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やちきの文章講座コミュのやちきの文章講座 其の三

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セミが、飛び立ちました。
ボクの背中から。
人ごみの、新宿駅の地下街で。

いや、ポエムとかじゃなくてリアルの話です。

予感はあったんですよ。

地元の駅で電車を待っているとき、勇敢なアブラゼミが
「ジ…ジ…」と戦いを挑んできました。不意打ちです。

「アブナイ!」

とっさにかわしましたが、背中に衝撃が走りました。
そして、

「き、消えたー!?」

もちろん背中に付いてないか確認しましたよ。
でも、

チェックが甘かった。
ヤツはいた。

電車の中、しかもイスの背もたれに寄りかかられるという
セミ史上かつてないピンチに耐え、新宿駅の改札を抜け、
そして地下街のどまん中でヤツは飛び立っていったんです。

多くの人が背中にアブラゼミを
貼り付けたボクを目撃したでしょう。

ちょっとしたセミ使いに見えたはずです。
おいしいシチュエーションなのに
一人だったことが返すがえす悔やまれる。

やちきです。


こんな話をするから長くなるんですよね。
さっさといきましょう。

「おもしろい文章〜後編〜」です。

今回は、よろしくない文章を伝授します。
自分が当てはまっていないか、ちょっぴり考えてください。


文の勢いを殺す方法があります。

これを駆使すればどんなにおもしろい内容でも
心に響かなくなる、おそろしいテクニックです。

例えば、こんな感じ。


じゃあ理由もなく、“ヘラクレスオオカブト”の話でもしましょうか。知らない人のために説明すると世界最大のカブトムシで、昆虫好きな少年の憧れのマトです。天然モノをゲットしようと思ったら、カリブ海あたりのジャングルまで行く必要あり。少年の視点で考えれば、大冒険なんてレベルではないでしょうね。面倒なので値段までは調べていませんが、日本のペットショップでも手に入るみたいです。ギネスに載ったオスの体長は、ツノを含めて17.8cmだとか。30cm定規の半分を超えています。デカイですね。


このように区切りがないと、
目で文字を追うだけで疲れます。

つまり読者に内容を理解する以外のパワーを
使わせるので、パンチが弱くなるって寸法です。

対応法は、次の2つ。

・一般的な文章では段落を活用する。
・ブログやホームページならせいぜい35文字で改行し、
 5行以上は続けない。


あ、ちなみにヘラクレスオオカブトに興味のある方。

「国産カブトムシvsヘラクレスオオカブト」の
試合の動画を、こちらのサイトで見られます。
音声も付いているので仕事中は開かないように。

http://youkanman.com/museum/movie/050.html
著作権的に問題がないかは、知りません。



昆虫で話がそれ過ぎました。反省。



次はかなり大事なので命令調でいっちゃいます。

「かたっくるしくなるな!」

実は、文章にはメガネと同じ魔法がかけられているんです。


それは、
インテリっぽく見えること。


だからついつい、ムズかしい漢字や言い回しを使いたくなる。
文章の初心者と世間的にエライ人ほどその傾向が強いですね。


しかし漢字を多用し、且つ難解な四字熟語を利用した文は
正に中国語の様。是では論点が明確にならず
非常に曖昧模糊として理解し難い印象を与えるんです。


分かりますか?

男気あふれる誠実なイメージは伝わりますが、
余計なところで読者にアタマを使わせては
伝えたいことが伝わりません。

ムズかしい文章は、悲しいほど内容が薄いときだけ使ってください。

漢字ラッシュになりそうなときは
代わりに同じ意味の横文字を使うか、
カタカナかひらがなに開いてしまう。

※開く(ひらく)の意味は『Yahoo!辞書』2-13を参照。

開く場合は“統一”の問題が出てきます。
“統一”については、まぁそのうちやりますね。

熟語については使うなというワケではなく、
たたみかけるように連打しちゃダメということです。
ここぞという場面で、必殺技として使いましょう。

熟語じゃなくても漢字の連発は避けるべきです。
例えば、「結構普通に」なんて出だしも
モジモジしくてイヤんなっちゃいます。

そんなときは配置を換えるか、別の言葉を選ぶ。
もしくは「結構、普通に」と句読点をはさむ。
句読点の使い方も、また今度やります。


なんにせよ、言葉の引き出しは多いほど有利。

単語にバリエーションがないなら、
どんどんカンニングするべきです。

ボクが使っている便利ツールを紹介しましょう。

『シソーラス(類語)検索』↓です。
http://www.gengokk.co.jp/thesaurus/

例えば、これを使って「文章」を検索してみると、
“文・センテンス・原文・ダイアローグ・原稿・文体・フレーズ”
といった具合に、関連する単語がズラッと出てきます。

もちろん無料なので、“お気に入り”に
登録しておくと役に立つはず。

ボクは『Yahoo!辞書』と『シソーラス(類語)検索』を
半々くらいの割合で、かなり活用しています。


とにかく目指すは、
「読み直さなくても一発で理解できる文章」。


前回とガチャンコして流れをまとめましょう。

まずは感情を込めてひと通り書く。
ただの説明文にならないように注意してください。

そして読みやすい文章に直す。


ほとんどの場合、これだけで
おもしろいモノが仕上がります。
いや、ホントに。


パニックになっていませんか?
今回の内容はこうです。

・区切りを付けて見やすく
・“漢字天国”にしない
・ヘラクレスオオカブトはでかい


さて、これからしばらくは文章のパワーを殺さないため、
いかに読みやすくするかをさらに突き詰めていきます。

というワケで次回は「テンポ」について考えていきましょう。



コメント(1)

こんばんは☆

やちきさんの文章講座で、これからお勉強したいと思っている、

*あややひまわり*です☆

よろしくお願いします☆

文章書くのは好きなんですが、なんか、足らないような気がして。。。

少しでも、上手になれるよう学びたいですね〜〜☆

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