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ローヤルゼリーの機能性について

熊本県立大学環境共生学部教授・医学博士 奥田拓道

[ 癌に対する抵抗力を増し、デセン酸が糖尿病予防に有効 ]

 生活習慣病の予防をめざす機能性食品の代表がローヤルゼリーである。まず肥満を治療するローヤルゼリーの効果を検討する。肥満とは、脂肪組織の脂肪細胞に異常に多くの脂肪が蓄積している病態である。脂肪細胞における脂肪の合成と分解の酵素群が共に上昇しているが、合成のほうが分解の2倍上昇しているのが肥満の原因である。これは、肥満の予防や治療には、脂肪の合成を食事を通じて抑えるべきであることを示唆している。
 牛脂を40%含む高脂肪食を雌のマウスに10週間投与すると肥満になるが、このときローヤルゼリーを高脂肪食に混合すると肥満が予防できる。理由は、ローヤルゼリーが膵リパーゼを軽く阻害することで、脂肪の腸管吸収を遅らせ、肥満が解消するのである。

 我々の体は、陰と陽で調節されている。DNAの合成・分解、RNA、タンパク質、グリコーゲン、脂肪の合成・分解も陰陽である。ホルモンやサイトカインは、この陰陽を見分けて両者を逆の方向に調節している。例えば、インスリンは脂肪の合成を高め、分解を低下させる。ローヤルゼリー中のデセン酸も脂肪細胞の脂肪の分解を抑制し、合成を促進するインスリン様機能物質である。II型糖尿病の予防や治療にローヤルゼリーが有効な理由の1つがデセン酸の存在である。

 現在社会で使われている癌の治療薬(抗がん剤)には2種類がある。1つは癌細胞を殺すもので必ず副作用があるといっていい。もう1つは癌細胞は殺さず、飲むとその人の癌に対する抵抗力を増し、癌細胞から分泌される毒素(トキソホルモン)の作用を低下させるものである。ローヤルゼリーは、後者の代表的なものである。マウスの足に癌細胞を移植し、肺への転移を観察する際にローヤルゼリーを経口投与すると、移植した足の癌細胞が小さくなると同時に肺への転移も抑制される状態が観察される。
 また、ローヤルゼリーは、NK細胞(リンパ球で癌細胞を殺す)を活性化するばかりでなく、がん細胞の周りにできる血管新生を阻害する。血管ができることで癌細胞が生きてゆけるのであるが、この血管新生をローヤルゼリーが阻害することで、がん細胞は生きてゆけなくなるのである。
 宿主の癌細胞に対する抵抗力を上昇させ、癌毒素(トキソホルモン)の作用を弱めるローヤルゼリー的なものが、主要な抗がん剤として登場するのを切に期待している。

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