同時多発カルト映画(全員集合!!)コミュの『血のバレンタイン』

季節とは全く逆行してますがせっかくのDVD化です！
リメイク版と一緒に楽しみましょう

僕らのＱＴも大好物なこの作品。「地場産業記念日スラッシャー」という
唯一無二な「神設定」！殺人鬼のカッコよすぎるビジュアル！
エンディングの泣かせるオリジナルソング♪

もうＤＶＤを買ってしまいましょう！アンレイテッド版が出るかもしれませんが
その時はまた買いましょう！『血のバレンタイン』はお家に何枚あっても
困らないですよ！？（笑）

（あらすじ）

炭鉱が唯一の産業である寂れた街。２０年前に忌まわしい事故があり、
町の恒例行事である２月１４日のバレンタイン・パーティーを禁止して
いましたが、若者達の希望もあり、街に活気を呼び起こす為に再開する事に・・・。
浮かれる若者達を尻目に不安を募らせる大人達。
ある晩、街の酒場で店主が２０年前の陰惨な事件を語りだします。

「２０年前の２月１４日、炭鉱で残業していた男達がガスの引火による崩落で
生き埋めになってしまった。原因はパーティーに早く参加したいが為に２人の
男が炭鉱内のガス濃度を調べずに帰ったから・・・。
６週間後、たった一人の生存者が発見される。名前はハリー・ワーデン。
飢餓感から仲間の肉を食らい生きのびるも完全に発狂しており、その後病院へ
収監される。
一年後・・・。病院を出たハリーはガスマスクに黒のツナギの炭鉱夫の格好で
事故を起こした二人をツルハシで殺害。抉り出した「心臓」をパーティー会場に
ハート型の箱に詰めて置き去った。メッセージを残して・・・。
『二度とバレンタインを祝ってはいけない。この警告を無視すれば私は再び
血の惨劇をこの街にもたらすだろう。』・・・。と」

しかし御多分に漏れず若者達はそんな「お伽話」を笑い飛ばし、来るべき１４日
を心待ちにするのでした。

そしてバレンタインを数日前に控えたある日。町長の元に「ハートの箱」に詰め
られた「心臓」が届けられます。
「バレンタインを祝ってはいけない。」という警告文が添えられて・・・。

青ざめる大人たち。急遽パーティーは中止になりますが不満いっぱいの若者達は
「それなら俺達で勝手にやっちゃおう！」とホラー映画定番の死亡フラグを突き
進んでしまうのです。後ろに血まみれのツルハシを持った「ヤツ」がいるのにも
気づかないまま・・・。

批評じゃ結構酷評されてる作品ですが、個人的には大好きな映画です。
青臭い恋の駆け引きあり、残酷シーンありで結構盛りだくさんな内容プラス
殺人鬼が登場するシーンのベイダー卿ばりの呼吸音（マスクしてるから）が
１３金の「キッキッキッマッマッマッマ・・・。」やエルム街の鉄の爪で
「キーッ！！」に匹敵するくらいのインパクト。

木曜洋画劇場で放送された時にはラストの決め台詞「あなたのハートには何が
残りましたか？」に対して「抉り出されましたよ（笑）」と子ども心に思った
ものです。