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Gaia・ガイア 花と樹の世界コミュの[画像図鑑] 花の図鑑 か行

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チューリップ:トピ内にあります。芽:別名にあります。クローバー:ハーブ種/観葉植物。富士山:高山種。ワイングラス:アロマ種。ぴかぴか(新しい):URLにて移動。桜:サクラ。クリスマス:コニファー。もみじ:小品盆栽。禁止:危険種。


★[画像図鑑]へのコメントはご遠慮下さい。コメントは下記へお願いします。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24062199&comm_id=2710199

チューリップカキ(カキノキ)

チューリップカキツバタ

チューリップカサブランカ

チューリップカタクリ、紫・薄紫・桃色

芽カタバミ属(→オキザリア)

チューリップカトレア

チューリップカノコユリ:鹿の子百合(七夕百合・土用百合・滝百合・翁百合・岩百合)

チューリップカボチャ(トウナス:ナンキン)

チューリップカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

芽カレンデュラ(→キンセンカ、ポットマリーゴールド)

チューリップカーネーション(オランダナデシコ、ジャコウナデシコ)

チューリップカーネーション・ムーンダスト(青いカーネーション)

チューリップガーベラ(アフリカセンボンヤリ)

芽ギガンテウム(→アリアム:アリウム・ギガンテウム:アリューム)

チューリップキキョウ

チューリップキク科キク

芽イチリンギク(一輪菊:大菊)

芽ポットマム・クッションギク(中菊) チューリップ古典菊(中菊)

芽スプレー菊(小菊) 芽食用菊(小菊)

ワイングラス枳実 (キジツ) (未熟ダイダイ:ビター・オレンジ)(→アロマ)

チューリップキタコブシ(コブシ)

富士山キバナカタクリ(→高山種)

芽キブネギク(→シュウメイギク)

 金日成花

チューリップ金正日花

クローバーキャットニップ、キャットミント、イヌハッカ、チクマハッカ(→ハーブ)

チューリップキュウリ、黄 りんご(→野菜と料理)

チューリップキョウチクトウ禁止

チューリップキリもみじ

チューリップ金花茶(キンカチャ)[幻の椿]

チューリップキンシバイ(金糸梅)もみじ 

チューリップキンセンカ(金盞花)(別名カレンデュラ、ポットマリーゴールド)

 キンモクセイ

チューリップクズ

芽クッションマム(→ポットマム)(キク科キク)

 クマガイソウ

 グラジオラス

ワイングラスクラリセージ(→アロマ)

 クリ

クローバーグレープアイビー(→エレンダニカ) (→観葉植物)

ワイングラスグレープフルーツ(→アロマ)

 クレマチス

 クロッカス

 クロユリ

チューリップクワガタソウ

 ケイトウ

 ゲッカコウ

クローバー月桂樹(→ハーブ)

クローバーケッパー(→ハーブ)

芽コウスイハッカ(香水薄荷)(→レモンバーム、セイヨウヤマハッカ)
(→クローバー:ハーブワイングラス:アロマ)

芽コウスイボク(→レモンバーベナ:ボウシュウボク(防臭木)) (→クローバー:ハーブ:ワイングラスアロマ)

 コウリンタンポポ

 コケモモ

 コスモス

芽コダチヤハズカズラ(→ツンベルギア・エレクタ)

チューリップコチョウラン(胡蝶蘭)(ファレノプシス)

 コブシ

 コマクサ

クローバーコリアンダー (→ハーブ)

クリスマスコロラドトウヒ(アメリカハリモミ・アカトウヒ・ブルースプルース・プンゲンストウヒ・ホプシー)(→コニファー)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

コメント(29)

●クワガタソウ属


オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名 Veronica persica)とはゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草。別名、瑠璃唐草・天人唐草・星の瞳。ヨーロッパ原産の帰化植物。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。

早春にコバルトブルーの花をつける。花弁は4枚。ただしそれぞれ大きさが少し異なるので花は左右対称である。花の寿命は1日。葉は1–2cmの卵円形で鋸歯がある。草丈10–20cm。名前のフグリとは陰嚢の事で、実の形が雄犬のそれに似ている事からこの名前が付いた。ただし、これは近縁のイヌノフグリに対してつけられたもので、この種の果実はそれほど似ていない。だから、正しくは、イヌノフグリに似た大型の植物の意である。

近縁種
近縁種にイヌノフグリ (V. didyma var. lilacina)、タチイヌノフグリ (V. arvensis)、フラサバソウ (V. hederaefolia) などがある。いずれもオオイヌノフグリより小型で、花ははるかに小さいので目立たない。なお、日本の同属にはクワガタソウ (V. miqueliana) の仲間があり、これは山地から高山に分布し、イヌノフグリを大きくしたような美しい花の野草である。



(画像:クワガタソウ属) →オオイヌノフグリ:花の図鑑 あ行参照。
キク亜綱 Asterdiae
ゴマノハグサ目 Scrophulariales
ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
クワガタソウ属 Veronica
●キク
キク(菊)はキク科キク属の植物。通常、キクといえばイエギク(栽培ギク)を指す。



チューリップキク科のもの
キク科の植物は被子植物のなかでは最も繁栄しているものの一つで、世界中に2万種以上が自生している。多くが○○ギクといった名を持つ。

日本には350種ほどが自生し帰化植物は150種がある。そのうち、単に「キク」、「野菊」と呼ばれるものは、以下のものがある。


チューリップ野菊
キク科キク属
リュウノウギク・キクタニギク・シマカンギク
キク科シオン属の野菊
ノコンギク・サワシロギク・シラヤマギク・ヒロハホウキギク
キク科ハマベノギク属
ハマベノギク、ヤマベノギクほか
キク科ヨメナ属
ヨメナほか
キク科タンポポ属
セイヨウタンポポ、シロバナタンポポほか

チューリップ外国のキク科の植物
ヤグルマギク
キク科 セントウレア属の秋蒔き一年草。ヨーロッパ原産。
シロタエギク(白妙菊)
マーガレット(モクシュンギク-木春菊)
ガザニア(クンショウギク)
テンニンソウ(トッコウギク-特攻菊)
レタス
ほか


チューリップキク科ではないもの
シュウメイギク(秋明菊・牡丹貴船菊)
キンポウゲ科アネモネ属の耐寒性宿根草。半日陰を好む。(en:Japanese Anemone)
ダンギク(段菊)
クマツヅラ科の亜灌木、庭などに植えられる園芸植物。
マツバギク(松葉菊)
ツルナ科の常緑多年草。半耐寒性で暖地の庭先や路傍などに植えられている。
ちゃんばぎく
ケシ科の雑草。「たけにぐさ」の別名。
●古典菊(中菊)

