「ボナールとナビ派」考コミュの「日常の中で考える色と光」

ボナールはアンティミスト（親密派）と呼ばれています。
アンティーム（親密）な目線とは、どの様なものでしょうか。
「日常の中で考える色と光」をテーマに考えていきたいと思います。

コメント(25)

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作られたものは「非日常」に行きがちです。
逆に「日常」にとどまり、そこに価値や魅力を見い出すことの方が
強い信念を必要とするもの。
ボナールの目は優しく強靱な視線といイメージですね。個人的には。

　強靱な視線と言うことには全く同感です。ボナールが描いた対象は本当に身の回りの事柄が多く、自宅室内やテーブルの上、人物のほとんどが連れ合いのマルトばかり。そして、様々な窓々。対象は日常的なのに、しかし、何と多彩な作品を残したことだろうと思います。
　普段、ありきたりで面白くもないと思っている日常にも、変化があり発見があるもの。ただ、そこに目を向ける強靱さがなければ、それを見ることは出来ないのではないかと思います。

[3] mixiユーザー 09月06日 10:16

ある意味で不思議ですよね。
ごく普通の時間と空間に対して、あれほどの興味と集中力を持って対峙できるというのは。

[4] mixiユーザー 09月07日 01:13

ところで、馴れきってしまった日常を、改めて新鮮な目で見直すにはどんなことを心掛ければいいと思いますか？何か実践していることがありましたら教えて下さい。

僕は、写真を撮る（凄く適当に）
　　　覚え描きをする（スケッチ以下の絵）
　　　メモを取る（忘れてしまわないように）

こんなことを気合いを入れずにやってます。

[5] mixiユーザー 09月07日 09:57

ちょっと脱線しますが、大江健三郎に『日常生活の冒険』という小説が
あります。
そこには、たしかゴッホが弟テオに送った手紙が引用されていたと思い
ました。
「死者を忘れることなかれ、生者のある限り死者は生きん」
本が手元にないので、うろ覚えですが。

あるいは、浄土真宗では生者を「残された者」と呼びます。

生者の観点では当たり前に思える日常も、死の可能性を思うことで
かけがいのない瞬間になると思います。
わたし自身は、その点を心がけている感じでしょか。
「新鮮に見る」というのとは、ちょっと違いますが。

[6] mixiユーザー 09月07日 15:29

＞生者の観点では当たり前に思える日常も、死の可能性を思うことで
かけがいのない瞬間になると思います。
　これには全く同感します。二十代の前半さんざん悩んだあげく、たどり着いた答えがこれでした。死の可能性を思うことは僕にとってのアクセルです。寝る前に一日を振り返り「今日も一日生きていた。このまま眠りにつくが、はたして目が覚めるであろうか。今日は自分の持っている力の何割位を使えたのだろうか」と考えたりします。ですが、アクセルを踏み込むこともあれば緩めることもあります。僕はこれを「３割理論」と呼んでいて、日々の生活の中では、３割力が出せていれば良しとしようと思っています。ここ一発で５割６割になればいいわけです。２割を切るようなら反省します。７・８割を毎日キープすると人は死んでしまいます。運良く死なないだけの体力と精神力を持ち合わせたものは天才と呼ばれます。
　ですが自分には天才的な閃きがないからと言って、がっかりはしません。人にはそれぞれのやり方で外付けハードディスクがあって、文章や作品にその３割を積み上げて行くことが出来るのです。天才のように量産は出来ないけれど、じっくりやれば１０割のものも作れるのですから。

　どんどん内容がずれていく・・・。

[7] mixiユーザー 09月07日 17:31

まぁ、そういう意見交換も大切ですよね。

わたしの場合は、（特に学校に送り出す時とかに）子供と今生の
別れになる可能性を思って挨拶をします。
縁起ではありませんが、どちらかに何があるか分かりませんから。
「何かができなかった」悔いを消すことはできないでしょうが、
姿が見えなる瞬間を無意識下に置きたくないわけです。

[8] mixiユーザー 09月08日 00:51

さて、そろそろ本題に戻ります。
「日常の中で考える色と光」をテーマにこれから一週間　９月１５日まで
それぞれのアンティーム（親密な目線）を題材に写真を撮りましょう。
携帯の荒い画像（最近は４００万画素まで出ている）でも良いです。

一人一日３枚まで。コメントをつけて書き込んで下さい。
お互いに感想を述べましょう。

本当に「身近」なもので良いのです。「色と光」を発見しましょう。
出来ることならアリガ君も、参加してみて下さい。

[9] mixiユーザー 09月08日 11:08

少し捕足をお願い。

写真を撮るポイントは「自分がおもしろい／綺麗だと思った日常の中の色と光」で良いのでしょうか？

[10] mixiユーザー 09月08日 23:10

＞「自分がおもしろい／綺麗だと思った日常の中の色と光」でもちろん良いです。
　実験的にワークショップ的なコーナーを作ったらどんなものになるのだろうと思い、このテーマを設定したまでですので、写真を見るのも仲間内ですし、まずは気軽にやってみてください。
　

