本コミュニティ「言語学」のトップにポートレートを掲げられている「近代言語学の父」といわれているフェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure、1857年11月26日 - 1913年2月22日)は、何と答えているでしょうか。本トピでは、まずこの点を取り上げましょう。
良く知られているように、彼の晩年の3回に亘る連続広義を弟子たちが纏めたのが『一般言語学講義』(仏: Cours de linguistique générale)です。弟子であるシャルル・バイイとアルベール・セシュエが1916年に纏めて刊行したものです。日本では、1928年にソッスュール述『言語學原論』として岡書院から出版されています。