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[異説] 超古代文明 [オカルト]コミュのイギリスで6000年前の巨大遺跡

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6千年前の巨大遺跡、イギリスで発見
2009年6月16日 17時30分

イギリス南部で撮影された航空写真にミステリーサークルのような奇妙な地形模様が写っていたが、このたび、それが先史時代の巨大な複合型儀式施設であることが判明し、考古学者たちは驚きの声を上げている。

 今回の発見につながったデイマーハム考古学プロジェクトのリーダーで、ロンドンにあるキングストン大学の考古学者ヘレン・ウィックステッド氏は次のように話す。「この遺跡の近くにはあの有名なストーンヘンジがあるが、それよりも1000年古いものだ。遺跡には木製の神殿の痕跡のほか、6000年前に建設された2基の巨大な古墳が確認されている。イギリス最古の建造物の一つと考えられるが、このように巨大な遺跡が今日に至るまで発掘されてこなかったとは、まったく驚くほかない」と話す。

 ストーンヘンジの調査を続けているストーンヘンジ・リバーサイド・プロジェクトのリーダーの一人で、イギリスにあるブリストル大学の考古学者ジョシュア・ポラード氏は今回の調査報告を受けて次のように話している。

「今回の発見は並大抵のものではない。考古学者は過去数十年にわたりストーンヘンジの周辺地域に注目してきたが、この地のことはいままで誰も気付かなかった。おそらく、あまりに規模が大きい複合的な遺跡なので、とっくに発見済みで既に知れわたっているものだと考えられてきたのだろう」。

 遺跡が発見されたのはストーンヘンジからおよそ24キロ離れたデイマーハムという村で、村の農地には200ヘクタールにわたり、数々の構造物の外郭線がところどころに描き出されていた。

 イギリス政府所属の史跡保護機関であるイングリッシュ・ヘリテージが通常業務の航空調査を行っている際に、まるで“ミステリーサークル”のようなこの地形模様を発見した。しかもこの模様は、“本物の”ミステリーサークルのように作物を平たく倒すことで大きく描かれたものではなく、地中に埋もれた遺跡によって植物の成長が阻害された結果生まれたものだったのだ。

 今回発見された遺跡の最大の特徴は2基の巨大な古墳で、大量の土塁によって長形墓(long barrow)と呼ばれる墳丘墓が築かれている。ただし、何世紀にもわたり耕作が続けられてきたため、現在の標高は建設時よりもかなり低くなっている。2基の墓のうち大きい方は長さが70メートルある。

 イギリス各地にある同様の墳墓の年代を基に、この長形墓は6000年前のものと推定されている。発見されたデイマーハム遺跡はさまざまな要素を備えた複合施設であるが、長形墓の年代が最も古い。

 調査チームのリーダーのウィックステッド氏は、「長方形の埋葬塚はイギリスの建築形態として最古のものと考えられており、非常に珍しい“掘り出し物”だ。1950年代以降、長形墓の全面的な発掘は行われていない」と話す。

 デイマーハム古墳はまだ発掘調査が行われていないが、おそらく長形墓の内部には、白亜層の岩盤をくり抜き木材で補強した部屋があると考えられている。そして、そこには祖先崇拝の一環として人骨が収められているはずだ。石器時代後期、この地域では遺体を鳥などの動物に食べさせて、残った骨だけを埋葬していたという。

 長形墓のほか、この地が青銅器時代(イギリスではおよそ紀元前2000〜700年)に入ってからもなお、農耕社会にとって重要な中心地であり続けていたことを示す遺跡も見つかっている。

 古墳のそばには溝で囲まれた大きな円形の構造物が2つあり、丸く囲われた土地の最大幅は60メートル近くにも達する。

 そして、非破壊型電磁法調査の結果、柱穴の痕跡が示された。かつてこの円形の土地の内部には直立した木の柱が輪を描くように配置されていたと考えられる。この点からも、デイマーハム遺跡が儀式上・宗教上の役割を担っていたことは間違いないだろう。

 ストーンヘンジ・リバーサイド・プロジェクトのポラード氏は、「ストーンヘンジのすぐそばに木の柱が円形に並べられた神殿“ウッドヘンジ”があるが、デイマーハム遺跡もよく似た特徴を持っている。ウッドヘンジの小型版なのかもしれない」と話す。

「また、デイマーハム遺跡では柱穴をU字型に並べた囲い地も見つかっている。青銅器時代のものだが、非常に独特な構造でどんな目的で使われていたのかまったく判明していない」と、調査チームのリーダーのウィックステッド氏は話す。

 ほかにも、遺跡周辺では青銅器時代の埋葬塚を示す円形の外郭線が26基分見つかっており、さらに、火をおこすための石器やイギリス最古の様式で作られた陶器の破片があちこちに散らばっていた。紀元1世紀にローマ人がグレートブリテン島に侵攻してくる以前から農業が行われていたようだ。

「デイマーハム遺跡の土塁は何世紀にもわたる耕作ですり減ってしまっている。しかし、皮肉なことに、そのために考古学的な価値が高まったのかもしれない」と、前述のポラード氏は話す。もし墓の土塁がそのままの高さを誇っていたら、18〜19世紀に横行した墓荒らしの格好の標的となっていただろう。表面の土塁は失われてしまったが、その結果として埋葬された中身の部分は残ったというわけだ。

 また、調査チームのリーダーのウィックステッド氏は、「この遺跡が発見されなかったのは、政府が見逃していた点も大きい。おかげで少なくとも地中は手付かずの状態で保たれているはずだ」と話す。

