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Milton Friedmanコミュの流行の経済学

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宇沢弘文の『経済学の考え方』の中でマネタリズムのような、反ケインズ経済学の流行(1970年代)に対して、R.リッカチマンの説を引用しています。「リカッチマンは、先見的な思想をもって経済学をつくり上げてきた四人の偉大な経済学者に帰って、経済学のあり方について静思することをわたしたちにすすめる。アダム・スミス、カール・マルクス、ソースティン・ヴェブレン、ジョン・メーナード・ケインズである。これらの四人の経済学者は、それぞれ異なった史観ををもち、異質な分析的な枠組みのもとで、異なった政策的帰結を指向して経済学を展開してきた。しかし、この四人の経済学者の思想の中から、これからの経済学の発展の方向を見いだすことができるというリカッチマンの主張に対して、私も全面的な同感を覚えるのである。」
確かに、70年代流行したRE、マネタリズム、サプライサイドなどの反ケインズの経済学は上の四人の経済学とはちがい、あまり根っこのしっかりしていない、即席的で短絡的な経済学だと思います。
しかし、このような、取り繕ったような理論に経済学は翻弄され、当時の経済自体も変わってしまいました。なぜこのような現象が起こるのか私には興味があります。こういう現象に対しなにか意見がありましたら、言ってください。

コメント(2)

翻弄される理由の一つとしては、あまり複雑な表記を使用しないために、政策立案者が取り上げやすい理論であったのではないかと思います。もう一つは、理論の扱う状況を平均化された均一な社会とみなしているため(これはシカゴの教授が良く使う手です)、アメリカのナショナリズム的な一体感を生み出す上で好都合であったのではないかなどと考えてしまいます。この時代の理論は記述的というよりは、規範的な香りがします。アメリカ自体がこの理論の要求する状況を理想としてたのではないでしょうか?Globalizationもその流れだと思います。こないだ、Robert Lucas Jr,の授業を出たけど、同じような印象を受けました。自分たちの理論に社会があわせろ!という感じだったな。
Urotanke 様

初めまして、シカゴ大学で学ばれてるんですね?本場ですね。
自然科学はある現象を観測して、不変な客観的な法則を導き出すのですが(光の速度や重力加速度など)
社会科学のなかの経済学は客観的な法則は見つけることはできなく、主観的な法則になりがちですよね。だからこそ、社会から理論を導き出すのでなく、理論から社会をも作ることができると思います。ケインズもそのようなことをわかっていて、社会を変えようとして「一般理論」を書いたのではないかと推測しています。フリードマンもそのことがわかっていて、マネタリズムを提唱したのではないかとおもってます。
ルーカス教授の授業を受けるなんてすごいですね。ぼくは受けたことがある先生は有名どころで小宮隆太郎先生です。
本場の意見を拝聴でき、とても勉強になりました。
これからもいろいろ教えてください。ありがとうございました。

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