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LUCK&PLUCKコミュの相克の仮面参加された皆様へ

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今回はおつかれさまでしたー!

こちらの技量不足でまたもやエンディングをしっかりとできなかったので、個別にシチュエーションとNPCがしゃべるセリフを送りますので、やりたい演出やしゃべりたいセリフなどを書いてこちらにメールやメッセージを送っていただいて、それをPBWのリプレイっぽい記述でエンディングに返させえていただきたいと思います!

で、一つはっきりとさせたいことがありまして。

アスタロスの移された【魂の牢獄】はだれが所有するか?どう管理するのか?

という、点でございます。

参加された皆様で、どういう風に落ち着くか相談していただければ幸いです

コメント(41)

まずはお疲れ様です。
一応、キャラ設定なんかをMixiにあげておきます。指針にでもして頂けたらと。
PBW→エンディングは面白いと思います。負担にならない程度でお願いしますね。

で、【魂の牢獄】は、ルシエラ自身は興味を持っているので、持ち帰れるなら持ち帰ろうとすると思います。
ですが、それはプランナーの「プラン」の外の話ですので、まずは報告することを優先するでしょう。その上で、独自で動くかもしれません。
お疲れ様です。

UGNの備品が紛失するのは大変まずいです。
お疲れ様です

牢獄はUGNで保護すべきだと苺子は主張しますよ
いろいろ思うところがあるのでうちが欲しい。
今のところ単独行動してるあなたが、アスタロスの眠る石を手にしてどうするつもりなの?

と鏡也に尋ねてみます
【みながー】【リじゅさん】
やっぱり「アレ」に依頼してまで手に入れたんだから、UGNとしてみすみすと渡したりはしないだろうなぁ。まぁ、回収したあとは、日本支部本部かラボに送ると思うんだけど、そのあとはわからないなぁ、ほんとにわからないなぁ。うちの支部から日本支部の輸送要員に手渡したあとはほんとにわからないなぁw
あとは、「ラブイズオーバー(笑)とどちらが想いが大きいか」じゃないか?
【せらてぃ】
ハンドアウトと今回のプレイを思い出してもらえれば納得すると思うんだが、アスタロスの眠る石だから欲しいんだと思うよ。そして悪用されないよう見守って、昔を思い出しながらニヤニヤすると思うw
あと、いい感じの演出でコードネーム戻しておくといいよw

だんだんの書き込みないけどまとめはじめちゃったw
うーん、いろいろ考えたんだが、うちがUGNに入るのが一番丸く収まる終わり方かなあ?と思ったのだが。

とりあえずやりたいこと
・魂の牢獄を媒介に従者を作る。

つかGMの想定も多分コレだと思うんだけどどうだろう。

まずレメゲトンの遺産であるアスタロスは手元に置いて管理したい、というよりはそれが悪用されなければ良いという考えなんで別にUGNの元にあるのは問題ない…んだが、大事なのはアスタロスに人格があって、人格的には香凛の妹ってところかなあ。
これ確実に自分の弟を重ねるというか…兄弟とか姉妹という関係には特別の想いがあるキャラだと思うの、設定的に。だから、香凛とアスタロスを一緒に居させたいと思うとこの方法が一番だと思う。
で、苺子は従者を作る能力を持ってないけどうちは持ってる(少なくとも前回は持っていたし、次回は従者型になる予定)んだ。
…リビルドを本気で後悔したわw
アスタロスのこちらの想定は

ジャーム化…永遠に狂気に苛まれることを決意し、香凜に別れを告げて【魂の牢獄】に囚われる。

ジャームにならなかった…香凜をレネゲイドの世界から切り離すため、別れを告げて【魂の牢獄】に繋がれる。意思は残り、アスタロスと波長が合う人間が見つかれば、Dロイス:【奇妙な隣人】となる。

取得される陣営は想定はしていませんでした。
流れとしては、UGNかゼノスが持っていくかな?くらいでしたな〜。
あれー。
どう考えても従者を作って一緒の日常に送り出してハッピー!な想定だと思ってたw

ところで叩き台で送られてきた個別エンディングには石川さんのPCが必要なんですが勝手に動かしていいでしょうか?w
皆のエンディングが気になるなー。
話変わって僕のキャラはこのまま続行してもいいんだろうか。是非続行させてくれ。特異点だからどうとでもなる。
支部長と相談してくださいw
そのさい、叩き台を渡すことに問題はありません。

シノビガミの秘密ではないのでw
今回の経験点は

セッションに最後まで参加した…1点
シナリオの目的を達成した…20点(FS判定6、特殊ロイス2、目的達成12)
各自、侵蝕率による経験点
Sロイスがタイタスにならなかった…5点

基本25点ですね。

そのうえで、場所と連絡をしてくれた方に1点差し上げます。

せっかくですので、この場を借りて
■良いロールプレイ
■他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
■セッションの進行を助けた

以上の3項目はセッションを振り返って決定しましょう。
自薦他薦OKですので!!