チューリップ中菊
「仏花」などに使用される一般的な実用花や、洋菊(ポットマム)などが含まれる。 ほか、江戸時代から続く「古典菊」もこの区分に入れられる。


芽洋菊:→クッションマム(ポットマム)
いわゆる西洋キクで、鉢植えで秋頃に出回る。「矮化剤」で成長が抑制され、背丈がそろえられている。普及したのは1950年代にアメリカのヨーダーブラザーズによって発売され[1968年]に日本国内でも販売開始された。しかし、1970年後半以降より販売数の減少されたが1990年頃に入って新しいパテントが普及され麒麟麦酒の子会社でキリンマムが発売され各種苗会社では現在も需要が多い。


チューリップ古典菊
嵯峨菊
伊勢菊
美濃菊
肥後菊
江戸菊

●カキノキ(柿の木)はカキノキ科の落葉樹。東アジアの固有種で、特に長江流域に自生している。

雌雄同株であり、5月ごろに白黄色の地味な花をつける。果実は柿(かき)と呼ばれ、秋に橙色に熟す。 幹は家具材として用いられ、実は食用となる。葉は茶の代わりとして加工され飲まれることがある。未熟の果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤として用いられる。現在では世界中の温暖な地域(渋柿は、寒冷地)で果樹として栽培されている。

「柿の花」は夏、「柿」、「熟柿」は秋の季語である。

チューリップ学名・英語名の由来
日本から1789年にヨーロッパへ、1870年に北アメリカへ伝わったことから、学名にも kaki の名が使われる。英語で柿を表す「Persimmon」の語源は、アメリカ合衆国東部の先住民であるアルゴンキン語族(Algonquian languages) の言葉で「干し果物」を意味する名詞「ペッサミン」であり、先住民がアメリカガキ(Diospyros virginiana L.) の実を干して保存食としていた事実に基づく。近年、欧米ではイスラエル産の柿(渋抜きした「Triumph」種)が「シャロンフルーツ(Sharon Fruit)」という名称で流通するようになったため、柿は「Persimmon」よりも「Sharon Fruit」という名で知られている。なお、「Sharon Fruit」は、欧米では一般に登録商標であり、これらの地域でイスラエル産以外の柿を「Sharon Fruit」という商品名で販売することは違法である。

品種数は多く、1,000を超えるとも言われているが、大まかには、渋柿と甘柿とに分かれる。渋柿は実が熟しても果肉が固いうちは渋が残る柿である。代表的な品種は、平核無と刀根早生である。平核無は新潟県が発祥である。刀根早生は奈良県天理市の刀根淑民の農園で栽培されていた平核無が突然変異し、1980年に品種登録された。甘柿は渋柿の突然変異種と考えられており、日本特産の品種である。未熟時は渋いが、熟すに従い渋が抜け、甘みが強くなっていく。甘柿は、熟すと常に甘みを持つ完全甘柿と、種の有無・多少により成熟時に渋が残ることがある不完全甘柿に分類できる。渋が残ることがあることから、不完全甘柿を渋柿の一種に含めることもある。完全甘柿の代表的な品種は、富有と次郎。富有は岐阜県瑞穂市居倉が発祥で原木がある。次郎は静岡県森町に住んでいた松本次郎吉に由来する。不完全甘柿の代表的な品種は、愛知県が発祥の筆柿や神奈川県が発祥の禅寺丸などがある。

主な完全甘柿
富有、次郎、太秋、愛秋豊、御所、伊豆、早秋、貴秋、晩御所、花御所、天神御所
主な不完全甘柿
筆柿、禅寺丸、西村早生、黒柿
主な渋柿
甲州百目、蜂屋、富士、平核無、刀根早生、西条柿、市田柿、四つ溝、会津身知らず、堂上蜂屋柿

柿の実の利用
甘柿の果肉ではタンニンが不溶性となっているため生食するが、渋柿の果肉ではタンニンが水溶性で渋みが強いため生食できず、渋柿を食用にするには、果肉が軟らかくなった熟柿(じゅくし)になるのを待つか、タンニンを不溶性にする渋抜きの加工をする必要がある。


レストラン渋抜きの方法
アルコール漬けにする(樽柿)。
アルコールを掛ける。
35度のアルコールを少量振りかけ(20kg〜30kgに湯飲み1杯程度)、容器(何でもよい)に密封して1週間置く。
乾燥させる(干し柿)。あんぽ柿、市田柿は干し柿の一種。
湯抜き(35℃〜45℃の湯に浸ける)。
米・米ぬかにつける。
炭酸ガス脱渋(大量の渋柿を加工する業務用の方法。家庭でもドライアイスを使えば可能)。

●カキツバタ(燕子花、杜若 Iris laevigata)


アヤメ科アヤメ属の植物。湿地に群生し、5月から6月にかけて紫色の花を付ける。内花被片が細く直立し,外花被片の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどを特徴とする。

愛知県の県花であるが、これは『伊勢物語』で在原業平が有名なカキツバタの歌を詠ったとされる場所が三河国八橋(現在の知立市八橋とその周辺(安城市・豊田市など)と言われる。知立と八橋は別の地名。)であることに由来している。下は、その時に在原業平が詠んだ歌である。

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たびをしぞ思ふ
江戸時代の前半にはすでに多くの品種が成立しており、古典園芸植物の一つでもあるが、江戸時代後半にはハナショウブが非常に発展して、カキツバタはあまり注目されなかった。現代では再び品種改良が進められている。

漢字表記の一つ「杜若」は、本来はヤブミョウガという別種の漢名(「とじゃく」と読む)であったが、カキツバタと混同されたものである。

●カサブランカ

ユリ科ユリ属
原産地:中国、日本原産
開花時期:7月〜8月
草丈 :60cm〜80cm
花径 :21cm〜25cm
花色 :白
場所 :半日陰を好む

●カタクリ(片栗、学名 Erythronium japonicum)


ユリ科カタクリ属に属する多年草。
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。葉には帯紫色の模様がある。早春の3〜4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。種子にはアリが好むエライオソームという物質が付いており、アリに拾われることによって生育地を広げている(同様の例はスミレなどにも見られる)。発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7・8年程度までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。なお、鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。原則として鱗茎は分球することはない。昔は日本では落葉広葉樹林のある各地で広く見られたが、近年では乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地の減少によって減少している。最近では人工的に増殖した上で野山に植える試みが行われ、観光名所になっている。

万葉集に残る、「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」(巻18)に詠まれている 堅香子=カタカゴは、カタクリではないかと考えられている。 昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。

