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動物リハビリテーションコミュの日本動物理学療法研究会設立総会のご報告

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日本動物理学療法研究会 総会

日時:2010年11月27日
会場:東京都立産業貿易センター

 先日、日本動物理学療法研究会の総会が開催されました。参加者は90人を超える人数で、そのほとんどが理学療法士か作業療法士、あとは数人の獣医師と動物看護士、そして関連職種の学生さんでした。

1開催挨拶
 元日本理学療法士協会会長の奈良先生のご挨拶があるはずだったのですが、先生のご都合が悪くなり、当日は浅利先生が挨拶文を代読されました。その中に、「1999年に世界理学療法連盟主催の国際理学療法学術大会を横浜で開催しました際に、教育セミナーの1つとして「Physical Therapy for Animals」とのテーマでアメリカのテネシー大学の理学療法士、David Levine、デビット・リーバイン教授に講演していただきました。(中略)私は、当時、日本理学療法士協会の会長で、この国際理学療法学術大会の会長も務めましたので、日本でも将来的に動物の理学療法が職域の1つになる事を願ってプログラムに組み入れました。」との文章がありました。また、奈良先生ご自身は動物の理学療法の経験はないようですが、本研究会の設立を嬉しく感じている、とのことでした。

2基調講演「獣医師から見た動物理学療法の現状と理学療法士に望むこと」
 小林孝之(獣医師、日本リハビリテーション学会副会長)
 小林先生は、米国コロラド大学でCCRT(Certified Canine Rehabilitation Therapist)という認定資格を取得され、また、動物リハの国際学会に参加されるなどして、動物リハの最新情報に精通しておられる獣医師です。先生は、獣医師とは違う理学療法士の知識や技術などが今の日本の動物のリハビリには必要である!と、とにかく力説されていました。「これまで獣医師は切って縫ったら終わりで、その後の筋肉のダメージなどには注目してこなかったと思う。」と述べられ、理学療法的なアプローチがいかに見落とされてきたか、あるいは今も見落とされているかを話されました。また、法整備の必要性についてもお話頂きました。それは、獣医療は農林水産省の管轄であるのに対し、理学療法は厚生労働省の管轄であること。また、獣医師法や理学療法士法&作業療法士法の問題があり、ヒトの理学&作業療法士が獣医療の一部である理学療法をどこまで実施できるのかがクリアになっていない、という現状を述べられました。

3教育講演「動物病院における理学療法の実践」
 藤澤由紀子(理学療法士、埼玉動物医療センター)
 藤澤先生が勤務されている埼玉動物医療センターにおける動物理学療法についてお話いただきました。施設・機材の説明や症例の内訳、診療の全体の流れや獣医師や動物看護士との連携、そして実際の理学療法プログラムなどを、分かりやすく紹介してくださいました。センターでの理学療法の年間症例数は約160症例で、その半分以上が椎間板ヘルニアが占めているそうです(*犬のヘルニアは、ヒトで言う脊髄損傷レベルの障害も多いです)。入院中は20〜30分の介入を1日3回(だったかな?)行い、退院後は週1〜2回の通院に移行するようです。獣医師や動物看護士、トリマーとも、動物の医学的な情報や性格、飼い主さんの情報に至るまで、多岐にわたる情報を交換するそうです。また外来では、介入前後に必ず獣医師の診察があるそうです。

4教育講演「理学療法士の新たな領域として〜これからの動物理学療法」
 浅利和人(理学療法士、帝京科学大学)
 ご自分の動物理学療法への経緯や、動物病院等で実施されていること、また今後の課題などを話されました。浅利先生は、ヒトの理学療法の職場で動物介在療法に関わったことが動物とリハをつなぐ最初の入り口だったようです。その後、馬の理学療法にも関わり、今は動物病院で犬や猫への理学療法を行いつつ、今後ヒツジ!も診るご予定があるそうです。また今後の展開として、いわゆる動物病院でのリハビリだけでなく、アジリティ競技(障害物競走)など競技動物のパフォーマンス向上などにも理学療法士が関われる可能性があるとお考えのようです。今後の課題としては、理学療法評価の方法の検証と開発が必要であることが示唆されました。筋力、バランス、、どうやって評価しよう、、自分1人で考えるよりも、多くの方々のアイディアを集めてよりよい方法を見つけていきたい、そんな風におっしゃっていました。法的な話では、自分たちの身を守るためにも、必ず獣医師の指示の元で理学療法を実施する必要性を訴えられました。そして最後は、「動物理学療法は、獣医学や動物看護学の土台があってこそ実施できるもの」だということをとても強調されていました。

総会全体としては、動物理学療法の概論のような感じで、「今日本ではこんなことをやっています。こんな問題があります。今後の課題はこうです。」という内容だったと思います。

質疑応答では、「エビデンスはどうなのか?」「犬猫など小動物だけでなく畜産や競走馬など大型動物への展開は考えているか?」など、他にもいろいろな質問がありました。

参加された方々、追加・訂正あると思いますので、フォローお願い致します!!

コメント(2)

いつも詳しい報告をありがとうございます。

色々情報を頂くと、刺激になります。
ありがとうございます。
多くの情報を提供下さり、ありがとうございます。

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