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☻人体生命科学と薬理学コミュの■子宮頸癌 2 日本におけるの年齢別罹患率(?〜?期)   http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15903425&comm_id=275785

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左 図11 HPV、細胞診;?a以上、組織診;高度異形成以上の関係
右 図12 日本における子宮頸癌の年齢別罹患率(?〜?期)

20歳台後半から、子宮頸部の細胞診所見で異形成の始まる組織診断?aの症例が、図11 に示すように、HPV感染率が下降するのとは逆に、急激に増加してくることが注目されるところである。現在わが国では、30歳以上の女性は子宮癌検診の第 1ステップとして、毎年細胞診を受けるようにと強く勧められているが、このデータからみると、20歳台でも、十分要注意な情況にあるということになる。ことに前述のように性生活の活発な、多くのセックスパートナーを持つ女性群は心すべきことである。
 最近のHPV感染の驚くべき広がりと、若い女性の著しい性活発化という社会的背景から、図12 のように、癌発生の早期化が進み、子宮頸部部分切除等の処置を受ける早期癌症例が、20歳台からかなり増加してきている。このようにHPV感染齡の若年化と感染の広がりが、子宮頸癌発生年齢に極めて強い影響を与え、子宮頸癌発生の若年化が起こりつつあるといってよい。
 それ故最近は、30歳になってから予防のための細胞診を勧めるのでなく、性交経験を持った年から、細胞診を毎年行うべしという意見さえ出始めてきている。
 また、細胞診で?aまでの異形成変化に至らなくても、それに近い所見のある場合(?R)は、合わせてHPVの検査を行うべしということになって来ている。性生活を持つ女性方はかなり若い時点から細胞診やHPV検査を受け、少しでも早く早期に癌を発見し、積極的に治療に結びつけるべしというのが、今や国際的な医学界の流れになりつつある。
 さらに、原因であるHPV感染予防のためのワクチンの開発も国際的には活発に行われつつある。とにかく進行癌にならないうちに、各個人が進んで検診を受け、自らの努力で“no more death by cervical cancer”というスローガンの下、自らの性の健康を守るべきであろう。
 ところで、HPV感染が性感染症である以上、男性側の感染も女性側と同様に関心のあるところである。
 わが国では男性のHPV感染による性器癌・陰茎癌の発生は、女性側の子宮頸癌に比してかなり少ない。女性の子宮頸癌発生も、日常生活での入浴・シャワー浴、特に性行為前後のシャワー浴などで外陰部を清潔に保持することにより、かなり予防できるとされているが、陰茎亀頭部周辺の入浴等での清潔化が容易な男性側は、子宮頸部の洗浄の難しい女性より癌発生頻度が低くなることは論ずるまでもないところであろう。
 ただ良性HPVによる尖形コンジロームも、10歳から20歳台前半までは、女性側がやはり男性の2倍以上の罹患率を示している。性生活活発度が男女同じとしても、女性の性器の解剖学的条件が、感染症の病原微生物(クラミジア・ヘルペスウイルス、HPV)への易感染度をかなり高くしている。それが子宮頸癌、陰茎癌の発生頻度の大きな差を作っているといえよう。
 ただ、男性側で注目すべき問題点は、HPVが尿道奥深く前立腺内にまで侵入していることである。男性外陰部の尖形コンジロームの症例の精液中に、尖形コンジロームのHPVと同型のHPVがかなりの高率で確認されている。また、子宮頸癌の男性セックス・パートナーに外性器に何も所見がないにも拘らず、その精液中には子宮頸癌と同型のHPVがやはり高率に確認されている。また、通常男性の前立腺癌や前立腺肥大症の摘出標本中にさえ、2割前後はHPVが検出されるという報告がある。どのような機序でHPVが前立腺組織にまで深く侵入するのか、現段階の医学レベルでは明らかにできていない。しかしその前立腺が HPVの備蓄場所となっていることは間違いない事実である。ある男性の何人かの女性のパートナーが皆、子宮頸癌発生をみたという報告もかなりあり、前立腺内のHPVの感染性も今後の臨床上の問題といえよう。
 そのように、HPV感染がクラミジア以上に大きく性生活を持つ一般人口の中に広がっている。複雑多様な現在の性的人間関係の中で、HPVがどのようにひそかにどこまで広く伝播しているのか、現在の医学・疫学研究レベルでは十分な解明はできておらず、HPV感染の流行に関しては未知の部分が山積みしている。まさに21世紀の性感染症学の中の大きな研究テーマといえよう。今後の研究により、その予防対策や早期診断・治療などを考慮しながらの臨床的問題点の解明が強く求められるとともに、一般の人々へのHPV感染に関する啓蒙が重要になってくるといえよう。


http://www.jfshm.org/library/H150917/chap6.html

■子宮頸癌 1 性感染症であるHPV感染が原因
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15903411&comm_id=275785
■子宮頸癌 2 日本におけるの年齢別罹患率(?〜?期)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15903425&comm_id=275785

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