カタクリの仲間のキバナカタクリ(学名 Erythronium grandiflorum Pursh.)は、主にアメリカやカナダ南部の亜高山帯に分布している。

●カトレヤ(カトレアとも。Cattleya)


中南米原産のラン科植物の1つの属、あるいはその近縁属との交配品種を含む1群の植物である。美しい花を咲かせることからよく栽培され、最も有名な洋ランである。洋ランの女王とも言われる。

概要
中南米のコロンビア、ベネズエラ、ブラジル、エクアドルなどに分布し、特にアンデス山脈などの標高100m程度の森林地帯に産する。着生植物であり、木の樹皮に付着して生活する。現在では多くの交配種があり、栽培されている。非常に大輪で派手な花であり言わば洋ランの代名詞として扱われ、切り花としては華麗さと高級感を演出する。名前はこの属の最初の収集者で最初に栽培で花を咲かせたWilliam Cattleyにちなみ、属の名前として献名されたものである。もともと彼が南米から送ってもらった植物の梱包材として使われていたこの着生植物に興味を持ち、栽培してみたところ予想もしなかった見事な花をつけたため、イギリスの著名な植物学者John Lindleyが記載して献名したという逸話が伝わっている。

カトレアを国花としている国はコスタリカである。


形態的特徴
カトレヤは着生植物であり、匍匐茎の節から出る白くて太いうどん状の根で樹皮に張り付くようにして生活する。根の表面は白いスポンジ状の死細胞からなる組織で覆われ、雨水や着生した樹木の樹皮を伝って落ちてきた水をすばやく吸収し、その後でゆっくりと内側の生きた組織で吸収する。根の生きた組織は葉緑体を持ち、光合成の能力を持つ。そのため、表面のスポンジ状の組織が水を吸って光の乱反射が起こらなくなると生きた組織が透けて見え、根全体が緑色に見える。植物体は全体に肉厚で固い。匍匐茎はあまり伸びず数節だけ成長した後にすぐに立ち上がり、多肉質の偽球茎(バルブ)をとなる。偽球茎はこん棒状でやや偏平・数節からなるが、そのうちの1節だけが長く発達し、先端には1枚だけ或いは2枚の葉をつけ、これは同じ個体でも個々の偽球茎で変異があることがある。そのため、偽球茎の先端の葉が1枚だけの場合、一見するとやたらごつい葉柄を持つ1枚の葉のようにも見える。しかし茎である証拠に、花は偽球茎の先端の葉の根元の内側(腋芽)から出る。偽球茎には多量の水分や栄養分が蓄えられ、間欠的にしか水が得られない樹上の環境に耐えられるようになっている。偽球茎と葉は何年間もの寿命を持ち、株全体で常に数本の偽球茎を持っており、古い偽球茎では葉が枯れて落ちてもなお余命を保ち、水分と栄養分の貯蔵器官として機能している。成長期になると匍匐茎と偽球茎の境界部の節の腋芽が成長を開始し、新しい偽球茎が立ち上がり葉が伸び始める頃に新しい匍匐茎から新しい根が伸張して樹皮に固着する。この成長期の根の先端部はまだスポンジ状の死んだ組織が分化していないため、みずみずしい緑色をしている。花は偽球茎の先端から出て1〜数輪つく。外花被はやや細い楕円形、側弁は幅広い楕円形、唇弁の基部は蘂柱を包むように両端が上に曲がって筒状になり、先の方では卵形に広がり、周囲はひだになってうねり、中央は濃く色づくものが多い。花びらは大きく開き、正面を向く。色は白からピンク系のものが多く、非常に華やかで美しい。


栽培と品種改良
発見の当初よりその美しさのためによく栽培され、また、新たな種の発見に努めるものも多かった。現在では野生種は40種ばかり知られている。それらを元にした品種改良も行われ、多くの交配品種がある。近縁の属であるレリア(Laelia)・ブラッサボラ(Brassavola)・ソフロニティス(Sophronitis)との間でも交配が行われている。これらの属とカトレヤを含む4属の間では属間交配による雑種も稔性を持つものが多く、3属間雑種や4属間雑種も作られている。それらはカトレヤの花の色や形の範囲を広げることを目指して行われ、一般にはすべてカトレアと認識されている。それらの系統は以下のような名称および略称で示される。

カトレヤ(Cattleya)・カトレヤ(C.)
ブラッソカトレヤ(Brassocattleya)・ブラッサボラxカトレヤ(BC.)
レリオカトレヤ(Laeliocattleya)・レリアxカトレヤ(LC.)
ソフロカトレヤ(Sophlovattleya)・ソフロニティスxカトレヤ(SC.)
ブラッソレリオカトレヤ(Brassolaeliocattleya)・ブラッサボラxレリアxカトレヤ(BLC.)
ソフロレリオカトレヤ(Sophlolaeliocattleya)・ソフロニティスxレリアxカトレヤ(SLC.)
ロルフェラ(Rolfera)・ブラッサボラxソフロニティスxカトレヤ(Rolf.)
ポティナラ(Potinara)・ブラッサボラxソフロニティスxレリアxカトレヤ(Pot.)
●コチョウラン(胡蝶蘭、学名:Phalaenopsis、英語:moth orchid)
別名:ファレノプシス

ラン科コチョウラン属に属する着生ランの一種。学名からファレノプシスとも呼ばれる。学名の語源については、花が蝶の舞っている姿に似ているところからつけられた。

特徴
大きな葉が目立つ着生植物。茎はごく短く、特殊な偽球茎のような形は取らない。葉は楕円形で幅広く大きく、厚くて硬く多肉質、中央でやや二つ折りになる傾向。根はよく発達し、樹皮などに張り付く。日本の蘭ではナゴランやフウランにやや似た姿である。花茎は長く伸び、穂状に花をつける。花は唇弁が小さく、先端が左右に突出して巻き込む。蕊柱は短い。それ以外の花弁は平面に広がる。

花粉媒介後の花の変化
コチョウランは、その美しさで取り上げられるだけでなく、その光合成についても独特の性質がある。他の多くの植物と同様、ランの花に花弁は花粉媒介を行う昆虫を誘引し、中心にある器官を保護する役割を担っている。花粉媒介がすめば、花弁は衰える(しおれる、あるいは枯れるなど)のが普通である。これは、それらの器官を維持するのにそれなりの栄養を消費するから、不用になったら素早く捨てる方がよいからである。しかし、コチョウラン属においては、P.violaceaなどの多くの種で花弁は新しい役割を担うようになる。それらは緑色に変化し、明らかに光合成をするようになる。


