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アーロン・ルッソ監督コミュの日米「振り込め詐欺」大恐慌

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副島先生の新刊『日米「振り込め詐欺」大恐慌』(徳間書店)が発刊されました。

今回の本の特徴は、二つあります。一つは、オバマ政権発足からオバマの100日近辺の最近まで、日本とアメリカの金融面における出来事をおさらいすること。したがって、もう少し記憶から薄れかけている、中川昭一財務大臣のローマでの泥酔記者会見事件の裏側をはじめとした出来事の深層について論じています。

 また、二つ目には、日米金融振り込め詐欺の構図を明らかにします。IMFをはじめとする国際機関までもがグルになって、ウォール街の巨額の金融損失についてウソの大本営発表を行っている。アメリカは時価会計を停止して、今期は大銀行の決算の改善を演出している。

 しかし、このウソで塗り固めたオバマ政権の経済チームのウォール街救済策は、いずれ化けの皮がはがれる。その際に、日本政府や日本の農林中金などの金融機関はどうするのか。年金基金はアメリカでも大きな損失をだしているが、それが日本ではどうなっているのか。これらのテーマについて、本書では表やグラフ、価格チャートをふんだんに使い解説しています。また例によって、大判の写真もたくさん掲載されています。

今回もいつも通り、本書の「前書き」と「後書き」を掲載いたします。

(貼り付け開始)

 まえがき

 ロンドンでのG20(ジートウエンティ)金融サミット(2009年4月2日)が終わった。各国協調での無理やり談合の景気押し上げ(株高、債券高、円安) が続いている。これは見せかけの粉飾決算(ドレッシング)である。景気はどうせまた、崩れる。次は、株崩れ、ドル(為替)崩れの他に国債崩れ(金利の急騰)が起きる。それでめでたく世界恐慌突入である。

 世界の“金融システムの底”が抜けて金融ドシャ降りが今もずっと続いている。次から次に事件(金融・経済と政治の両方)が起きるものだから私自身が収拾がとれなくなって、それでこの本の完成が遅れた。読者の皆様、お待たせして申し訳ありません。

 この本は、アメリカの、日本に対する「振〜り込め〜、振〜り込め〜」の巨大詐欺の大きな構造(ストラクチャー)を暴き立てる。このことに絞って書かれている。「日米(政府)振り込め詐欺構造」について書いた本である。今からもっとアメリカによる日本国民の金融資産奪い取りは激しくなる。

 私たちは、そのうち年金を3分の1に減らされ、若い世代は全くもらえなくなるだろう。日本国民の大切な資金がアメリカで強制的に運用され、そして吹き飛んでいるからだ。今もアメリカが日本の官僚たちを脅して、毎年20兆円を貢がせるからである。前著で書いたとおり「日米抱きつかれ心中」である。追いすがるアメリカの手を振りほどいてなんとか逃げられないものかと、私は切歯拒腕(せっしやくわん)している。いい策はないか。

  “アメリカ発の世界恐慌(へ)”で世界の金融・経済の変動は、ますます激しくなっている。金融大爆発を起こした責任はすべてニューヨークの金融業界(インターナショナル・ファイナンシャル・キャピタル)にある。彼らは自分たちでデリヴァティブ(derivatives 証券化商品)という巨大な金融バクチをやり、そして大失敗したのだ。それなのに今の今でも彼らは自分たちの責任を認めようとしない。何の反省の表明もない。超大国だからと居直っている。

 この半年で進行した金融・経済の事態は、私がこれまでの本で書いてきた予測よりも、もっとヒドイものであった。日本で一番厳しいことを書いてきた私が、一番驚いている。企業経営者たちが、「このまま不況が続くとウチ(の会社)も危ない。来年が限界だ。もしかしたら潰(つぶ)れる」と公言するようになった。元凶を作ったアメリカ帝国は破綻、衰退に向かっている。2年前まで世界最大企業だったシティグループ(シティバンク)とGM(ジーエム)が潰れかかっている。この初源の大きな事実抜きで、あれこれ項末(さまつ)な現状分析や経済分析を行っても仕方がない。

 私の本を猿真似した「大恐慌本」が書店にズラリと並んだ。私はこの間ずっと不愉快であった。長年、アメリカの手先をやり、アメリカ様(さま)に追随することを自らの堅い信念と信条にして来た者たちが豹変した。従来の自分の経済分析を放り投げて、何の節操もなく大恐慌を煽(あお)り出した。困った人たちだ。この変節漢たちに教えておく。“アメリカ発の世界恐慌へ”は、経済(学)(エコノミックス)の領域(カテゴリー)ではなく、実は歴史(学)(ヒストリー)の領域である。経済学などよりももつと大きくて長い時間での考えだ。醜態を晒(さら)すアメリカの動きに釣られて日本の金融・経済の動きも波間にただよう木の葉のようだ。中小企業どころか、大企業の幹部(役員)たちまでが「わが社(ウチ)も来年までもつか分からない」と言いだしている。
だが、皆さん。日本は大丈夫である。敢(あ)えて踏ん張って私は言います。

