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映画・ドラマの演出コミュのちびまる子ちゃん(実写版)

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フジTVで放映中の大人気長寿アニメの実写版。

子役達の好演もあり、好評を博した。

平均視聴率は22.8%。

コメント(5)

この作品はアニメを意識したような手法も見られましたけど、
他に、実写としても的確な演出が何箇所かありました
(だから場面によって適切な演出が施されている)。

例えば、友達と一緒に作った大切なタイムカプセルを、
後日一緒に埋めようと言ってたのに
その友達が来れなくなってガッカリして
そのことで友達に対して怒って、タイムカプセルを野原に捨て、
一人で夕暮れのススキの坂を上って帰っていく場面。

ここは、枯れたススキが一面に広がる斜面を
主人公が後ろ姿で一人トボトボ上っていくと、
その上にある暗くなりそうな空には
夕方の月がうっすらと見える。

この場面は夕暮れの暗くなりそうな空と薄い月と、
遠く引いたカメラで撮ってる主人公の小さな後姿で
このときの主人公の悲しい気持ちが表れてるようでした。


そんでお話の最後のあたり、
主人公が思い直して再び野原に行ってカプセルを探すシーン。

主人公に対して悪かったと思った友達がそこに来て声をかけ、
主人公が振り返る場面では、
今度はうっすらとして寒々しい月じゃなくて
夕暮れの真っ赤な太陽がススキに見え隠れしてて画面全体が赤く明るく、
話の内容に沿ったあったかい場面になってました

だからこの場面は同じ時間帯の同じ場所で撮られてるんだけど、
前述のシーンは夕陽を背に撮り、次のシーンは夕陽の方を向いて撮って
二つの場面の話の内容と主人公達の気持ちが
より伝わるように表現してるわけですよね。


で、駆け寄った二人が抱き合う場面は
一人一人がアップになったカットと
夕暮れの背景のカットで構成してましたけど、
ここはパっパっ!って感じで素早く編集しないで、
前の映像の残像を残すやり方(オーバーラップっつーの?)で
編集してました。

だから普通に映像をつなぐより、
この場面に合ったフワ〜っとして優しい感じがするんだと思います。


再放送された際には見ていただきたい作品です。
子役の演技もなかなか良かったな〜。
ぼくは見ていませんが、子供たちにはすごく好評ですね。
うん、意外と良かったですよ。

アニメのキャラがそのまま実写化された感じが良かったです。

普通、アニメの実写化っていうと
ヘンにデフォルメしたりしてあざとくなったりしますけど、
でもこの作品はコメディだし基本的に子供達の話なんで
デフォルメした動きや描き方でもヘンに感じることはなく
純粋に楽しめました。

あと、まる子と親友のたまちゃんの友情が
スゴくイイ感じで描かれてたのも良かったですね〜
(途中ちょっと泣きそうになった(笑))。
>アニメ版のイメージを生かすよう徹底していたと思います

そうですね。
個人的には花輪くん役のキザな演技がかなりツボでした(笑)。

普通、アニメやマンガを実写化すると
それに近づけようしてどうしても大げさであざとい演技になりますよね。
アニメやマンガってのは分かりやすくするために
アクションが大きかったり
顔の表情もかなりデフォルメされてますけど、
でもだからといってそれをそのまま実写化するのは
違和感があるのでは、と個人的には思います
(だってそういう人って現実にはいませんもんね)。

でも今回はコメディだから大げさな演技や表現でも
全然違和感がなかったです。

他には前述の花輪クンのキザな演技や他の子供達の
アニメキャラを意識した演技等も
コメディだから逆に活きたってとこもあったと思います。

それとやっぱり主役が子供達ってのが大きいですよね。

まぁさすがに花輪クンみたいな子は現実にはいないと思いますが、
でもその他の子供達は実際にいてもおかしくない感じだったと思います。
まる子のガニ股スキップもアニメ的ですが、
でも子供だったら現実でやっててもおかしくないし。

んで、最初の書き込みでも言ってるように、
見せ方としても今回のドラマでは
アニメ的な手法を使ってましたよね。
例えば不幸の手紙を見たおじいちゃんが
ショックを受ける場面。

