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プラトンについてコミュの『饗宴』

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アポロドロスが自宅を出て通りを歩いていると、グラウコンに呼び止められる。最近あった饗宴の席でみんなが愛について演説したそうじゃないか、ぜひその中でソクラテスがどんな演説をやったのか教えてくれと・・・

『饗宴』について自由に味わい、語り合いましょう。

コメント(3)

実はその饗宴は最近あったことなんかじゃない。およそ16年も前のことで、もちろんアポロドロスにしてもグラウコンにしても子供だった時分の話だ。饗宴の主催者だったアガトンもだいぶ前に亡くなっているし、アポロドロスがソクラテスの弟子となったのはまだわずか3年ほど前のことだ。

アポロドロスが自分がソクラテスの弟子になる前となった後のことを比較して話す所が面白い。それまではさも立派なことをしているつもりで駆け回っていたが、実は誰よりも悲惨な者だったとアポロドロスは自分を振り返る。
フィロソフィアをやるくらいなら、何でもいいから他の仕事をするほうがよっぽどましだと思っていたと。
だが今ではアポロドロスはフィロソフィアに関する談論なら、人のを聴くのも自分でするのも大好きだと言う。この上なく嬉しいのだという。もちろんフィロソフィアに関する談論はいつも何らかの利益をもたらしてくれるが、それをおいておいてもとにかく楽しいのだ。

それに対して別の種類の話、特に金持ちや金儲けに熱心な人たちの話を聴くと何ともつまらないとアポロドロスは言う。そしてそのような人たちがとっても気の毒だと。実は何もしていないも同然なのに、何かひとかどのことをしていると思い込んでいる連中がとっても気の毒だと。
愛、エロスは、この世の限りある何ものかに向けられるばかりでなく、限りあるものであふれたこの世を超脱した究極の世界へと絶え間なく私たちを駆り立てる。それが形而上学を生み、さらには宗教を生む。

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