なけました☆本コミュの『ひとにぎりの異形』

短編小説よりもさらに短い、「短い、短い小説」のことを＜ショートショート＞といいますが、この本にはショートショート・81篇がおさめられています。

ショートショート作家として有名な、星新一さん。
奇しくも、その没後10年後の‘07年に発売されたこの本は、井上雅彦の監修するホラーアンソロジー「異形コレクション」シリーズとして編まれただけあって、
いっぷう変わった、個性派の作品がそろっています。

ジャンルはホラーですが、あまりドギツイ描写はなく、先の見えない展開に、ハラハラ、ドキドキしたり。
ゾーっと背筋が寒くなったり。
美しく幻想的な絵を見ているような気分になったり。
近未来SFと思って読んでいたら、まさに現実に似たような現象が起きていて、ハッとさせられたり…、
いろいろな感情や感覚を味わうことができました。

作家解説やあと書きをふくめると、６００ページ足らずですが、
１篇１篇が短いので、ちょっとした時間を使って、あっという間に読破。

この手のものが好きなかたには、お得感のある本だと思います

コメント(8)

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[2] mixiユーザー 01月17日 21:44

短篇ってあまり好んで読まないのですが…ふぉれすとｻﾝの説明見たら、読んでみたくなりました

今度読んでみます

特に好きだったお話はありますか

？もしあればぜひ教えて頂きたいです

[3] mixiユーザー 01月20日 19:04

>なべゃさん
コメントをいただき、ありがとうございます。
（コミュへの書き込みに慣れてない旨、ご容赦ください。）

こんな話があった、と内容までご紹介したい気持ちもあるのですが
文庫本で５ページから１０ページほどの短いお話ばかりで、
設定や筋お話しすると、面白さが半減しそうなのが怖いです

問題なさそうな範囲でタイトル　プラスちょこっとだけ…

ATM
ある日いつものようにＡＴＭからお金をおろそうとすると、
見慣れないアンケート画面が…

饗応
とびきり心地のよい旅館のおもてなし。その裏で世界は…

これは小説ではない
小説家になれなかった小説家志望の男が考え出した
究極の「小説を書く方法」とは…

海のおくりもの
海ですてきなものを拾い、話しかけてきた女性にあげた。
しかし、その女性は謎の死を…

物思う下水道
意志をもった下水道

星月夜
美しく、悲しい音楽のように、自然の営みが綴られた作品

・・・とここまで書いたんですが、やっぱり何がなんだかわかんですよね。
我ながらそう思いました。ごめんなさい。

でも、いっぷう変わった着想の作品が多いということは
わかっていただけたでしょうか？

それから、
補足文は書けないのですが、「恐怖の形」「カラス書房」も怖かったです。
特に、カラス書房は何度読んでも怖い。

なべゃさんが読まれましたら、また感想などお聞かせください

ふぉれすと

[4] mixiユーザー 02月16日 07:40

図書館で検索したら、置いてなかったです～～＞＜
読みたい！！

[5] mixiユーザー 02月18日 12:59

おもしろそうな本ですね