GMとしましては…

■良いロールプレイ
●苺姫(もらったアイデアが良かったので僕はこう呼ぼうw)
周囲におされぎみだったかもしれないけれども、結構PC1してた!
●桐原鏡也
キャラクターのロールプレイ、特に感情面や情緒面のロールが好みでした。
●伊地知支部長
シブイ、おたくまったく(ry
設定年齢っぽいロールがツボったw
●ハッピーキャリアー
さわやか系侵略者w
●道化の王
永斗との掛け合いがw
隠れて、かっこいい系のセリフも言ってたw
●世界樹の葉
設定に忠実なロールプレイでしたね。
プランナーへのロールは本物でしたわーw

■他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
支部長かな。苺子へのプッシュが!最後のプレイングは感動した!!w
あと、ルシエラもエフェクトの取り方も含めて、行動はまさしくサポートでしたわー。

■セッションの進行を助けた
苺姫のアスタロスに対する気配り(Sロイス取得)は、実はシナリオ最後の分岐点でした。
何気に、FHスタートも想定していたので、スムーズに合流してくれた桐原に。
情報収集時、いろんなところで集まれる場所になった八 巴に。
あと、無茶ぶりに応えてくれた【道化の王】高凪にw
≫HH
続行するといいよ。
次は…、どんなNPCと絡みたい?w

いや、シナリオに密接に絡むNPCでもいいが、公式NPC系ロイスは使うと、「ああ、このキャラならこんな情報も知ってるよねー」と、情報判定に成功した後が楽なので、引き続きいろんな公式NPCを出そうと思っているのだわ。

まぁ、お好みなので希望要望があればw
出先だよ!書きにくいよ!
書き込みが遅くなりました。mjgmn

■魂の牢獄
八はちょっとだけ興味があるからチャンスがあれば欲しい。
けど、美しくはならないのでいら・・・n、あれ。欲しい!エンディング次第ではあるのですが、相一にあげたいな。相一の娘とのことなので。
で、鏡也君と良い友人になれれば、研究の傍媒介にするとかが個人的にはいいなー、なのです。
最後まで参加:1
シナリオ目的達成:20
Sロイス:5

で基本26点に

バックトラック:各自
自薦他薦分:各自

かな?場所と連絡はみながー、だんだん、GMに。

で、自薦他薦部分
■良いロールプレイ
 伊地知支部長
■他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
 伊地知支部長
■セッションの進行を助けた
 八 巴

でお願いします。
●追記
・経験点は自薦他薦の部分が終わってから、GMが最終決定して配布してください。
(キャラシー預けたためバックトラック分の経験点がわからない人などもいると思いますので、公平のため)


・Dロイス追加取得はさすがに演出が欲しいかも。急に「不老不死でした」とか言われても…


●ルシエラについて
現在キャラを煮詰めている所なので、演出はしばらくお待ちください。Dロイス新規取得はありません(が、万が一もあり得ます)
俺の意見としてはですね。良RPと場所手配は全員に渡してもいいのではないかと。前者はともかく後者は皆で予定をすり合わせて交通費組んだりでやってる訳で、経験点貰ってもバチは当たらないんじゃないかと。

他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
支部長(この人に入れないで何とする)
ルシエラ(補助おいしいです)

セッション進行助けた
侵略者(宇宙船サイコー)
穹(アレの相手をしてんですよっ!?貰ったってバチは当たらないでしょう!?)
魂の牢獄
苺子としてはアスタロスに対して悪意が無いようであれば
だれがもっていっても止めないとおもう
相一はUGNの一研究員ですが、こっちで引き取った場合は彼のもとにいくのかな?
どうでしょうか支部長?


■良いロールプレイ
皆でいいとおもうよ
■他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
支部長にすごく助けられた
■セッションの進行を助けた
侵略者の宇宙船がすばらしい
地球全土が舞台になっても問題ないだろうなーっておもった


コードネームは次回のオープニングで印象づける?
ンー演出がんばらねばw
◆魂の牢獄
鏡也君のエンディングを聞いて問題なさそうでしたので、鏡也君へわたるのならば問題なしです。

■良いロールプレイ
らぶいずおーばー() 急に振られた海草シーン、PC1してましたね!
支部長 回想シーンかっこよかったです
スーパー暗殺者 さすがS。伝説といい掛け合いでした
■他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
ルシエラ エフェクトの取得がえごい

こんなところかなー?
にゃー、忘れていました。
リビルドってシンドロームの変更はできましたっけ?六人なので大幅に変更予定が。

>Dロイス
秘密兵器とかあたりなら船に在庫が(ry
とりあえず魂の牢獄は(経緯はどうあれ最終的に)うちの手にまわってくる、でいいかなあ?
とりあえず支部長の意は汲む形にしたいw

ロールプレイとか云々
とりあえずみんなでいいと思うよー。
とりあえずみながーは自薦はしないので他薦があればいただくぜ!というスタンス。
ただまあ、他者を助けるような場面はうちにはなかったw
むしろいろいろと助けられる一方であるw
今回、バックトラックでノーマルな降り方以外をした人います?
2倍振りとか、振り足しとか。

無ければ、以下の通りですた。

姫川苺子…35点
桐原鏡也…基本値26点(Sロイス含む)+その他3点+浸食率分
伊地知支部長…35点
八巴…33点
高凪穹…34点
ルシエラ…32点

以上となりまーす!
みながーの案はおもしろいが、「経緯」が大切ですw
なので、特別にめーたさんに送ったエンディング案を見せてあげるから、行間を読んで演出してくださいw

