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落語コミュの着物と落語

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今朝、ロバート*ランド様というアメリカ人のジャナリストに、以下の質問をされ、私は答えられないので,厚かましい事ですが,落語つうの皆さんに伺ってみようと存じました。(私も外国人なので、下手な日本語、お許し下さい。)

簡単に日本語に訳すると、ランドさんは、有名な着物の話を探しているそうです。(落語界だけじゃないかもしれませんが、私に連絡したのは、落語に興味があるのではないかと思います。)さる(?)着物は代々、一門(或は、一家?)に深い意義があり、その一家のアイデンテティに関わります。(?)尚、この着物は、持ち主の人生を変えるほどに大切です。又,この着物の話は、日本の文化について何か教えてくれるんだそうです。 

私は、着物を代々着るのかという疑問がありますが、いかがでしょうか。どなたか、このような着物の話をご存知ですか。よろしくお願いいたします。菊美


I'm an American journalist and former senior editor on the staff of NPR's "All Things Considered." I spent last year in Japan on a Fulbright grant. I became interested in looking at Japan through the prism of the kimono, and I've been trying -- so far without much success -- to find a
single kimono that has a compelling story behind it -- a kimono that may have defined a
family over the generations; a kimono that somehow touched its owners in some poetic,
life-altering manner; a kimono whose story reveals something important about Japan.

When I was in Japan, I became addicted to the drama Chiritotechin. My Japanese is pretty
poor, but my wife is Japanese and she did simultaneous interpretation, allowing me to get the drift of what was transpiring.

I'm wondering whether you might know of some compelling kimono in the rakugo world, a kimono whose story I might report on. I'd be most grateful for any assistance or advice you can
offer. I do my reporting in Japan with the assistance of able interpreters, so language is not a
prohibitive obstacle.

By the way, I will be in Japan beginning mid-June for at least 3 weeks. I'm hoping to be able
to begin to conduct interviews at that time.

With thanks,

Robert Rand

コメント(4)

 着物を受け継ぐ事は、一般の家庭でも芸の世界でもある事ですが、

「人生を変える」

 程の意義があるかどうかは、人によって違うと思います。

 でも、憧れの師匠のお着物を頂けると言うのは、嬉しい事には間違いないと思います。

 因みに僕の場合は、師匠との身長差が30cm近くもあり、

「着られればあげるんだけどねぇ…」

 と言う状態で、非常に残念です(ρ_;)。
歌舞伎の衣装になら、そういう話もあります。

たとえば、初代中村吉右衛門が「俊寛」で使った衣装などがそれです。

吉右衛門の「俊寛」の衣装は、一見ぼろに見えますが、実は古代裂という鎌倉時代や室町時代の高価な織物や宋や明などの古代中国から輸入された織物などの端布を集めた作った文化史的にも貴重な物なのです。

この衣装は実弟の十七代目中村勘三郎、その子の十八代目中村勘三郎へと引き継がれ、「俊寛」を演じる時にはこの衣装が使われています。

初代吉右衛門、十七代目勘三郎という二代の名優に受け継がれた衣装を着るという事は、現・勘三郎にとっては非常に重い事であると思います。
>>菊美 さん
 外国にもある習慣かどうかまでは知りませんが、、、日本では割と普通にある「形見分け」、これを誇大に美化して捉えている(つまり「大いなる誤解」)だけなように思えます。

 確かに、誰か、とある個人にとって思い入れの強い着物(それに纏って故人との思い出深い出来事があったとか)を形見分けして貰えて、そうすると、この人は当然、この着物に尋常以上の深い意味付けをしていくでしょう。 況してや、それが落語等の芸事のお師匠さんと弟子の関係だった場合は、「その着物を身に着けることで師匠の魂を受け継げる心持ちになる」とか特別な意味付けをする人は幾らでも居るであろうことは想像に難くないです。
 でも、これは、その個人の「私的感情とそれを盛り立てる私的ストーリー」に過ぎず、その人個人にとっては意義深いものであるけども、普遍的日本文化とかそういう問題じゃないでしょう。

 強いて、日本的なものを、この中から取り出すのなら、こういう「スピリチュアルな捉え方をする」こと、これを「ものを通じて感じ取る感受性(物を物としてだけ、つまり即物的にしか捉えるのではなく、その背景にある人や時代などを感じ取ろうとする感じ方)は日本的だと言って良いのかも知れませんが。
皆さんのコメントを読んで、大変勉強になりました。ランドさん伝えます。どうもありがとうございます。

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