[11] mixiユーザー 09月08日 23:27

自分で言っておきながら、一枚しか出せない私・・・。

いつも通る開店前のウィンドウの前で・・・。
普段だったら３秒で通りすぎています。

[12] mixiユーザー 09月09日 11:34

周囲の映り込みがおもしろい写真ですね。

テーマの件は了解です。
携帯電話のカメラは「実はあんまり使いものになんないなぁ」と思って
いる（だからブログの方へも加工して載せている）のですが、写真に
撮ろうと思ってまわりを見るだけでも、日常感覚からの軽い離脱は
起こりますね。
鋭意努力してみます。

[13] mixiユーザー 09月10日 00:54

色に反応してみました。

今日は午後からギャラリー巡り。表参道→明治通り→代々木→南新宿と歩きで移動。途中で撮った写真です。

表参道は色とりどりですが、所詮演出されたものばかり。竹下通りを過ぎ人もまばらになって、何も見るところが無くなってから、ようやく何気ない物が目に入ってくるようになってきました。

[14] mixiユーザー 09月10日 00:56

昨日一枚しかなかったので、おまけです。

南新宿商店街八百屋さん。

[15] mixiユーザー 09月10日 13:33

13の3枚目が好きです。
印象派とポップの融合みたいな感じで。
八百屋さんも良いですね。
と、わたしも何かアップしなければ…。

[16] mixiユーザー 09月12日 23:21

土日に撮った写真です。
家の前の資材置き場。いつもは殺風景だなーと思っていたのですがねー。

山からにょきにょき生えているクレーンの方は、潰れた横浜ドリームランド跡。車の中から家の２才半になる娘が「うあー！いっぱい！いっぱい！」と言うので見てみると・・・、これでした。

[17] mixiユーザー 09月13日 09:46

なかなかアップできなくてすいません。
2枚目の写真はおもしろいですね。
こういうのをモチーフにして丁寧に色を追いかけると、現代のナビ派に
なるのかも知れません。
3枚目はシュールの域ですね。
ちょっとエヴァっぽい。

[18] mixiユーザー 09月14日 01:21

アンティミスト（親密派）と言うことで、家族をテーマで写真を選んでみました。
海の方は８月３０日鎌倉由比ヶ浜。曇っていたけれど、グレー調に赤って映えるよね。
タイヤの方は９月１１日　選挙で近所の小学校に行った時。

[19] mixiユーザー 09月14日 03:38

グレーに赤は雰囲気でるよね。
右の写真もおもしろい。
普通、赤青黄の三原色が入るとキッチュになるけど
これだけ面積が違うと（＆奥行きがあると）嫌味がないですね。

[20] mixiユーザー 09月15日 02:11

何気ない一齣にも色は溢れている。

風船とわたし

夕方の新宿西口。あまり綺麗な町並みじゃないと思っていたんですけれどとても光が美しかった。もう夏も終わりですね。

[21] mixiユーザー 09月15日 02:25

1枚目の写真は、この課題がなければたぶん撮らないアングルでは
ないでしょうか。
包み込む優しい光ですね。
2枚目は、もうそのまま絵になる気がします。
お嬢ちゃん、かわいいし (^-^;

[22] mixiユーザー 09月15日 09:40

とりあえず2点。
昨夜は徹夜をしたので、人気のない空間を携帯で撮影。
1枚目は会社の中。手前が消火線の表示灯、奥が非常口の表示等。
2毎目は六本木1丁目駅のホーム。
携帯なので写りが悪いのと、やはり色ではなく光に反応が寄り
気味な自分の傾向が顕著に出ていて、居心地悪し。
まぁ、試験的アプローチということで…。

[23] mixiユーザー 09月15日 21:39

　携帯の映像もこれはこれでなかなか面白いと思います。ピンがぼけていたりドットが荒いのも、物事が省略されて写されていると言うことで、逆に、見る側が何が写されているのかを探ろうとするので、参加意識がもてます。
　一枚目の写真が好みです。深夜、誰も見る人がいないのに一晩中点灯している光。
　二枚目の写真は逆に昼間のように凄く明るい。でも此処は、本来ならば一筋の光りも差し込まない真っ暗闇の地下。

地上と地中が反転してしまったような写真ですね。

[24] mixiユーザー 09月15日 22:46

　今回の写真は、僕が講師（皆さんの制作の手伝いをさせてもらっている）をしているパステル画の教室のモチーフです。
　ふと気が付くと、最近ボナールのことばかり考えていたので、組むモチーフの色が派手なこと。原色全開です。