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MagicWorksEntertainmentコミュのアパチャイの独り言… No.13

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    ロシアの小さな町での話。
    この町では、未婚の女性の数が、男性の数をかなり上回っていた。
    そんなわけで町の結婚仲介業者は、
    男性に結婚相手を世話するのに何の苦労もいらなかった。
    しかしその逆となるとかなり難しかった。
    時には美人な女性がひどい男を夫に選ばなければならない時もあった。
    ある日、町でも嫌われ者の男ルークがやってきて、
ルーク「美しくて聡明で金持ちの娘を嫁に貰いたい」
    と仲介屋に頼みに来た。
    この男、行いも容貌もいかにも粗野で卑しかった。
    そんな男の頼みを受けた仲介屋は、しばらく考えてから言った。
仲介屋「ちょうど貴方にぴったりの女性がいます。彼女は美しく、知的です。
    それに父親はとても金持ちです。でもただ1つ小さな欠点があります。」
    そう言うと、ルークが聞いてきた。
ルーク「それは何なんだ?」
    すると仲介屋は答えた。
仲介屋「それは一年に一回だけ、彼女が発作を起こすのです。
    一日だけですが、すっかり頭が狂ってしまうんです。
    でも、それが過ぎると、また1年間、全く変わらずに、
    聡明で、美しい女性でいるわけです。」
    ルークは言った。
ルーク「悪い話じゃないなもしその女が、あんたの言うように、
    金持ちで美しい女なら、今すぐ会いに行こうじゃないか!?」
    そう言われると、仲介屋は
仲介屋「いいえ、それは無理です。
    彼女に会って、結婚を申し込むのは、
    もうしばらく待たないといけません。」
    しびれをきらしたルークは仲介屋に、
ルーク「一体、いつまで待てって言うんだ?」
    仲介屋は、嬉しそうにこう言った。
仲介屋「一年に一回のその日まで、ですよ。」

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