間が繰り上がっている感じです。
すぐに金堂に戻り、いざ本番。

始まってしまえば、あとは盛り上がるだけです。

個人的には昨年の年末からのリベンジは果たせたと思います。

演奏後には、真言宗の偉い方の挨拶がありました。
さらに、長老の方の見送りなど、高野山の首脳が勢ぞろいせていたようです。
男性は、その階段に並んでいましたから、至近距離でお目にかかることができました。
もし、信者さんなら最高の光栄なのでしょうが、宗派が違うのでそれには及びませんが、
神々しさが違うので、感激しました。

このような場で歌えたことは、一生の記念です。

記録映像のカメラにも収まった感じがしますので、公開されれば私も映って入りかも。
気になったのは、カメラマンさんの音楽的な無知ですね。
録画する曲ぐらい、事前に聴いておいてほしかったですね。
そして、カメラ割りなどを考えておいてほしいです。
正面をとって、左右に振って、また正面に戻るの繰り返し。
ソリストが歌いだしているのに、カメラが右を向いていたり、
男性のパートなのに、カメラが左を向いていたり・・が多数です。

合唱の部分だけでも聴いておいてくれれば、
こんなことはなかっただろうにと思います。
素人なのか、クラシックを聴かないのかはわかりませんが、
録画する曲を事前に聴いておくくらい、素人でもやりそうですが。
正面に見えるので、ちょっと〔気になりました。

さて、儀式が終了しました。

現地集合に続き、現地解散です。
千人以上の観客がいますし、満車の駐車場から一斉に出発することが予想されますので、
大急ぎで帰途につきました。

バスは、集合時刻があり、多くの方がそろうまでには時間がかかるので、
その前に出発できたようです。
出口で少し渋滞しましたが、大きな渋滞には巻き込まれずに帰ることができました。