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アーサー王と円卓の騎士コミュのガウェイン

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ガウェイン (Gawain) は、アーサー王伝説に登場する、伝説上の人物。「円卓の騎士」の1人であり、「忠義の騎士」として名高い。アーサー王の甥に当たる。オークニー王ロトとアーサーの異父姉モルゴースの子。弟にガヘリス、ガレス、アグラヴェイン、モルドレッド(異父弟)がいる。

朝から正午までは力が3倍になるという特性をもち、円卓の騎士中ランスロットに並び立つ存在。強情で勇猛果敢ゆえの失敗も少なくないが、そればかりでなく、アーサー王の片腕として分別を働かせることもある。「ガウェイン卿と緑の騎士」、「ガウェインの結婚」など、逸話が多い。

アーサー王のもとに、若い女が駆け込んできた。心のねじれた騎士が彼女の愛人を捕虜にして、土地を奪ってしまったという。その騎士の城に入ると、アーサー王の手足の力が抜け、大きい声を出そうにも腹に力が入らない。そこに、大きな体の騎士が現れ、「ひとまず返してやる。第一に今年の暮れまでに戻ってくること、第二に世の中の婦人たちが一番望むものは何か、という質問の答えを、持ち帰ってくること。その二つの約束を破ったなら、降参のしるしとして君の国を渡すのだ。」とアーサー王に告げる。その約束をしたアーサー王は、城の外に出ることができた。

王は城や町、村のものにその質問をしたが、どの答えもありふれていて信用できなかった。とうとう十二月の半ばを過ぎた。その日、アーサー王は馬に乗って考えているうちに森に入ってしまった。ふと気づくと、木の間に真っ赤な服を着た女がいた。女の顔は、二目と見られないほど醜かった。女は王に、あなたがかけられている謎を解くには、今が一番良いときなのだ、と話しかける。アーサー王は、彼女の夫に美しく礼儀をよくわきまえた騎士を探すことを約束して、女から答えを聞く。年の暮れのある日にあの城を訪ねていった王は、聞き集めてきた答えの一番最後に、女から聞いた答えである「自分の意思を持つこと」と答える。王に正解された騎士は「それは自分の妹だ。いつか仕返しをしてやる。」と悔しがる。 今度はあの女の夫を探さなければならない。アーサー王は、出迎えたガウェインに森の女の話をした。ガウェインは自分が結婚するといい、アーサー王もガウェインの態度を見てしぶしぶ承知する。

何日かのちに結婚式は行なわれた。二人きりになって、さすがのガウェインもすっかり嫌になる。ありのまま、「あなたは年上で、顔が醜く、おまけに上品でないのが嫌なのです。」と話すが、妻は機嫌を悪くしないばかりか、立派な答えを返す。「年をとっているということは、若い人よりも考えが深いのです。醜い顔だから、あなたは私を他人に奪われる心配がないでしょう。また、上品か下品かは、生まれつきで決まるわけではありません。」感心したガウェインがふと妻を見ると、彼女の顔は美しくなっていた。妻は、悪い魔法使いのために呪いをかけられていたのだ、と話す。二つのうちの一つ、つまり若くて優れた騎士を夫にしなければいけないという呪いが解けたところで、妻は昼美しく夜醜くなるか、昼醜く夜美しくなるか、どちらがいいかとガウェインに切り出す。ガウェインは、美しい顔を自分だけ眺めていられるほうがいいから夜美しくなるのがいい、というが、妻は昼は大勢の人に見られるから昼に美しくするほうがうれしいと反対する。考え込んだガウェインは、自分の考えを取り消す、と静かに口をきいた。すると、妻の思い通りに行ったので、二つ目の呪いも解けた。妻は、一日中美しい顔でいられるのだ。

それと同時に、その兄、つまり例の心のねじけた騎士の呪いも解けた。兄弟ともに、悪魔ののろいに巻き込まれていたのだ。その騎士も、男らしい心の広い騎士に戻ったのだった。

モルドレッドの策略によってアーサー王とランスロットが仲違いを起こしたとき、ガウェインはランスロットと戦うべきでないとしてモルドレッドに反対した。結局アグラヴェインとガウェインの二人の息子がモルドレッドの側に付き、ランスロットに討たれてしまうが、ガウェインはこのときはランスロットを恨まなかった。

しかし、アーサー王はランスロットと通じたグィネヴィア王妃を処刑しようとし、これを助け出すためにランスロットは、王妃の護衛を皆殺しにする。そのなかに、ガウェインの弟で日ごろランスロットを慕っていたガヘリスとガレスも含まれていた。ガウェインの怒りは凄まじく、ランスロットと自分のどちらかが死ぬまで戦い続けることを誓う。ランスロットがグィネヴィアとともに立てこもる城をアーサー王が包囲した際、ガウェインはライオネルと一騎打ちしてこれを倒す。戦いを好まないランスロットは、アーサー王と和睦をはかり、ガウェインに許しを請うが、ガウェインの怒りは収まらず、これを許さなかった。

ランスロットがフランスに戻ると、ガウェインはアーサー王について再びこれを攻めた。戦いを避けようとするランスロットにガウェインは半年間一騎打ちを呼びかけ、応じないと罵りつづけ、とうとうランスロットを一騎打ちの場に引きずり出す。二人は始め馬上で戦うが、一撃でお互いの馬が倒れてしまう。地上での闘いとなり、ガウェインは午前中3倍の力で圧倒しようとするが、これを承知しているランスロットは防戦に専念して時間を稼ぐ。正午となって力が切れたところで、ランスロットが反撃に転じる。頭を一撃されたガウェインは倒れ、戦闘不能となるが、なおもランスロットを罵倒してやまない。ランスロットは「戦えるようになればまた相手する」と言い残して立ち去る。ガウェインは馬に乗れるまで回復すると再びランスロットに挑み、またしても重傷を負う。

このころ、留守を託されていたモルドレッドが反乱を起こし、アーサー王はランスロットの城の包囲を解いてモルドレッドの軍との戦いに向かう。ガウェインは傷から回復しないままドーヴァーの戦いに参加し、ランスロットから受けた傷の上を敵からまた撃たれて瀕死となる。アーサー王の腕に抱かれたガウェインは、自分の強情がモルドレッドの反乱を引き起こしたことを反省し、ランスロットへの謝罪と援軍を要請する手紙を書き残して息絶えた。

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