あと、どこの組織も貴重な賢者の石をむやみに触らせないと思うので、こっそりやるのがいいと思うよ。
今その経緯を考えた結果鏡也君が大変なことになりそうですw
【相克の仮面】全体エンディングフェイズ

雨は小雨、目の前には3つの血だまりと立ちすくむ少女が一人。
姫川苺子は、体に埋め込まれている賢者の石がほの赤く輝いていることに気づいた。
それと同時に、共鳴するかのように青く輝く【魂の牢獄】を右手に握りしめた。

「・・・どうしよう。ワタシがおねえちゃんの渇きを満たしてあげなきゃいけないのに・・・。」
雨に濡れ、一人つぶやくアスタロス。その目に浮かべているのは雨の滴ではなく、涙。
暴走してしまった衝動。今までは、衝動をはじけ飛ばないように必死に押さえていた。今は、衝動を少しづつ解消することで理性を保っていた。
でも、もう終わりだ。
頭の片隅から、じわじわと『終わり』という単語が近づいてくる。濡れた体がぶるりと震えた。
それは、寒気ではなく怖気。
目の前にいる人たち、はじめて会話をした人間。おねえちゃん、香凜以外での世界との接点。それすらも、失わなければならないのか、と思うと目の前が揺らいだ。

雨に濡れた体が重いとでもいうかのように、彼女は膝を折った。
目には、何も映していない。頭の中には、赤い色しかなかった。

しかし、頭の中を塗りつぶしていく緋色とは違う、温かみのある赤い色がアスタロスの眼に映った。
その紅い輝きは、まるでいつまでも続くかのように思えた残響音のように響いていた「渇き」を満たしていった。まるで、その光が自分の「渇き」を潤すもののように。
少女は、まるで迷子の子供が親に会えたときに見せるような安堵の表情を浮かべていた。
「アスタロス・・・ちゃん。これに、触れてみて?」
紅い輝きの主である苺子は、右手に握りしめていた【魂の牢獄を】アスタロスに向かって差し出した。開いた掌から、蒼い輝きが溢れた。その青い光から、目の前の少女を守りたいという心が伝わる。
香凜ではなく、アスタロスという少女に対する思い。守っていた姉からも気づかれることもなく、生まれてから誰にも顧みられなかった自分が、初めて触れ得た他者との絆を感じた。誰も見つけることのできなかったかくれんぼで、ようやく「みーつけた」と言われたような感覚。

アスタロスが触れると、アスタロスの輪郭がぼやけるようにしてその青い輝きに消えていく。
同時に、姉である香凜との繋がりが薄くなるのを感じる。弱まった「渇き」は自分の内に感じる。果てのない「渇き」が自分を塗りつぶしていく恐怖はあるが、それに抗うためのチカラも感じる。迷う必要はなかった。

「ありがとう・・・。これで、おねえちゃんは幸せになれるの」
「ちょっとさびしいけれど、これ以上一緒にいるのは、できないよね・・・。」
どこか、寂しさを感じるが、顔を上げて前を見る。
「そうだね。でも、想いはずっと繋がる、そんな気がするの。」
それでも不安を抱えたアスタロスの眼に、苺子はまっすぐと眼差しを向ける。
「ありがとうね、あなたのあたたかいヒカリがアスタロスをたすけてくれた」
目の前の温かな光に目を薄めながら、少女は心からの想いを伝える。
誰にも想われず、誰にも想いを伝えられなかった少女は、たどたどしい言葉で。
「アスタロス、あなたたちからショウドウに負けない、強くてふわっとしたのを感じたよ。これって何かな?」
周りを見渡す。
【渇きの主(サースティネス・マスター)】桐原鏡也は、どこか気に入らないという表情を作りつつも、事態の流れを見守っている。
作り出した創造物を塵へと変換させながら、アスタロスに静かに微笑む【ハピネス・キャリー】八巴。
アスタロスの行動をつぶさに観察し、瞳の奥に好奇心をおさえつつ【世界樹の葉(ユグドラシル・リーフ)】ルシエラ・ローゼンハイムは腕を組み直した。
【道化の王(クラウン・クラウン)】高凪穹は、ニヒルに笑みを浮かべ、濡れるままにコートのポケットに手を入れ、裏路地に背を預けていた。
雨に濡れたスーツの乱れを直しながら、【トゥギャザー・ベイン】伊地知支部長は苺子の言葉を待っている。
「愛・・・かな?誰かを大事にしたいっていう気持ち。」
【苺姫】姫川苺子は、素直な想いをアスタロスに伝える。
この場にいた誰もが、傷を負っていた。無傷なものは居なかった。ルシエラの癒しを受け、致命傷を受けているものこそ居なかったが、誰もが先ほどの戦いで、紅い刃を刻まれた。血の飛礫をその身に受けていた。だが、アスタロスに憎悪の目線を向ける者は居ない。
「アスタロスね、生まれてからずっと誰かの血を飲みたいってことしか考えられなかったけれども、今は違うの」
ひとりひとりの顔を胸に刻むように、ゆっくりと見渡しながら彼女は言葉を紡ぐ。
「アスタロスは、この綺麗な石の中でおねえちゃんの幸せを祈るの」
青い石の輝きの中に、もう肩口まで光と散りながら残った左腕で、傍らで意識を失って座り込んでいる香凜に向かって手を小さく振った。
瞳には涙をにじませ、唇は何かをこらえるかのように震えている。それでも、悲しみだけを背負って消えては行かない。最後まで、心を通わすことのなかったおねえちゃんの心の解放と、自分が向かう青い檻は絶対に悲しい結末ではないのだから。
もう、胸元まで消えゆくアスタロスに、苺子は別れの言葉に代えて、感謝の言葉を贈った。
「私のほうこそありがとう。ずっと、香凛を守ってくれて、本当にありがとう。」