原産地
ヒマラヤ・インド・東南アジア・台湾

園芸植物としては品種改良され、花が丸っこく大きいものがよく知られる。かつては栽培困難であったが、近年は贈答の洋ランとしてもっともポピュラーなものとなっている。なお、デンドロビウムのうち、茎先端付近から長い花茎を出し、花を穂状に近く出すものをファレノプシス系、時に略してデンファレというのは、このタイプがコチョウランに似た花をつけるためである。なお、一般に「コチョウラン」と呼ばれるものには、Phalaenopsis属以外に、近縁の別属の Doritis pulcherrimaとの交配によって出来た、人工属Doritinopsisに含まれる品種群もある。

●カノコユリ(鹿の子百合、学名:Lilium speciosum)ユリ科ユリ属の多年草。別名、ドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)。



四国・九州地方の山地に自生している。花が美しいので、昔から観賞用に栽培もされている。和名は花弁に鹿の子模様の斑点があることから。

漢方
鱗茎には滋養強壮、利尿、咳止め、解熱、消炎の効能があるという。

花言葉
荘厳、慈悲深さ、

●カボチャ(南瓜、英名: Pumpkin 、Squash )


ウリ科カボチャ属 (Cucurbita) の総称。原産は南北アメリカ大陸。果実を食用とする。「カボチャ」という語はポルトガル語の「Cambodia abóbora」(カンボジャ・アボボラ、「カンボジアのウリ」の意)の後半が略されたもの。逆に前半を略してボーブラあるいはボーボラと呼ぶ地方もある。また、「南瓜」は「南京瓜」の略であるという。「唐茄子(とうなす)」「南京(なんきん)」という呼び名も使用されることがある。なお、北米では英語でパンプキンと呼ばれるものは果皮がオレンジ色の種類に限られ、その他のカボチャは全てスクァッシュと総称されるため日本のカボチャは「カボチャ・スクァッシュ」と呼ばれるが、オーストラリアなど他の英語圏ではこの限りではない。


芽栽培
栽培されているのは主に次の3種類である。

西洋カボチャ C. maxima
主に大型のカボチャがこれに含まれる。現在日本で広く栽培されているカボチャは西洋カボチャである。花梗はスポンジ状で膨れており、畝は無い。
東洋カボチャ C. moschata
日本カボチャ、バターナット・スクァッシュがこれに含まれる。
ペポ種 C. pepo
小型のカボチャ、ドングリカボチャ、ソウメンカボチャなどがこれに含まれる。ハロウィンでおなじみのオレンジ色のカボチャはペポ種である。なお、ズッキーニも同種。
東洋カボチャは天文年間に日本にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだ。ペポ種は中国を経由して来たため唐茄子とも呼ばれる。 病害虫に強く栽培も容易であり、こぼれた種が勝手に成長、結実することもよくある。強健な性質を利用して、カボチャをキュウリやメロンの接ぎ木の台にすることもある。


レストラン食材

海外品種のカボチャ(ペポ種)。ハロウィンでおなじみ。
殻を取り除いたパンプキンシード実はビタミンAを豊富に含む。皮は硬いが長く煮ることでやわらかくして食べることができる。日本には冬至にカボチャを食べる風習がある。 サツマイモと同様に、デンプンを糖に変える酵素を含んでおり、貯蔵によって、あるいは低温でゆっくり加熱することによって甘味が増す。 大ぶりで甘味が強い西洋カボチャが現在の主流となっているが、これは煮物を甘く煮付ける家庭料理的な習慣によるもので、出汁を効かせて煮る日本料理的な煮物には、小ぶりで甘味は少ないが煮崩れしにくい日本カボチャが向いている。甘みの強い品種は菓子作りにも向いており、パンプキンパイやプリン(南アメリカのフランやタイの「サンカヤー・ファクトン」が有名)などに加工される。種子(パンプキンシード)も食品として市販されており、ナッツとして扱われる。パンや洋菓子のトッピングとして用いられることが多い。メキシコにはカボチャの種子をすりつぶしたソースで肉や野菜を煮込んだ、ピピアン(pipián)という伝統料理がある。また、種子から食用油(パンプキンシードオイル)が取れる。アメリカ合衆国ではシナモンやクローブなど、パンプキンパイに用いる香辛料とカボチャを使って醸造したビールが生産されている。日本では北海道での生産量が多い。


生薬
乾燥した種子は、南瓜仁(ナンカニンまたはナンガニン)という生薬で条虫、回虫駆除に用いられる。

アメリカ合衆国などではハロウィンが近づくと、オレンジ色のカボチャの中身をくり抜いて目鼻などをつけた観賞用のちょうちん(ジャックランタン)を作り、中にロウソクを立てて戸口に飾る。昔はハロウィンが終わるとジャックランタンでよくパンプキンパイを作っていたが、現在のジャックランタン用のパンプキンの品種は観賞用に選抜されているため味があまり良くなく、腐るまで放置されることが多い。ハロウィンの夜に「トリック・オア・トリート(いたずらかお菓子か)」に繰り出したティーンエイジャーが他人の家のジャックランタンを持ち去って打ち壊すのは割とよくあるいたずらであり、オルタナティブ・ロックのバンド「スマッシング・パンプキンズ」のバンド名はここから来ている。

●カーネーション(英:carnation、学名:Dianthus caryophyllus)は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草。別名にオランダナデシコ、ジャコウナデシコなど。


原産地と名前の由来
原産は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸といわれている。カーネーションという名前の由来には諸説あり、肉(ラテン語:carn)の色の花という説や、戴冠式を意味する語のコロネーション(coronation)が訛ってカーネーションとなったとの説もある(corona:ギリシャ語で王冠の意味)。

歴史
ルドゥーテのカーネーションの植物画地中海沿岸から西アジアの原産のため古くから、可憐な花容を愛された。とくにイスラム世界ではバラやチューリップと並んで、愛好された植物である。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているため、モスクなどの装飾にはアラベスクという幾何学模様や草花の文様が使用された。このアラベスクの意匠にカーネーションの花はしばしば使用されている。なおスペイン、モナコ公国、ホンジュラスの国花である。

カーネーションが世界的に普及したのは母の日の成立が大きく関わっている。「母の日」に母親に贈呈する花として世界中で愛好されることになった。

17世紀にはイギリスでフローリスト(園芸愛好家)達によって栽培され、オーリキュラやチューリップ等と並びフローリスツ・フラワーの一つとして大きく進展を見た。18世紀を通じて品種が増え、やがて「ショウ・カーネーション」が生まれ、これが19世紀の主流となった。この花の特徴は花弁の縁の鋸歯がなくなり、花弁の配置を幾何学的な整形に近づけたもので、現代のカーネーションとは異なっている。この時代にはまだバラの改良もそれほど進んでおらず、カーネーション、オーリキュラ、チューリップは時代の先端を行く園芸植物であった。