こういう場面を普通に描いても別に面白くもなんともないと思いますが、
今回のドラマでは
同じカットを続けて(序々に大きさを変えて)三回使ってましたよね。
これはいかにもアニメ的な表現だと思いますが、
でもこのやり方のおかげで
おじいちゃんの受けた衝撃の大きさが強調されてたし、
また、スゴく笑える感じにもなってましたね。

同じように、キスティスさんが指摘してる部分も効果的だと思いました。

そんで演出について

>学校の外は、普通に現実的で少し平凡だったかな。

ということですが、
私的にはそれも一つの演出と見てもいいような気がします。

この作品は最初の書き込みでも言ってる通り、
ここぞという部分では実に素晴らしい演出を施してますよね。
で、一方、一見下世話風なアニメ的手法も使ってる。

ってことで、この作品の演出家っていうのは、
脚本に合わせた演出を場面ごとに
ちゃんと使い分けてると思うんですよね
(『女王の教室』の演出家とかもそうでしたが)。

仮にこの作品がアクションものだったりホラーものだったり
大感動ものだったりしたら、
普通の日常の部分の演出も変わったと思いますが、
でもこの作品は基本的にコメディものですよね。
だから笑わせる場面ではアニメ的手法を使って
脚本の内容を強調してるわけですよね。
で、普通の場面はそんなに作り込む必要がないから、
私的には「あえて凝った演出をしなかった」んじゃなかろうか
って思うんですよね。

逆にヘンに凝った演出で撮っちゃうと
この作品の場合は雰囲気が壊れてしまうような気がします。

ちなみに私は以前、
知り合いの映像作家が撮ったVシネを見たんですが、
その中のお笑いシーンを見て驚きました。

脚本の内容的には普通にクスって笑えるような内容なんですけど、
でも作品で見たら全然面白くないんですよね。
それはなんでかっていうと、
ちょっとした、なんでもないお笑いの場面なのに
カメラを下から構えて
アオリの画面でスゴい劇的な画を撮ってるからなんですよね。
だから画面と会話の内容が全く合ってなくて
全然面白くなくなっちゃったんですね。

笑いのシーンをなんでこんな画で見せるんだろう?
って感じで私的にはスゴいビックリしました。

その監督の場合は他の場面でもやたらとカメラを動かしたり、
ヘンな角度から狙ったりしてましたけど、
でもその殆どの画面で、明確な意図が全く感じられませんでした。

これは他のトピックでも書きましたけど、最近の映画やドラマって
やたらと派手だったり凝ったりしてる画面が多いですけど、
でもやっぱり明確な意図が感じられないものが多いような気がします。

そのままカメラをシッカリ構えてればいいような場面でも
なんか知らんけどグルグル回ったりする。
それによってちゃんとそれなりの効果があれば
大いにやればいいんでしょうけど、でもそうでもない。
というか邪魔な場合は多い。

これは映像のことではなく音楽のことなんですが
『マイフレンドフォーエバー』
っていう映画は友情を描く感動作ですけれども、
この作品では普通だったら派手に音楽をつける部分で
あえて付けてないんですよね。

でも、この作品は感動作だけど派手な場面はない。
ので、派手な音楽を付けてしまうとそっちの方の印象が強過ぎて
画面と合わなくなってしまうんですね。
で、この作品では余計な音楽の付け方をしてないんで
素直に感動出来る。

『ロッキー』
みたいに、やってること自体が派手な映画だったら
それに見合う音楽を付けた方が相乗効果で
より一層盛り上がると思いますが、
でも地味な場面に派手な音楽をつけると違和感がある
(これは最近の映画やドラマでよく見受けられますね)。

ってことで私的には、
今回の作品の普通の場面で演出らしい演出をしてないのは、
ドラマチックではない日常の場面を描いた脚本に合わせるために
あえてそうしたのではないか、と思いました。


>福田麻由子は子役の中の目玉的存在で、
>アニメのイメージよりも女優としてのキャラが出ていたようです。

彼女は今の子役の中で最も注目されてるし実力もありますよね。
こないだインタビューで
「どうして演技で泣けるの?」
って聞かれたとき、クールな表情で
「涙を流すってこと自体が重要じゃないんですよ」
って応えてましたけど(笑)、
私的に、こりゃ相当な大物になるな、と思いました。

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