お前は本当にそれでいいのか…?」
流れを見守っていた桐原は、消えるまえのアスタロスへとハッキリと伝わる声で尋ねた。その声には、この結末に対する憤りに満ちた響きがあった。
アスタロスは、最後に
本当に、笑顔を浮かべた。
それは、涙でくしゃくしゃになっていたが、誰もが心の底からの笑みだと感じた。
「ぁ… … … …ぅ」

気づけば、血だまりは雨に洗い流されていた。
伊地知支部長は、周りに目線を流して、苺子の前に立つ。それは、この場の空気すらも従えるように、抗うことの出来ない無言の圧力をともなっていた。そして、一拍間をおいた後にこう続けた。
「この【魂の牢獄】は、UGNの管理下に置かせてもらおう。【ラブ・イズ・オーバー】、それを渡したまえ。私が、このまま支部へ送り届けよう」
何名か、動こうとするものもいたが、伊地知の雰囲気に飲まれていた。あるいは、今は手を出すべきではない、と考えたのかもしれない。
苺子は、少しだけ表情を曇らせながらも支部長の命に従い、手の上にある賢者の石を渡す。輝きの収まった【魂の牢獄】は、雲の合間から見えた日の光を受け、青から透明感のある薄紫に輝いた。

その光景を見送りつつ、桐原はその場をさりつつもだれに聞かすわけでもなく言葉にする。その決意を。
「兄弟や姉妹というものは、一緒でなければ…幸せだとは認めない。お前が何と言おうと、だ」
言葉にしながら、心の片隅に映るのは消えゆくアスタロスの最後の言葉。そして、レメゲトンの残したモノがまた悲しみの欠片となってしまったこと。
「レメゲトンの遺産とも言えるお前が不幸であることを、俺は認めないし絶対に許さない…お前は、姉の傍に居るべき存在だ」
拳を握りしめて、桐原は路地に消えていった。

組んでいた腕を解き、唇に指を沿わせてルシエラが呟く。
「結局、あのレネゲイドはヒトの心を持ち得たという・・・こと?」
「レネゲイドに心が宿るか、か。それは僕に聞かれてもね。恐らくそれを決めるのは君たち人類だろう。僕らフォーリナーにはまだ心は理解できないものだからね」
その言葉に、巴は上空に浮かんでいるであろう自分の『船』からの誘導線に導かれて消えながらも、言葉を残した。

その場に、残った者に雑踏のざわめきが戻ってきた。ワーディングがとかれ、人々は日常の世界に帰還した。
「あれ・・・?苺子・・・?」
「香凛、だいじょうぶ!?」 
苺子は座り込んでいた香凛の元にかけつける。手を貸して立ち上がるのを手伝う。
「えーと、わたし苺子と電話で待ち合わせしてたんだよね。なんでこんなところで寝てたのかな?」
あいまいに笑いながら苺子は誤魔化そうとしている。それを後ろで見ながら、苦笑いを浮かべる穹。
「苺子のお友達・・・、ですか?」
香凜の問いかけに、悪戯めいた表情を浮かべてルシエラが答える。
「そうそう、このイチゴの遠い親戚なの。」
一目でわかるヨーロッパ系の外見から、流暢な日本語が出たことに戸惑う香凜。もっとも、英語だってろくに話せないのだから、驚き半分安堵半分といったところではあったが。なら、このままカラオケに誘おうとしたところで…。
「でもごめん、もう帰らなきゃ。また会おうね、お姉ちゃん!」
小走り気味に離れ、少し距離が空いたところでこちらに振り返って手を振ってきた。香凜も両手で振り返す。角を曲がって見えなくなるまで笑顔で振り続けていた。

