かりかつよう【カリ活用】〔歴史的かな遣い〕かりくゎつよう
〔言語学・文法〕文語形容詞の活用の種類の一つ。ク活用・シク活用のうちで、「から・かり・かる・かれ」「しから・しかり・しかる・しかれ」と活用するものを言う。形容詞の連用形語尾「く」「しく」に「あり」がついてできた活用で、本来の「く・く・し・き・けれ・〇」「しく・しく・し・しき・しけれ・〇」の活用に対して補助的な役目を持つところから形容詞の補助活用と言われる。
学研国語大辞典に「カリ活用」で始まるの検索結果 1-1。／／
と、ここでも「補助的な役目」という機能に着目した誤った形式主義的な区分、命名がなされている。
活用とは次に続く語による形式の変化で意味は変わらない。ここでは「あり」がついたもので、活用しているのは助動詞「あり」でしかない。この助動詞「あり」と形容詞の活用語尾である「く」の「くあ」の音の融合により「か」となったもので、これを形容詞自体の活用と誤認した誤りでしかない。
現在の機能主義的な日本語文法論では、この「ある」を補助動詞とし、その意義を正しく捉えることができず、表現の認識構造も捉えることができないために何故ここに判断の助動詞「ある」が用いられるのかを解明できずに、音の融合と活用を混同した誤った解釈をしているのである。
さらに、「美しくない」など形容詞に続く助動詞「ない」を補助形容詞などと誤った品詞区分をし、これは連用形接続なので動詞の未然形に接続する否定の助動詞「ない」とは異なるなどというもっともらしい論理を展開することになっている。
「ある」「ない」の動詞、形容詞から助動詞への転成を認められない形式主義／機能主義的な文法論ではこうした誤った関連付け、論理により論理展開を強いられるのが論理的必然である。■
〔言語学・文法〕文語形容詞の活用の種類の一つ。ク活用・シク活用のうちで、「から・かり・かる・かれ」「しから・しかり・しかる・しかれ」と活用するものを言う。形容詞の連用形語尾「く」「しく」に「あり」がついてできた活用で、本来の「く・く・し・き・けれ・〇」「しく・しく・し・しき・しけれ・〇」の活用に対して補助的な役目を持つところから形容詞の補助活用と言われる。
学研国語大辞典に「カリ活用」で始まるの検索結果 1-1。／／
と、ここでも「補助的な役目」という機能に着目した誤った形式主義的な区分、命名がなされている。
活用とは次に続く語による形式の変化で意味は変わらない。ここでは「あり」がついたもので、活用しているのは助動詞「あり」でしかない。この助動詞「あり」と形容詞の活用語尾である「く」の「くあ」の音の融合により「か」となったもので、これを形容詞自体の活用と誤認した誤りでしかない。
現在の機能主義的な日本語文法論では、この「ある」を補助動詞とし、その意義を正しく捉えることができず、表現の認識構造も捉えることができないために何故ここに判断の助動詞「ある」が用いられるのかを解明できずに、音の融合と活用を混同した誤った解釈をしているのである。
さらに、「美しくない」など形容詞に続く助動詞「ない」を補助形容詞などと誤った品詞区分をし、これは連用形接続なので動詞の未然形に接続する否定の助動詞「ない」とは異なるなどというもっともらしい論理を展開することになっている。
「ある」「ない」の動詞、形容詞から助動詞への転成を認められない形式主義／機能主義的な文法論ではこうした誤った関連付け、論理により論理展開を強いられるのが論理的必然である。■
|
|
|
|
|
|
|
|
言語学 更新情報
-
最新のアンケート
言語学のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- お洒落な女の子が好き
- 90016人
- 2位
- 酒好き
- 170665人
- 3位
- 千葉 ロッテマリーンズ
- 37150人