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関川夏央最新エッセイ？

mixiユーザー 2005年02月24日 00:00

クレジットカードの機関誌の連載が今月で最終回でした。
小野茂樹という歌人の歌を題材にしたエッセイです。
冒頭に次の歌を引いています。

あの夏のかぎりなきそしてまたたったひとつの表情をせよ

以下は文中からの引用です。

それは高原の夏であったか。「あの夏」、彼女は「数かぎりなき」、しかし同時に「たったひとつの表情」をしたのである。「夏」そのものにもやはり「数かぎりなき」、しかるに「たったひとつ」としか思われない表情が、たしかにあったのである。
（中略）
時のもたらす残酷な作用について、そのもっとも明瞭なイメージを「あの夏」の歌は私たちに痛く照射しつづけている。痛ましさの思いをともなった美しさと懐かしさを、これほどまでに感じさせる歌は、ほかにない。

ちょっとよかったのでご紹介まで。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 02月24日 01:52

こんばんわ。いいコトバですね。夏というと「水の中の八月」が思い出されます。冬に比べると、夏ってみじかいですね。一瞬の熱とスパイスというか。そのなかで凛とした一点を、みんな違った角度から映し持っているのかもしれないと思いました。　

[2] mixiユーザー 02月24日 09:10

訂正です。肝心の歌の「数」が抜けてました。五、七、五…になってないですもんね。

あの夏の　数かぎりなき　そしてまた　たったひとつの　表情をせよ

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