角を曲がり切り、香凜たちの視界から消えた。
路地はこのまま駅へと続いていく。雑踏に紛れ、外国籍の少女ということもやがて目立たなくなった。
…そうして、ルシエラは去っていく。ただ、だれにも聞こえないように
「≪ココロ≫を封じた【賢者の石】……やっと…」
と小さなつぶやきを残して。
雑踏は、そんなつぶやきすらもかき消して日常という流れを動かしている。
「あー、えーと。そのー。」
いきなり親戚という無茶ぶりを振られ、若干パニックをおこしつつも状況を説明しようとする苺子。香凜は、残った一人に向かって尋ねた。
「ところで、そっちの人もやっぱり香凜の親戚なんですか?」
背後のスーパー忍者は直截簡明に答えた。
「いいえ、通りすがりのサラリーマンです。」
あまりの物言いに、声も出なくなる二人。どこからどうみても、サラリーマンには見えない。季節から若干はずれたようなコート、一般人らしからぬ眼光、そして佇まいそのものが『やべぇ、タダものじゃねぇ!』感を漂わせていた。おそらく、これでただのサラリーマンならば、世の中のサラリーマンはEXレネゲイドの刀の破片一片でジャームを切り裂き、音速の動きに合わせるだろう。
その、異様な空気に飲まれつつも、意識を失う前まで覚えていた違和感が消失していることに香凜は気付いた。
「あれ・・・?なんだろう、さっきまでの不安がないや・・・?」
首をかしげながらも、徐々に心の状態が表情に浮かび上がってくる。言いようのない不安に押しつぶされそうになっていた毎日が嘘のように軽くなった気分。隣に居る苺子も、香凜の顔に昨日まであった不安気な雰囲気は感じ取れない。
「苺子、ごめんね!こんな時間に呼び出したのには理由があったんだけれど・・・」
ちいさくペロっと舌を出しながら、両手を胸の前で合わせて苺子に香凜が謝る。
「なんか、今すっごい歌いたい!苺子、カラオケいこっ!!」
唐突にこぶしを空にあげ、苺子に以前と同じ輝いた瞳を眼鏡の中に浮かばせている香凜が居る。戻ってきた友人を内心、嬉しく思いながらも普段と同じように平静を保つように心がけて、返す。日常が壊れないように。壊れていた日常が戻った奇跡に感謝しつつ。
「歌いたいならシカタガナイ。よーしいこっか! みなさんも一緒にいきましょー!その・・・桐原先輩も。朝香も誘いますよ!」
「え、桐原先輩と知り合いなのっ?いがーい!!」
「皆さんと言いつつ、この場には私しかいないがね」
桐原の名前が出たことに驚きつつも、好奇心むきだしに尋ねる香凜。そこに堂々と混ざろうとする穹の胸元で、どこでも繋がる自分にとっての必須道具といってもよい、外国どこでもOKの携帯電話の着メロが鳴り響く。
「おっと、失礼。・・・はぁ!?な、南極!?ちょっとまて、ガンズアンドローゼスよ。俺は今からJKとカラオケを楽しむ・・・!くそっ、足元見やがって!!南極ついたら覚えてろよ、オマエ!!」
と、わけのわからないことをまくしたてた後、目の前の女子高生二人組に心底残念そうな顔で別れを告げる。
「申し訳ないが、今から急用で南極に出張でネ!おじさん、また今度の機会にでも譲るわ。それでは!!」
と、風というか嵐のごとく去って行った。

唖然とした二人だが、気を取り直してカラオケに向かおうと苺子が声をかけた。しょうがない。相手は『スーパー忍者』だ。彼の日常は、『あちら側』なのだから。と、いうことに苺子は胸中で思うことにして、考えるのをやめた。そこに、あまりモノを考えていないようなことを香凜が言った。
「難局に出張かー。大変だね、あのサラリーマンさん。社会人の厳しさってヤツ?」
あはははははは、と苦笑いしか返せない苺子である。たぶん、『ナンキョク』という単語からしてイメージが違う。
「よーしっ!なんか、すっごいハッピーな歌、歌おう!なんか、今すっごい嬉しいから!!」
切り替えが早い香凜はさっそくカラオケに足を向けながら、知り合いのケータイにメールを送り始めている。

そんな、自分の日常が戻ってきたことを痛感する苺子に、脇腹のあたりにある賢者の石が微かに胎動に似た感覚を伝えたような気がした。
先に進んでいる香凜が振り返り呼んでいる姿を見て、気のせいだと思いこもうとした。
浮かべた笑顔とは裏腹に、紅い石は薄く輝く。日常と、非日常の境界を示すかのように。
…ほんの微かに。
…ほんの幽かに。
文章に起こしたら、予想以上に長くなっておれはどんなエンディング漫画を描こうとしていたのだと。

とりあえず、全体エンディングはこのようになりましたー。

個別エンディングは、後日!こっちはそんなに時間掛からないと思うよ!!
スーパー暗殺者ってコードネームじゃ無かったのかーw

全体エンディングまとめお疲れ様です!
何ページの漫画を描くつもりだったのか気になりますなw
私生活に影響の出ない範囲で><

このEDを見て、初めてスーパー暗殺者もといスーパー忍者の名前を見た気がする。

そしてフォーリナー、貴様が次の研究の的じゃー!
高凪 穹エンディング

【この世の地獄の一つから】

極寒の凍土、あらゆるものが凍てつく世界に一隻の船が荒波にもまれながら進んでいた。
切りたった断崖絶壁を前に進むのをやめた船から、一人の男が甲板に姿を現した。
男は、絶壁に激しくぶち当たる波を『足蹴』にし、10m以上もある崖を走り抜けた。
彼の名前は「高凪穹」
現代に、もはや荒唐無稽に伝えられる本物のシノビの技を受け継いだ者。

そんな彼が崖を登り終えると、不敵に笑みを浮かべて高凪を迎えたもう一人の男が居た。
彼は、現代における生ける伝説とも称される希代の殺し屋。
二つ名を【ガンズアンドローゼス】