19世紀中頃になるとフランスでの育種が進み、1840年にダルメイスが「パーペテュアル系」を作出、更に1857年にはやはりフランスで「マルメゾン系」が誕生した。これらが現代の営利用カーネーションに繋がっている。

なお、日本には江戸時代初期以前に輸入され、アンジャベルまたはアンジャ(蘭:anjelier、tuinanjelier)と呼ばれた。享保年間に出版された、『地錦抄録』(1733年)には、徳川家光の時代正保年間にオランダからカーネーションが伝来したと書かれている。しかし、このときには日本に定着せず、寛文年間に再伝来し、14種品種が紹介された。この時期に書かれた『花壇綱目』にも「あんしやべる」の名で記録されている。宝暦年間の1755年に著された『絵本野山草』にはカーネーションはナデシコなどとともに紹介されている。この時期には数百種に上る品種がナデシコだけで作り出されておりその中にカーネーションも含まれていたようである。現在、カーネーションはキク、バラと並ぶ生産高を誇る花卉植物であり、ハウス栽培で周年供給している。しかし、最も需要が伸びるのは母の日の5月前後である。また切り花のイメージが強いが最近では鉢植えの品種も普及している。カーネーションに青い色はなかったが、サントリーと、オーストラリアのフロリジン社が遺伝子組換えで青いカーネーションを作出した。詳しくは、ムーンダストの項を参照。ちなみに黄色のカーネーションは軽蔑という意味の花言葉を持つ。カーネーションの市町村別生産額日本一は、愛知県幡豆郡一色町で、同町の町花にもなっている。


主な品種

切り花
マルメーゾン種(malmaison)
ボーダー種(boarder)
グルナダン種(grenadin)
ファンテジー種(fantaisie)
マーガレット種(marguerite)
シャボー種(chabaud)
パーペチュアル種(perpetual)

ガーデンカーネーション
セキチクとの交配種で、セキチクの強健さをカーネーションに取り入れたもので、庭植えが可能である。半耐寒性の秋まき一年草として扱われ、9月にタネをまくと、翌年の5月から6月にかけて開花する。ジャイアント・シャポー、アンファン・ド・ニースなどの品種があり、佛花や切り花用に作られているが、日本の風土ではやや栽培しにくく、あまり普及していない。

●カーネーション・ムーンダスト

ムーンダスト(Moondust)は、日本のサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業であるカルジーンパシフィック社(現:フロリジン社)との共同研究開発により、遺伝子組み換え技術により誕生した、世界で初めての青紫色のカーネーションである。

概要
本来、カーネーションには青色色素が存在せず、青系カーネーションは存在しなかったが、ペチュニアやビオラからデルフィニジン系の色素遺伝子を取得し、カーネーションの遺伝子へ組み込む事により誕生。1997年から「ムーンダスト」として発売されているが、当初は都会の一部の有名生花店や、各種のイベント、結婚式や特別な場所で使われる程度で、一般的に目にすることは少なかった。その後、徐々に種類が追加され、2005年2月に全国に初めて発売され、現在では比較的入手しやすくなっているが、一般的な生花店ではあまり扱われていない。2004年には、青いバラと共にグッドデザイン賞金賞を受賞している。地方生産地は、コロンビアのエクアドルにて、温室で栽培されている。航空便にて世界各国にも出荷され、切花市場へと流通する。花持ちが良く、種類によっては最長で1ヵ月程度咲き続ける。 カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)における「第一種」に平成16年6月に認可され、遺伝子拡散防止措置を行った、切花のみの形態で流通する。サントリーの発表では、2005年に約1800万本を販売した。花言葉は、「永遠の幸福」。現在、5種類販売され、大型で一輪咲きの「スタンダードタイプ」、濃紫色の「ベルベットブルー」濃い青紫系の「プリンセスブルー」、桃色に近い青味がかった「ライラックブルー」と言う名で3種、枝の先端で多数に枝分かれし多花性の「スプレータイプ」、青紫色の「アメジストブルー」、桃色に近い青味がかった「パールブルー」の2種類が発売されている。流通量が少なく、特別なイベント、結婚式や贈答品のフラワーアレンジメントの素材として使われている。


ムーンダストの歴史
1980年代:サントリーの花の開発が始まる。
1989年:サフィニアが発売される。
1990年:サントリーと現フロリジン社が青いバラを目指し、本格的な開発が開始される。
1995年:ムーンダストが誕生。
1997年:日本でムーンダストが一部の地域のみ(東京都などの都心部)において、発売が開始される。「パールブルー」の発売が開始される。
1999年:「スプレータイプ」の「アメジストブルー」が発売開始。
2001年:「ライラックブルー」「プリンセスブルー」が発売開始。
2002年:サントリーから花部門が分離され、サントリーフラワーズとなる。「ベルベットブルー」が発売される。
2004年:農林水産省のカルタヘナ法の第一種に認可される。
2005年:全国で発売開始。


●ベルベットブルーカメラNO.01
まるでベルベットを思わせるような、ノーブルな質感を持つ「ベルベットブルー」。高貴でゴージャスな雰囲気をかもしだします。

●プリンセスブルーカメラNO.02
深みのある青紫色。3色のなかでは、ちょうど中間の色合いに。


●ライラックブルーカメラNO.03
淡い赤みがかったブルーの「ライラックブルー」。いちばん優しく甘い印象が漂います。


●カーネーション・ムーンダスト

ムーンダスト(Moondust)は、日本のサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業であるカルジーンパシフィック社(現:フロリジン社)との共同研究開発により、遺伝子組み換え技術により誕生した、世界で初めての青紫色のカーネーションである。




●アメジストブルーカメラMO.01
深い青紫色が美しい「アメジストブルー」。上品な色合いと花姿がまるで輝く宝石のよう。


●パールブルーカメラNO.02
真珠のような淡くつややかな青の「パールブルー」。透明感のある優しい色が他の花を引きたてます。

●カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆、学名:Vicia angustifolia)は、マメ科ソラマメ属の越年草。ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名だが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している(「野豌豆」は中国での名称)。


特徴
本州〜四国・九州・沖縄の路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している。秋に発芽し、春になると高さ60〜150cmに達する。茎には巻きひげがあり、近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。茎は全体に毛があり四角柱状。花期は3〜5月でエンドウに似た小型の紫紅色の花を付ける。豆果は熟すると黒くなって晴天の日に裂け、種子を激しく弾き飛ばす。原産地はオリエントから地中海にかけての地方であり、この地方での古代の麦作農耕の開始期にはエンドウなどと同様に栽培されて作物として利用された証拠が考古学的資料によって得られているが、その後栽培植物としての利用はほぼ断絶して今日では雑草とみなされている。そのため、若芽や若い豆果を食用にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできる。また、未熟な果実の両端を切り落し、草笛にすることができる。一見するとソラマメの仲間とは思えないが、よく見ると、茎が角ばっていることと、豆のへそが長いというソラマメ属の特徴を満たしている。史記で伯夷・叔齋が山で餓死する前に食べていた「薇」(び)は、野豌豆の類ともいい、またワラビやゼンマイのことともいう。


