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資料集@医療保健福祉コミュの【福祉−介護】感染症対策

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◎厚生労働省:『高齢者介護施設における感染対策マニュアル』 (平成17年3月)
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/dl/0.pdf
(冒頭部分引用)

1.はじめに
高齢者介護施設は、感染症に対する抵抗力が弱い高齢者が、集団で生活する場です。このため、高齢者介護施設は感染が広がりやすい状況にあることを認識しなければなりません。また、感染自体を完全になくすことはできないことを踏まえ、感染の被害を最小限にすることが求められます。

このような前提に立って、高齢者介護施設では、感染症を予防する体制を整備し、平常時から対策を実施するとともに、感染症発生時には迅速で適切な対応を図ることが必要となります。 本マニュアルでは、上記のような特徴を持った高齢者介護施設における「感染症対策の基本」「感染管理体制のあり方」「平常時の衛生管理のあり方」及び「感染症等発生時における対応法」についてとりまとめました。

本マニュアルは、高齢者介護施設における感染のリスクとその対策に関する基本的な知識や、押さえるべきポイントを示したものです。各施設における実情を考慮しながら、具体的な対策を考える際の参考として活用してください。

感染対策を効果的に実施するためには、職員一人一人が自ら考え実践することが重要となります。本マニュアルを参考として、各施設で独自のマニュアルを作成されることが望まれます。

【感染対策のために必要なこと】
施設の管理者は… 
・高齢者の特性、高齢者介護施設の特性、施設における感染症の特徴の理解
・感染に対する知識(予防、発生時の対応)の習得
・施設内活動の推進(感染対策委員会の設置、指針の策定、研修の実施、施設整備など)
・施設外活動の実施(情報収集、発生時の行政への届出など)
・職員の労務管理(職員の健康管理、職員が罹患したときに療養できる人的環境の整備など)

職員は…
・高齢者の特性、高齢者介護施設の特性、施設における感染症の特徴の理解
・感染に対する知識(予防、発生時の対応)の習得と日常業務における実践
・自身の健康管理(感染源・媒介者にならないこと、など)

2.高齢者介護施設と感染対策
1)注意すべき主な感染症
高齢者は抵抗力が低下しているため感染しやすい状態にありますが、病院の患者の感染しやすさと同じではありません。また、高齢者介護施設は「生活の場」であるという点でも、病院とは異なっています。したがって、高齢者介護施設で問題となる感染症や感染対策のあり方は、高度医療を担う病院とは異なります。しかし、感染一般に関する基本知識は同じであるといえます。 高齢者介護施設において、予め対応策を検討しておくべき主な感染症として、以下のものが挙げられます。

?入所者及び職員にも感染が起こり、媒介者となる感染症 集団感染を起こす可能性がある感染症で、
・インフルエンザ
・結核
・ノロウイルス感染症
・腸管出血性大腸菌感染症
・痂皮型疥癬(ノルウェー疥癬とも言われる)
・肺炎球菌感染症
・レジオネラ症(媒介はしない)
などがあります。

?健康な人に感染を起こすことは少ないが、感染抵抗性の減弱した人に発 生する感染症 高齢者介護施設では集団感染の可能性がある感染症で、
・MRSA 感染症
・緑膿菌感染症
などがあります。

? 血液、体液を介して感染する感染症 集団感染に発展する可能性が少ない感染症で、
・肝炎(B 型、C 型)
・AIDS などがあります。

?及び?に示した感染症の特徴、平常時の対策、発生時の対応については、6.個別の感染対策を参照してください。 また、参考として、付録2で、感染症法について説明していますので、適宜参照してください。

2)感染対策の基礎知識 感染症に対する対策の柱として、以下の3つが挙げられます。
? 感染源の排除
? 感染経路の遮断
? 宿主(人間)の抵抗力の向上

具体的には、「標準的予防措置(策)(スタンダード・プレコーション)」と呼ばれる感染管理のための基本的な措置を徹底することが重要となります。

(1) 感染源
感染症の原因となる微生物(細菌、ウイルスなど)を含んでいるものを感染源といい、次のものは感染源となる可能性があります。
? 排泄物(嘔吐物・便・尿など)
? 血液・体液・分泌物(喀痰・膿みなど)
? 使用した器具・器材(刺入・挿入したもの)
? 上記に触れた手指で取り扱った食品など

?、?、?は、素手で触らず、必ず手袋を着用して取り扱いましょう。また、手袋を脱いだ後は、手洗い、手指消毒が必要です。
→手洗いや手指の消毒は、標準的予防措置(策)(スタンダード・プレコーション)の中でも特に重要です。詳しくは(4)を参照してください)。

(2) 感染経路の遮断
感染経路には、
? 空気感染、
?飛沫感染、
?接触感染、及び針刺し事故などによる血液媒介感染などがあります。感染経路に応じた適切な対策をとりましょう。
(それぞれの特徴を踏まえた具体的な方法は、30ページを参照してください。)



*****


◎日本救急医学会:医学用語解説集⇒スタンダードプレコーション
http://www.jaam.jp/html/report/dictionary/word/1030.htm
(全文転載)

・スタンダードプレコーション
標準感染予防策ともいわれ,院内感染予防の標準対策として米国で作成された。院内感染予防対策は,米国ではさまざまな変遷を経て現在の標準感染予防策が推奨されている。

これは全ての患者・医療従事者に適応され,病原微生物の感染源確認の有無にかかわらず,血液,全ての体液,汗を除く分泌物,排泄物,傷のある皮膚,そして粘膜が感染原因になりうるという考えに基づいている。標準的感染予防策は以下通りである。