彼らには2つの共通点があった。
それは、異能の力を持った「オーヴァード」という点。
そして、もう一つは「同じ依頼を請け負った」という点。

永斗「吠える40度、狂う50度、絶叫する60度・・・。地獄のような嵐を抜けて辿り着いた先も地獄・・・ってな」
永斗「快適な船旅はどうだった、『道化の王』よ」
穹「お前と組んだ結果がコレだよ!トラブルだらけで碌な事がねぇ!!そもそも船員がいねぇ!」

ここまでの船旅は、UGNが用意したスタッフが操舵していたが、ここまでにあった3度のFHの襲撃によってスタッフは行動不能になり、船を降りることを余儀なくされていた。
だが、この程度のトラブルは高凪にとってはいつものことであった。
幸い、電子制御の操舵装置とデータ化されたマニュアルを「読み取り」辛くも船旅を続行してきた。

地獄を思わせる風景の中、コート姿で二人は会話を続ける。コートは街中でも違和感のないものであり、特別に防寒対策がされているというわけではなさそうだ。

永斗「フッ、さすがにこの局地で動けるのは俺たちのようなオーヴァードくらいだな」
穹「レネゲイド様々・・・ってか?」

おもむろに、永斗はつぶやいた。

永斗「心頭滅却、日本にはそんな言葉がある」
穹「・・・あ?」

高凪穹は気がついていた。
彼のコートの中から、日本製のホッカイロがのぞいていることを。
しかも、大量に。

永斗「・・・、心頭滅却。日本にはそんな言葉がある。ある!あ〜る〜っ!」
穹「この状況で使う言葉じゃねぇぇぇッッ!?熱いのか!ホッカイロ熱いのかっ!?クソッ1個よこせ!こんな事ならUGN謹製の「ブラックドッグ専用高性能ヒーター」を用意するべきだった!」
永斗「しかし、お前さんも御苦労さまだな。前の任務が終わって、すぐにこっちだろ?」
穹「いつもの事だ。お前の方は何がどうしてこうなったんだ?」
永斗「ん・・・、俺はあのときのマドモアゼルと一夜のアバンチュールを」

するつもりだった、とボソリと後付けしたのをハヌマーンの能力者たる高凪は猛吹雪のなかでも聞き逃さなかった。

永斗「だが、まさかあのマドモアゼルの娘がFHとは世の中は皮肉としか言いようがないな」
穹「・・・まあクロトヴァになんて居るのはどう考えてもカタギじゃないな。大方お前を狙っている組織の刺客だろうよ。」
永斗「ま、そこからこの場所にレネゲイドビーイングの情報が手に入ったんだから、怪我の功名ってヤツだな」

高凪は絵にかいたような爽やかな笑顔を浮かべてこういった。

穹「いっぺん死ね。」

だが、さすがは伝説に語られる暗殺者はそんなことでは動じない。

永斗「そういえば、俺が手渡した青い石は何かの役に立ったのか?」

こう風が強いとタバコに火もつけられん。と愚痴りながらも彼は懐から取り出したバラをライターに変化させた。
高凪もタバコを取りだすと、吹雪を遮るように風の流れを変えた。タバコの火程度なら、このくらい弱めれば十分だろう。
便利だな、その能力も。と、永斗は感心する。
自分も取り出したタバコに火をつけ、紫煙を吐きだしながら高凪は答える。

穹「一人の少女が救われたよ。・・・牢獄に入って救われたってのもおかしな話だがな。」

皮肉気に口元を釣り上げ、自嘲的な笑みを浮かべた。
紫に輝く牢獄に囚われた彼女を思い浮かべ、再び永い紫煙を燻らせた。

永斗「俺たちオーヴァードは己の中の化け物との戦いの連続だ。その少女が、その戦いから解放されたってのなら、俺は神を信じてもいいくらいだな」
永斗「何人もの無残な末路を見て来た。俺が手を下したやつもごまんと居る」
永斗「手にかけるターゲットが居なくなった、てのは暗殺者って仕事をしてる人間としては喜んでいいと思うかい?」
穹「暗殺者としては歓迎しないな。仕事が無くなる。善良な市民としては歓迎すべきだな。」
穹「・・・だが、もう戻れないぜ?俺もお前も。」
永斗「・・・はっ、違いねぇな。その通りだよ【道化の王】」
永斗「・・・、気づいたか?ここいらに微かに吹く死の香り・・・。俺たちが嗅ぎなれた、血の臭いだ」
彼らの眼前には、大きな氷壁が吹雪に隠れて影が映っていた。
しかし、そうではなかった。
氷壁と思われるものは、50は下らないと思われる数のFHの工作員が「氷の中に閉じ込められた」ものだった。

そして、その後ろからとても大きな「人型」の影が立ち上がる。
まるで、子供が粘土でこねた人形を思わせるような不細工な形の外見であり、人と同じように四肢があり、頭のような部分は見受けられるが人間のような顔は無い。
それが、なぜかこちらを向いた気がした。

穹「よし、説明しろ。ナンデスカアレハ?」
永斗「こいつは、おもしろくなってきやがった」
穹「聞けよ人の話を!!!」

くりかえすようになるが、この程度のことでは伝説の暗殺者は動じない。
高凪も、眼前の異形に驚いたというよりは、FHの企みを阻止するという依頼が、すり替わっていることに抗議をしているだけである。
自らに動じない二人に、苛立ちをぶつける様にその巨躯から極寒の冷気をともなった拳が降り下ろされた!