  “アメリカ発の金融恐慌”に世界はこれから突入しようとしている。まだまだ序の口だ。これからの4年間、2012年までがドン底である。それでも、人問 (人類)は生きてゆく。皆、生き延びてゆくのである。みんなでしきりに怖がっているうちに、やがて次の時代がやってくる。資金繰りで血相を変えている経営者たちも、なんとかなっていく。あの2005、6年に「景気は回復した。今だ」の音頭に乗せられて、過剰な設備投資(工場建設や新規事業拡大)をした経営者たちは今痛い目にあっている。それでも人間は強い。金融恐慌ぐらいでうろたえる必要はない。倒産や失業(失職)の恐怖は常につきまとうが、必死でもがき苦しんでいると活路が開ける。「苦しいときは経営者は松下幸之助に学べ」というのは本当だろう。

 大銀行、証券が、またぞろ変な仕組み債(個人向け劣後社債投信サブオーディネット・ボンド・ファンド)を売り出している。「ハメ込み」営業で自分たちの優良顧客たちに“最後の大損”をさせる気だ。まさしく「振り込め詐欺」である。この世には、本当に鬼(おに)がいて、人の財産を奪い取りにくる。騙されないように気をつけて下さい。
 
 昨年(2008年)の「9・15のリーマン(破綻)ショック」を事前に言い当てた予言者(ブレディクター)として私の評判は高まった。ありがたいことである。私が前作、前々作の本で書いた予測(予言)どおりになっている。私の先読みを信頼してくれる人々の期待を私は裏切らない。私の書いた本を読み直して検証してほしい。

 あとがき

 今年に入って米オバマ政権が出来て、政治間題が次々と起こった。日本では、小沢一郎民主党代表への、検察庁東京地検特捜部による違法・不正な弾圧捜査が3 月3日から起きた。最新では高橋洋一氏(郵政民営化を推進した元官僚)への窃盗罪捏造(ねつぞう)事件(3月30日)が起きた。

 昨年の暮れからこっち(この4月まで)は、このように政治問題が多かった。だから私はこの金融.経済の本をなかなか書き上げられなかった。アメリカでの金融商品(ファイナンシャル・プロウダクツ)の市場崩壊のドシャ降りは止(や)まないで、アメリカの出血は止(と)まらない。その余波(アフターマス)を受けて、日本も不景気が続いている。

 できたばかりのオバマ政権の内情についての諸真実をこの本で書いた。
 金融・経済大変動と政治事件が続いたから、私は『恐慌前夜』に続く金融本をなかなか書けなかった。今は"戦時下の平穏"と言うのか、“戦場(バトルフィールド)のつかの間の静けさ”と言うのか。やがてそのうち次の大激変が起きる。今はじっくりと次の事態に備えるしかない。大損して金融資産をたくさんなくしたとか、自分の会社がつぶれるかも、とビクビクしてばかりいないで、自分の頭を次の時代に向かってしっかりと切り替えたらいい。これからの世界が、大きくどの方向に向かっているかを鋭く察知すべきである。そのためにこの本がある。

 日本の各省の官僚たちを手足、子分にして操(あやつ)ってアメリカが日本国民の大切な資金を「振〜り込め〜、振〜り込めー」で騙して貢がせていることを書いた。アメリカで資金が消えてしまったので私たちの年金はやがて3分のーに減らされる。日本の大新聞5社とテレビ会社5社(キー局5局)の計10社がアメリカに管理・支配されている。だから日本国民に本当のことが伝わらない。小沢一郎民主党代表への悪質な失脚攻撃が仕掛けられているが、日本のメディア(テレビ、新聞、週刊誌)は、検察庁東京地検特捜部がたれ流すウソの情報をそのまま報道するだけだ。日本国民の政権交代(本当のデモクラシーの実現)への切実な願いを踏みにじっている。私は、日本国民に書いて知らせるべき、私たちの生活に関わる重要なことをひるむことなく書いた。私の言論と知識と思想への読者からの信頼を私は裏切りません。やっぱりお客様(読者)は神様です。

 最後に、この本のために苦しい伴走をしてくれた徳問書店力石幸一編集長に心から感謝申しあげる。

2009年4月10日
副島隆彦

(貼り付け終わり)
以上http://www.snsi-j.jp/より

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