近縁種
近縁の仲間には、スズメノエンドウ(Vicia hirsuta)、カスマグサ(Vicia tetrasperma)などがある。この3種は、いずれも路傍にごく普通な雑草であり、生育の季節も共通するため、往々にして混生する。カラスノエンドウは大きくて少数の花を着け、スズメノエンドウはごく小さな花を房状に多数着ける。カスマグサは小型の花を少数着ける。カスマグサのカスマとは、カラスとスズメの間(マ)の意である。これら3種は似ているが、ヤハズエンドウは托葉(葉の付け根の付属物)に暗紅色の花外蜜腺があり、他2種にはない。

また、欧米には近縁種でより大型のオオヤハズエンドウ(Vicia sativa)があり、牧草として利用されている。この種は近年日本にも帰化していることが分かっている。

●クズは、マメ科のつる性の多年草。根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。秋の七草の一つ。名前は葛の文字を当てる。(「葛」で表記する場合もある)


■特徴
葉は3出複葉、小葉は草質で幅広く、とても大きい。つるは年がたつと太くなり、やや木質化する。地面を這うつるは、節から根を出し、あちこちに根付く。根は非常に深く、太って長芋状となる。花は8〜9月の秋に咲き、穂状花序が立ち上がり、赤紫の豆の花を咲かせる。花は甘い芳香を発する。果実は枝豆に似て、やや小型。

和名は、かつて大和国(現:奈良県)の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。


■分布と生育環境
北海道〜九州までの日本各地のほか、中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布している。

荒れ地に多く、人手の入った薮によく繁茂する。かつての農村では、田畑周辺の薮に育つクズのつるを作業に用いた。そのため、クズは定期的に切り取られ、それほど繁茂しなかった。しかし、刈り取りを行わない場合、クズの生長はすさまじいものがあり、ちょっとした低木林ならば、その上を覆い尽くす。木から新しい枝が上に伸びると、それに巻き付いてねじ曲げてしまうこともある。そのため、人工林に於いては、若木の生長を妨げる有害植物と見なされている。

なお、この派手な成長ぶりを買われ、中国奥地の緑化のために種子が運ばれたことがある。北アメリカにも1876年にフィラデルフィアの独立百年祭博覧会の際に日本から運ばれて飼料作物および庭園装飾用として展示されたのがきっかけとして、東屋やポーチの飾り、さらには緑化・土壌流失防止用として推奨され一時は持てはやされたが、原産地の中国や日本以上に北アメリカの南部は生育に適していたため、あるいは天敵の欠如から想像以上の繁茂・拡散をとげ、有害植物及びに侵略的外来種として指定されたが、駆除ははかどっていない。なお、葛の英語名は日本語から「クズ[kudzu]」である。近年ではアメリカ南部の象徴的存在にまでなっている。

駆除は、根茎により増殖するため根絶やしにすることが困難である。抜本的に除去する方法として、除草剤のイマザピルを使う手法がある。除草剤は、薬剤を染みこませた楊枝状の製品であり、根株に打ち込むことにより効果を発揮する。


■近似種
沖縄には同属のタイワンクズ(P. montana (Lour.) Merr.)がある。全体にクズに似るが葉の形や花の姿などに若干の差がある。なお、沖縄ではほぼ同様な姿でナタマメ属(Canavalia)のタカナタマメ(C. cathartica Thouars)も路傍によく出現する。


■食品
食品の葛粉(くずこ)はクズの根を晒して作る。葛切りや葛餅などの原料となる。葛粉を湯で溶かしたものを葛湯(くずゆ)、熱を加えて溶かしたものは固まると半透明もしくは透明になることから和菓子等の材料として古くから用いられている。各種食料品店で入手できる葛粉と呼ばれる食品の多くは馬鈴薯澱粉が混ざっており、混じり気のない葛粉100%のものを本葛(ほんくず)と呼び区別する。


■漢方薬
クズの根を干したものを生薬名葛根(かっこん)と呼ぶ。日本薬局方に収録されている生薬である。発汗作用・鎮痛作用があるとされ、漢方方剤の葛根湯、参蘇飲(じんそいん)などの原料になる。これを題材にした落語に『葛根湯医者』がある。


■蔓(つる)
クズの蔓は長いことから、切り取った蔓部が乾燥して固くなる前に編むことで、籠(かご)などの生活用品を作ることができる。また、蔓を煮てから発酵させ、取りだした繊維で編んだ布は葛布(くずふ)と呼ばれる。平安時代頃から作られていたとされる。江戸時代には『和漢三才図会』でも紹介された。かつては衣服・壁紙などに幅広く使われたが、現在では生活雑貨や土産物として、数少ない専門店によって小規模ながら生産がつづけられている。遠州、現在の静岡県掛川市の特産品である。

「幻の椿」は蝋細工?
12月26日17時55分配信 ツカサネット新聞


秋田県大潟村にある生態系公園鑑賞温室へ行ってきた。

たくさんの植物がある中で、黄色の丸い実を付けている木を見つけ、なんだろう?と近づいてみると、それは、黄色い実ではなく花の蕾だった。たくさん付いている蕾の中に、いくつか咲いていたのだが椿のようなそうでないような…。

案内板を見ると「幻の椿」と書いてあった。
「幻の椿」は、金花茶(キンカチャ)といい、1965年に中国広西省とベトナムの国境付近に自生していたものが発見され、1980年に日本に入ってきたとういう。

樹高は2〜5mで、12〜2月にかけて花を咲かせる。寒さには弱い。椿は枝先に花をつけるが、金花茶は枝のところどころに下向きに花がついており、ただ木を見ただけでは花はよく見えない。でも、ちょっと木の下へもぐると黄色い花が見える。肉厚で透き通るような花びらは蝋細工で作られているような、なんとも言えない不思議な花だ。

中国では天然記念物に指定されている珍しい椿「金花茶(キンカチャ)」は、これからが見頃となる。東京・大阪・名古屋・神奈川・京都の植物園でも見ることができるようなので興味を持った人は、ぜひ足を運んで見て欲しい。



金花茶のある植物公園

● 神代植物公園

● 小石川植物園

● 長居植物園

● 大船植物園

● 東山植物園

● 京都府立植物園


●ガーベラ (Gerbera) は、キク科ガーベラ属に属する植物の総称。多年草。別名アフリカセンボンヤリ。狭義にはG. jamesoniiをガーベラとすることがある。