?手洗い:感染源となりうるものに触れた後,手袋を外した後,つぎの患者に接するとき,普通の石鹸を使っておこなう。
?手袋:感染源となりうるものに触れるときや患者の粘膜や傷のある皮膚に触れるとき,清潔な手袋を着用する。使用後,もしくは非汚染物や他の患者に触れるときは,手袋を外し,手洗いする。
?マスク・ゴーグル・フェイスマスク:体液・体物質等が飛び散り,目・鼻・口を汚染する恐れのある場合に着用する。
?ガウン:衣服が汚染される恐れのある場合に着用する。汚染されたガウンはすぐに脱ぎ,手洗いをする。
?器具:汚染した器具は,粘膜・衣服・環境を汚染しないように操作する。再使用するものは,清潔であることを確認する。
?リネン:汚染されたリネン類は,粘膜・衣服・他の患者・環境を汚染しないように操作し,適切に移送・処埋する。

コメント(6)

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/11/20ibb600.htm
「ノロウイルス集団感染防止対策に関する調査研究について」
東京都健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォース 

平成20年11月11日
福祉保健局

・中間報告(第2報)

〔別紙〕
東京都健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォースの概要


http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2007/11/20hb1400.htm
「ノロウイルス集団感染防止対策に関する調査研究について」
東京都健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォース 

平成19年11月1日
福祉保健局

・中間報告(第1報)
【中間報告(第1報)のポイント】

1 集団感染事例の主な感染拡大要因を解析
・昨年、当センターで検出したノロウイルスの遺伝子型はGII/4の新しい型(2006年ヨーロッパb)が多く、この新たな遺伝子型のウイルスが感染拡大の一因であったと推定された。
・おう吐物を一つの感染源として、以下の感染拡大の経路が推定された。
・おう吐場所の消毒処理が不十分であったため、感染が拡大した。
・おう吐物を処理した人を介して施設のドアノブ等が汚染され、汚染場所に触れた人に感染が広がった。
・ウイルスを含むおう吐物の残渣が乾燥粒子となって室内に浮遊し、これを経口的に吸い込んだ人に感染が広がった。

2 おう吐物の実用的な処理方法の検証
・おう吐物は広範囲に飛び散ることが分かったため、中心部だけでなく広く周辺部にも気をつけて、処理をすることが重要である。
・加熱消毒する場合は、十分な効果を得るための工夫が必要である。(例:アイロンを使った加熱では、ぬれタオルを併用して高温を維持する。)

3 ノロウイルス感染を確認する検査法の検討
・検査法の原理の違いによって、検出感度に顕著な差があった。
・下痢等の症状がない人のふん便中にもウイルスが排出されるため、おう吐や下痢症状がなくなった感染者や発症者と接触した人の感染確認検査には、感度の高い検査法を選択することが望ましい。

※東京都健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォース

中間報告(PDF形式:664KB)
調査研究に関連する論文(PDF形式:553KB)
東京都健康安全研究センターホームページ:http://www.tokyo-eiken.go.jp/


【中間報告(第2報)のポイント】

1 おう吐物から空気を介したヒトへの感染経路を検討※2
・密閉した実験室内で擬似おう吐物を落下させると、微小粒子が飛散し、1時間室内空気中に浮遊した。
・また、ウイルス培養液を霧状に噴霧すると、微小粒子が長時間浮遊し、空気中のウイルス量もほとんど変化しなかった。
・施設内で患者がおう吐した場合、おう吐場所に立ち入る人を最小限にとどめ、窓があれば換気することが望まれる。

2 消毒方法(低温・長時間加熱、塩素消毒)の留意点を検証※2
・ウイルスを不活化するためには、50℃で2時間以上の加熱が必要であった。(例:家庭用布団乾燥機を利用した場合、50℃に達しない機種もあるので注意が必要。)
・おう吐場所を塩素消毒する場合、おう吐物が残存していると塩素が速やかに消費されるため、おう吐物を十分除去してから十分な量の次亜塩素酸ナトリウム溶液(0.1%)を用いて消毒する。
・緊急対応時に備え、0.1%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液を作り置く場合、密栓状態で室温・暗所に保存すると、180日間程度効果が持続した。

※2 ノロウイルスは培養できないため、ネコカリシウイルスを代替使用

3 食品を対象としたノロウイルスの検査法の改良法を開発
・これまで食品中のノロウイルスを高感度に検出することは困難だったが、検査法の改良に取り組み、国の検査法と比べて、カキではウイルス回収率を23〜29倍向上する改良検査法を開発した。

※中間報告(第2報)(PDF形式:665KB)
※調査研究に関する論文(PDF形式:928KB)
※東京都健康安全研究センターホームページ:http://www.tokyo-eiken.go.jp/
朝倉介護事業者協議会
平成19年第4回スタッフセミナー資料
「注意すべき感染症とその対策」 PowerPointファイル
www.asakura.in/download/sfs_4_2.ppt
高知県ノロウイルス対策マニュアル ダウンロードページ
http://www.kenkou.med.pref.kochi.lg.jp/eiken/kansenshou/noro.html

高知県ノロウイルス対策マニュアル(全文) PDF形式
http://www.kenkou.med.pref.kochi.lg.jp/eiken/kansenshou/noro_pdf/noro_manual_200708_all.pdf
http://www.yoshida-pharm.com/information/dispatch/dispatch94.html
感染性胃腸炎における感染対策-ノロウイルスを中心に-

Y's Letter Vol.2 No.39
Published online 2008.12.19
http://www.pref.nagano.jp/xeisei/sakuho/yobou/081029inhurukunren/07-7-5siryo5.pdf
鳥(H5N1)・新型インフルエンザ(フェーズ3∼5)対策における患者との接触に関する
PPE(個人防護具)について Ver 1.4
国立感染症研究所感染症情報センター

4.PPE着脱手順
スライド?∼?

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