永斗「いけるか?【道化の王】」
穹「・・・誰に向かって物を言っている?【伝説】よ。」


『さあ行くか!全武装開放!!KUAAAAAAAAーーーーー!!!!敵のエフェクト雨あられ。
危なァーーーい上から襲ってくるぅーーーッッ!!?
だがしかし伝説の暗殺者である永斗とスーパー暗殺者改めハイパーNINJAである俺にそんなものは通用せんのですよっ!?
そして俺たちは武器をっ…!?』

応援ありがとうございました!
高凪先生の次回作にご期待下さい!!
桐原鏡也エンディング

【ソロモンの後継者】

牢獄の石を回収すべくUGNの輸送隊を追っていると、前方から爆音が響き渡る。
「UGNが襲撃されている…!?」
急ぎ、現場へ向かう鏡也。そこでは何者かとUGNが戦っており、UGNがかなり押されている。
襲撃者は数で圧倒しており、壊滅は目前と言えた。
戦況を察知した鏡也は即座に両者の間に割って入る。そして襲撃者の一人へ拳を叩き込む。
みるみるうちに襲撃者の体は渇き、干乾びて崩れ落ちていく。
「ちぃ、何者だ!?」
襲撃者の一人が怒声をあげる。鏡也はその声に聞き覚えがあった。
…かつて所属していたFHセル「グリモワール」の戦闘員の一人、「強襲者(サプライザル)」という名だっただろうか。
「よう、久しいな。…確か"強襲者"と言ったか」
「な!?貴様は"渇きの主"…何故貴様が此処に居る」
鏡也から距離をとり、身構える"強襲者"。鏡也は自らの血から従者を作り出していく。
「は、愚問だな。お前らが狙ってるモンはレメゲトンに関わるものだ。誰にも渡さねぇよ…それがあの人の遺志だからな」
「ふん、アレは我々が回収する。邪魔はさせんぞ!」
言うや男の腕が伸び、鏡也へと肉薄する。
…が、その腕は傍に控えていた従者によって容易く弾かれる。
「ふん、やはりこちらの攻撃は通じないか…だが、近接戦闘と防御に特化した貴様はアウトレンジからの攻撃に対抗する術は持っていまい!」
従者を使い、敵の攻撃をいなす。
己の血を使い自己を強化し、更には相手から血を奪う近接戦闘。
"強襲者"が持っている鏡也に対するデータである。少なくともFH時代はセルでも彼の防御を崩せるものは居なかったし、彼自身もまた一度として鏡也に傷一つ負わせることは出来なかった。
ただ、それ故に鏡也がFHを抜けた後も"守る"ことに特化した鏡也は脅威ではない―彼に限らず殆どのエージェントがそう思っていた。
ところが、暫くして姿を現した鏡也は一変。相手を捻じ伏せる力を得ていたのだ。それも強大な力を。
これは通常のオーヴァードではありえない…無論、攻撃も防御もこなせるオーヴァードは居る。だが、鏡也と同じレベルでどちらもこなせる者は居ない。
いや、居るのかもしれないが、少なくとも単なるエージェントやセルリーダークラスでは居ない。居るとすればそれこそマスタークラスやリエゾンロードといった上位のオーヴァードやジャームだけだろう。
そしてこれ以上は、ない。それこそジャームでもない限りはレネゲイドに侵食されつくしてしまうだろう。そして鏡也はジャームではない、通常のオーヴァードだ。
故に"強襲者"の判断は正しい。ここで鏡也を足止めしてさえいれば、仲間が牢獄の石を回収出来るだろう。そしてそうなれば後は撤退するだけだ。
そう、"強襲者"の判断はこの上なく正しいのだ――通常のオーヴァードが相手ならば。
「お前は一つ思い違いをしているな、"強襲者"…俺がお前らを殺すのに距離は関係ない」
「ふん、戯言を!」
鏡也の言葉を、しかし"強襲者"は意に介さない。
「行け」
鏡也の言葉と同時に従者が"強襲者"へと肉薄する。
「―っ!?」
咄嗟に距離を取ろうと後ろに跳躍する"強襲者"…そして――。
無音の爆発と共に、周囲を鮮血が染め上げる。自爆した従者と、それに巻き込まれた襲撃者達の血で。
襲撃者達は沈黙。UGN側もほぼ全滅に近い…意図せず鏡也にとっては有難い展開であった。鏡也自身がUGNを襲撃したとあっては、角が立つどころの話ではないからだ。
輸送車は一両のみ…それも横転しており身動きが取れない状態だし、UGNの人間も先ほどの鏡也の攻撃で沈黙している。
そうなれば後は楽なもので殆ど時間をかけずに牢獄の石を発見、回収することが出来た。
――ならば、やるべきことは唯一つ。
「起きろ、アスタロス」
呟きと共に牢獄の石に自らの血を纏わせ、石を核とした従者を作り上げる。
魂の牢獄を核として作ることで、従者にアスタロスの魂を入れる…いや、アスタロスという人格に肉体を与えるのだ。
見る見るうちに香凛とよく似た姿の従者が形成されていく。
「…あれ、わたしは…魂の牢獄に…どうして?」
従者――アスタロスが呟く。
「貴方は桐原鏡也…?貴方が私を?」
「そうだ。俺の血で体を造り、牢獄の石をコアとすることでお前の人格を持った従者を作った…成功するかどうかは微妙なところではあったがな」
「何故…」
当然の疑問だろう。鏡也とアスタロスは敵であったし、そのようなことをする義理は何処にも無かったはずなのだから。
「簡単に言えば自己満足だな。お前はジャームではないし、討つべき者ではない…生きる道があるのなら、そうすべきだと俺が考えるからだ」
ぶっきらぼうな口調で答える鏡也。それを見てアスタロスはクスリと笑う。
「成る程、元FHの人らしい…んでしょうか?欲望に忠実ですし」
「ふん」
やってられるか、といわんばかりに顔を背ける。
アスタロスは、桐原の知識からFHという情報をピックアップし、言葉にした。
自分の従者でありながら、自分の意志そのままとも違う反応に、内心戸惑いも覚える。
「とりあえずさっさと立ち去るぞ。俺が牢獄の石を奪ったと知れると色々と面倒なのでな」
「わかりました、我が主」
「…その呼び方はやめろ。普通に呼べ」
「でも、貴方はわたしの主でしょう…?」
そんなやりとりをしながら、輸送車を出る。…と。
「ほう、貴様が桐原鏡也か」
「…何者だ」
まるで二人を待ち構えるかのように男が立っていた。
その視線は、今までに見たオーヴァードとは違う―、そんな何かを感じさせる。
いや、過去に似たような人物を一人だけ知っている。
「レメゲトンの後継者…とでも言っておこうか。まさかお前がこの状況に介入しているとはな」
「はっ、お前如きがレメゲトンの後継者か――笑わせるな」
心底不快そうに吐き捨てる鏡也。まさか、そんなハズがない。そう、思う。思いこみたいだけなのかもしれない。
男はそんな鏡也は意に介さずに続ける。
「まあ、レメゲトンの遺産を回収する手間が省けるというものだ。石を回収するだけのつもりが、まさか貴様も居るとはな…二つとも回収させてもらうぞ!」
言い終わるや、爆ぜるように跳ぶ男。その攻撃をいなし、アスタロスと共に距離を空ける。
「ぐっ…強いっ!?」
上手くいなした筈の攻撃だが、想定以上に重い一撃。
見えていたはずの攻撃。
防げたはずの打撃。
しかし、どれもが防御の上から響いてくるほどの重さ・・・!
辛うじて防いだものの今の状態を考えると非常に危うい。大量の血を消費している上、アスタロスの肉体を作ったことで自身の力がかなり低下している…。
アスタロスも不安気に桐原の顔を見上げている。
「ほう、今のを防ぐとは…"血の守護者"の名は伊達ではない、ということか」
思考をめぐらせる。逃げの一手…としたいところだが、恐らくスピードで相手が上回る。かといって正面から戦えば敗北は必至…。
「…アスタロス、UGNへ行って伊地知という男を頼れ」
「主…、鏡也はどうするのですか?」
「俺はここで時間を稼ぐ。恐らくヤツは貴様がアスタロス…牢獄の石を持っていることには気付いていまい」
「ですが…」
「防御に専念していれば耐えることなど造作ない…それにどの道今マトモに戦ったところで負けるのは目に見えているからな。俺のことを心配するなら一秒でも早くUGNのやつらをここに呼んで来い、これは"命令"だ」
従者は作成者に逆らうことなど出来ない。命令を受け入れ、アスタロトは走り出す。
「ふむ…?従者だけを逃がす…。なるほど、牢獄の石はやつが持っている、か。まあいい、貴様を眠らせてから石も回収させてもらうだけさ」
それには答えず、無言で構えを取る鏡也。
炎と煙が背後で立ち昇る。