温帯、熱帯アジア、アフリカなどに分布し野生で約40種存在する(特に南アフリカが多い)。花のもちが良く、フラワーアレンジメントでも比較的多く用いられる。花色はピンク、赤、白、黄色、緑、オレンジなど豊富にある。

発見者であるドイツ人の自然学者ゲルバーの名前からとられた。


園芸種の一般的な特徴
ヨーロッパで品種改良され、切花や鉢植用に栽培されるものが多くある。こうしたものは花期は4-9月頃、暖地ならば4-11月頃(ただし真夏は中断する場合あり)が多い。切り花用として流通している品種は、現在2000品種以上ある。日本国内で流通している品種は、90%以上がオランダなど海外から輸入された品種である。ただし、切り花のほとんどは、海外から輸入された苗などを国内の農家が栽培した国産品である。花の直径から大輪、小輪に分類され、それぞれに花弁が糸状になった「スパイダー」タイプがある。 また、弁の形状から、「一重」「半八重」「八重」に判別することができ、花弁が退化した「球状」タイプの品種もある。

花言葉は『崇高美』『神秘』。

●キキョウ(桔梗 Platycodon grandiflorus)はキキョウ科の多年性草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。

万葉集のなかで秋の七草と歌われているアサガオは本種であると言われている。

根は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。葉は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。

つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、おしべ・めしべ・花びらはそれぞれ5本である。

なお、園芸品種には白やピンクの花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがある。

生薬としての効能
キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。主な産地は韓国、北朝鮮、中国である。十味敗毒湯、防風通聖散、排膿散などの漢方方剤に使われる。


花の形から「桔梗紋」が生まれた。美濃の土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。
明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
安倍晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされている。
韓国ではトラジといい、肥大した根をキムチ、ナムル、ビビンバなどの食材にする。トラジという屋号の韓国料理店も多い。
●コブシ(辛夷 Magnolia kobus)はモクレン科モクレン属の落葉広葉樹の高木。早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。別名「田打ち桜」。

果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがある。これがコブシの名前の由来である。

北海道のコブシは「キタコブシ」と呼ばれることもある。

産地
九州、本州、北海道および済州島に分布。「コブシ」がそのまま英名・学名になっている。 日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読むが、中国ではこの言葉は木蓮を指す。
建材として、樹皮を付けたまま茶室の柱に用いられることがある。
花蕾は鼻炎、鼻づまりなどに効果がある。生薬名は「辛夷(しんい)」といい漢方薬に配合される。


●コブシモドキ
1948年に阿部近一,赤澤時之の二人により徳島県相生町で発見されたコブシの近縁種とされる植物。発見された当時、株から出た枝が地面を這って、土に接した部分から根が出ていたことから、「ハイコブシ」の別名もつけられた。四月中旬に直径十二〜十五の花を多く咲かせ、コブシよりやや開花が遅いことなどが特徴。また、葉の大きさもコブシより若干大きめである。その後も何度か再調査が行われたが、発見された一株以外は見つかっておらず、またこれは三倍体であることから種子も出来ないこと、四国にそもそもコブシが自生していないことなどから謎の多い植物として現在も語り継がれている。野生種は既に存在しないと考えられているが、徳島県の相生森林美術館をはじめとした数箇所で当時の株から挿し木などで増やされたものが栽培されている。環境省のレッドデータブックでは野生絶滅、徳島県のレッドデータブックでは絶滅と記されている。

●金正日花(きむじょんいるばな、キムジョンイルファ)は、朝鮮民主主義人民共和国の指導者金正日のために日本の静岡県掛川市の植物学者である加茂元照が1980年代に品種改良して誕生させた花である。1988年2月16日、金正日の46歳の誕生日に寄贈された[2]。ベゴニアの一種で、寒さに弱く、金正日の誕生日に合わせて栽培するために大量の石油を用いている。 また、栽培担当者が金正日花の花が落ちた際に自殺している。

同国では金正日最高司令官を象徴する花として知られており、テレビなどではしばしば放送され、バッジも作成されている。

米国ベゴニア協会により2004年、ベゴニア科の新品種991号として認定されたと言われる。

普天堡電子楽団は"金正日花"という曲を歌っている
●キュウリ(胡瓜、Cucumis sativus L.)はウリ科キュウリ属のつる性一年草。およびその果実のこと。未熟な実を食用とする。インド北部、ヒマラヤ山麓原産。日本では平安時代から栽培される。胡瓜の「胡」という字は、シルクロードを渡って来たことを意味している。「キュウリ」の名は、元々「木瓜」または「黄瓜」(きうり)と書いたことによる。現代の中国語では「黄瓜 huángguā ホワングワ」、「青瓜 qīngguā チングワ」などと呼ぶ。現在日本語で「木瓜」と書くとほとんどの場合ボケの花のことを指し、キュウリのことは指さない。

■生態
温暖な気候を好むつる性植物。種子は暗発芽種子である。雌雄異花ではあるが、単為結果を行うため雄花が咲かなくとも結実する。主に黄色く甘い香りのする花を咲かせるが、生育ステージや品種、温度条件により雄花と雌花の比率が異なる。果実の生長は非常に早く、日本では収穫作業が一日に2〜3回行われる(これには、日本市場のキュウリの規格が小果であることも一因である)。夏は露地栽培、秋から初春にかけては、ハウスでの栽培がメインとなり、気温によっては暖房を入れて栽培することもある。しかし、近年の石油の価格高騰により、暖房をかけてまでの栽培を見送る農家も少なくない。果実色は濃緑が一般的だが、淡緑のものもある。根の酸素要求量が大きく、過湿により土壌の気相が小さい等、悪条件下では根が土壌上部に集中する。

[詳しくは野菜のトピックスでご覧下さい]
●キョウチクトウ(夾竹桃 Nerium indicum)はインド原産のキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木である。葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることからこの名がついた(シノニムN. oleander L. var. indicum (Mill.) O.Deg. et Greenwell)。

葉は長楕円形で両端がとがった形 。やや薄くて固い。葉の裏面には細かいくぼみがあり、気孔はその内側に開く。 花は、およそ6月より残暑の頃である9月まで開花する。花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、それぞれがややプロペラ状に曲がる。 日本では適切な花粉媒介者がいなかったり、挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって受粉に成功して果実が実ることはあまりないが、ごくまれに果実が実る。果実は細長いツノ状で、熟すると縦に割れ、中からは長い褐色の綿毛を持った種子が出てくる。ピンク、黄色、白など多数の園芸品種があり、八重咲き種もある。