数分後、未だ燃え盛る車両を後に、乱入者である男が呟く。
「ふ、手間取らせる。だが、兄であるこの男がこれほどの能力を持つのならば、あの弟にも期待はできそうだな…。さて、ヤツに埋め込んだ欠片はどう輝くか…。お前にも期待しているよ、桐原鏡也。せいぜい、原石を研磨してくれることを期待しているよ」
ニヤリとした笑みを浮かべた男は、アスファルトに巨人に踏み込まれたように埋まった桐原を一瞥すると去って行った。
いや自分で送っといてなんだけどこれ次回桐原君どうなるんですかね?w
1.ハンサムな桐原君は突如逆転のアイデアがひらめく。

2.仲間がやってきて形勢逆転。

3.どうにもならない。現実は非情である。
4.今回の俺はダメダメな所から始まる、といいつつ、メキシコの寂れたバーで酒を煽ってある

5.全宇宙の意志とかが復活させてくれる。

6.エンドラインの住人になっている

7.神は言っている、ここで死ぬ定めではないと

8.このエンディングを無かったことにするねとかいってGMを困らせる
困.桐原君は逝ったので新キャラ作るね。Dロイスは愚者の黄金で。→GMに却下されムギャオる。
桐原鏡也-2「前任者はどうしようもなくコミーでミュータントな反逆者でしたが私は完璧です。」

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