有毒な防御物質を持つため、食害する昆虫は少ないが、日本では鮮やかな黄色のキョウチクトウアブラムシが新しく伸びた枝に寄生し、また新芽やつぼみをシロマダラノメイガの幼虫が糸で綴って内部を食べる。九州の一部や南西諸島では、スズメガ科のキョウチクトウスズメの幼虫が葉を食べて育つ。

乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用される。神奈川県川崎市では、長年の公害で他の樹木が衰えたり枯死したりする中でキョウチクトウだけはよく耐えて生育したため、現在に至るまで同市の緑化樹として広く植栽されている。

日本へはインドより中国を経て江戸時代中期に伝来したという。また類似のセイヨウキョウチクトウNerium oleander も栽培される。

病院生薬
オレアンドリンなど様々な強心配糖体が含まれており、強心作用がある。ほかに利尿作用もある。毒性が強いため、素人が処方する行為は好ましくない。

オレアンドリン
オレアンドリン(oleandrin C32H48O9)とはキョウチクトウに含まれる強心配糖体で、分子量576.73、融点250℃、CAS登録番号は465-16-7である。ジキタリスに類似の作用を持つ。
オレアンドリン

禁止毒性
白花は一重咲き、桃色は八重咲きが多い。中毒症状としては、疝痛、下痢、頻脈、運動失調、食欲不振などがある。致死量は乾燥葉で50mg/kg [要出典](牛,経口)という報告がある。ヒトの場合、致死量は0.30mg/kg とのデータもある。[1] [2] 花、葉、枝、根、果実すべての部分に毒性がある。燃した煙も毒。但し、腐葉土になれば毒性は無くなる。

禁止食中毒
家畜がキョウチクトウを食べることで中毒症が問題になる。
人での中毒はフランスで木を串焼きの串にして死者が出た例がある。日本でも、かつて広島で木を箸代わりにして死者が出ている。広島はキョウチクトウを市の花に指定しているが、学校ではキョウチクトウの利尿効果や毒性についてほとんど教育がなされていない。

アレルギー
環境省によれば 1970年に喘息の発生が報告されている

近似種
日本には類似のものはない。沖縄にはオキナワキョウチクトウ(正式和名はミフクラギ)があるが別属である。花は白くてややキョウチクトウに似ているが、多肉質の葉や大きな実をつけるので、印象はかなり異なる。

花言葉
用心、危険、油断しない。
●キリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)は、ゴマノハグサ科(あるいはノウゼンカズラ科、独立のキリ科 Paulowniaceae とする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。

高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつける。葉も特徴的であり、広卵形の大きな葉をつける。

原産地は中国とされ、日本では北海道南部以南において植栽され、あるいは自生する。中でも福島県の会津桐、岩手県の南部桐が有名である。キリは古くから良質の木材として重宝されており、下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となる。

伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきた。

花言葉は「高尚」。


木材
キリは日本国内でとれる木材としては最も軽い。また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞である。かつて日本では女の子が生まれるとキリを植え、結婚する際にはそのキリで箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もあった。キリは成長が早いためこのようなことが可能なのである。

またキリは発火しづらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられる。日本各地で植栽されていたが、需要の高まりや産業構造の変化により南米、中国、東南アジアから輸入されることも多い。


桐花紋
「日本国政府紋章」でもある五七の桐紋日本には白桐をもとに意匠化された家紋がいくつかある。それらを総称して桐紋もしくは桐花紋というが、中でも五七の桐と呼ばれるスタイルが有名である。古くから桐は鳳凰の止まる木として神聖視されており[1]、日本でも嵯峨天皇の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされた。また中世以降は天下人たる武家が望んだ家紋としても有名で、足利尊氏や豊臣秀吉などもこれを天皇から賜っている。このため五七桐は「政権担当者の紋章」という認識が定着することになった。近代以降も五七桐は「日本国政府の紋章」として大礼服や旭日章(及び旧制下の桐葉章)、瑞宝章(新制下)の意匠にとり入れられたり、菊花紋に準じる国章としてビサやパスポートなどの書類の装飾に使われたり、「内閣総理大臣の紋章」として官邸の備品や総理の演台に取付けられるプレートに使われている。

●キンシバイ(金糸梅)とはオトギリソウ科、オトギリソウ属の半落葉小低木。学名Hypericum patulum Thumb.

本種のことをヒペリカム(Hypericum)ということも多い。しかし、ヒペリカムとは、本来オトギリソウ属のラテン名であり、必ずしも本種とは限らない。

中国原産で、江戸時代の宝暦10年(1760年)に渡来したといわれる。 庭木や地覆い用植え込みとして全国各地に植えられている。 株立ち上に枝が出て、ゆるやかに枝垂れる。 葉は対生で長い楕円形。暖かい地方では落葉しないことが多い。 初夏、枝先に濃い黄色で、五弁の花を次から次に咲かせる。ビヨウヤナギのようにオシベは長くない。

日向でも半日陰でも丈夫に育つ。株分けですぐ増やせる。 あまり剪定の必要はないが、小さくしたいときは強く剪定しても耐える。冬が適期。

●キンセンカ(金盞花、学名:Calendula officinalis)は、キク科の園芸植物。別名、カレンデュラ、ポットマリーゴールド。


概要
原産地は地中海沿岸。北アメリカ、中央アメリカ、南ヨーロッパなどで栽培されている。春咲き一年草として扱うが宿根草タイプは冬を越すので「冬知らず」の名で市場に出回る。

葉は長さ5〜18センチメートルの単葉、しばしば荒い毛が生えている。花径10cmほどでオレンジ色や黄色の花を咲かせる。花容は一重、八重、また中心に黒のスポットのあるものと多彩。

日本では観賞用として花壇などに植えられるが、ヨーロッパでは原種はハーブの一つに数えられ、「エディブルフラワー」(食用花)である。キンセンカの軟膏は火傷からにきびまで幅広い皮膚のトラブルの治療薬になると考えられている。

チョウ目の幼虫(ヨトウガ、キシタバ、ヤガのような)の餌として用いられる。

キンセンカが作られたことを示すといわれる神話は、クリュティエとアポロの物語であるが、通常この物語はヒマワリかヘリオトロープを指すとも言われる。


栽培
種まきは秋か早春にするが、寒冷地以外は秋まきが普通である。18-25℃の気温下では種まき後5日ほどで発芽する。土は選ばないが酸性土壌では育ちが悪く、弱アルカリ性の土壌を好む。また日当たりを好む。茎は直立性で20cmから1mの高さ。よく分枝するので、切り戻してそれを促す。開花期間は春先から初夏である。栽培は容易であるが、うどんこ病、アブラムシが発生する。

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