 1890年代に州境を策定する際、デイマーハムはストーンヘンジのあるウィルトシャー州ではなくハンプシャー州に組み込まれることになった。「おそらくハンプシャー州の人々にとっては古代の遺跡など他人事だったのだろう」。

 こうして農業と政治の幸運な組み合わせにより、デイマーハムの先史時代の遺産は今日まで姿を隠し通してきた。

 ストーンヘンジ・リバーサイド・プロジェクトのポラード氏は次のように話す。「今回の遺跡が示すように、多様な儀式活動は必ずしもストーンヘンジのような一大中心地を必要とするものではない。人々はさまざまな場所に集い、それぞれに儀式の場を築くものだ」。

James Owen in London for National Geographic News
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http://www.excite.co.jp/News/column/20090616/Nationalgeo_49021910.html


関連記事
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ストーンヘンジに繋がる集落跡を発見James Owen in London
for National Geographic News
January 30, 2007


 イングランド南部にあるストーンヘンジの近くのダーリントンウォールで、先史時代の大規模な村落が発掘された。

 また、この村落の木柱サークルと巨大な土塁が、道路、川、祭儀を通じてストーンヘンジにつながっていたという新しい証拠も発見された。考古学者によれば、この村落には有名なストーンヘンジ遺跡の建造者が住んでいたとみられ、同時に、村自体が大がかりな「祝祭」を催すための重要な儀式の場だったとしている。
2006年9月に発掘されたこの新石器時代の村落は、英国で発見された中では最大の住居跡だ。ダーリントンウォールはソールズベリー平原にある有名なストーンヘンジから2.8キロの場所に位置する「ヘンジ」と呼ばれる世界最大の環状土塁で、内部には巨大な木柱サークルが存在した。

 今回の発掘によって、8棟の木造建物の跡が新たに発見された。ストーンヘンジ・リバーサイド・プロジェクトのリーダー、パーカー・ピアソン氏によれば、現場調査によってさらに30棟近くの住居が識別されていると言う。ストーンヘンジの初期のストーンサークル(サラセン石)は、放射性炭素測定によって紀元前2600〜2500年前のものであることが判明している。発見された村落は「放射性炭素測定ではサラセン石が建造された時代とまったく同じだ」とピアソン氏は語る。

 これまでに発掘された6棟の住居はそれぞれ広さ約23平方メートルで、木造の壁と粘土の床でできている。また、地面の輪郭から、いろりと家具類(食器棚やベッドなど)があったことが認められた。プロジェクトチームによれば、土塁の西端で発見された残りの大きい2棟の建物は、共同体から離れて生活していたリーダーまたは祭司の住居だった可能性があるという。また、内部にごみ類の痕跡がほとんど見当たらないことから、宗教儀式のための建物だったとも考えられている。「神殿または祭儀用の建物だった可能性が高い」とマンチェスター大学のジュリアン・トーマス氏は語る。

 それ以外の主要住居群は、2005年に同チームによって発見された立派な石畳の通りに沿ってまとまっていた。この通りは幅約27メートル、長さ約170メートルで、ダーリントンの巨大な木柱サークルとエイボン川をつないでいた。この通りに対応するように、エイボン川の下流とストーンヘンジを同様の通りが結んでいる。同チームによれば、2つの遺跡の間のこのような類似点は、これらの遺跡がもっと大規模な複合宗教施設の一部だったことを示しているという。人々は、重要な儀式があるときにはエイボン川を通って2つの建造物の間を行き来したのだとみられている。

 ピアソン氏によれば、人々は英国南部のいたる場所から「祝祭のために」集まってきた。また、住居跡から出土した人間の歯を同位体分析しており、その結果から、さらに遠方からの訪問者も存在したことが明らかになるだろうという。ピアソン氏の見解によれば、ダーリントンでの大祝祭が終わると、祖先の崇拝者は通りを進んでエイボン川に向かい、遺体を下流のストーンヘンジへと流した。エイボン川沿いでは、先史時代の火葬用の薪の痕跡が見つかっている。このことは、祖先の崇拝者が徒歩または船でストーンヘンジに向かい、そこで死者を火葬して埋めたことを示唆しているとピアソン氏は付け加える。「つまるところ、ストーンヘンジは祖先の霊が帰る家だと考えられる」。

Photograph by Adam Stanford/Aerial-Cam for National Geographic

※この記事は米国版National Geographicのニュース記事アーカイブから翻訳したものです。
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http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=90018&expand



コメント(13)

かなり感動しました。やはりケルト系の人達の遺跡なのでしょうか?
うわ!
素晴らしいニュースをありがとうございます!!!

ゆっくり読んで調べます!
昨日(7月4日)放送の『日立世界ふしぎ発見』では、イギリス・アイルランドノ巨石文明の担い手として、ダーナ神族を想定していました。
ダーナ神族は神話上の存在ですが、ケルト以前の実在の民族とみなす研究者もいるわけですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%83%8F%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%B3
参考までに追記。

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世界ふしぎ発見!
7月4日(土) よる9時
魔法使いや妖精になった? アイルランドのふしぎの人々・ダーナ神族の謎に迫る。

みどころ

 アイルランドやイギリスで巨石文明を築いたとされるダーナ神族のふしぎを紹介する。ダーナ神族はケルト人に敗北して地下=異界に消えて、魔法使いや妖精になったと伝えられる謎の多い人々だ。
 アイルランド北部には異界への入り口といわれる場所があり、そこにはダーナ神族が残したキャロウモアの遺跡が残っている。今からおよそ1万年前に巨石で造られたこの遺跡は、ストーンサークルの原形になったと考えられている。ここではふしぎな磁力が働き、謎のノイズも聞こえるという。
 またダーナ神族が築いた巨石文明で最大規模のものは、アイルランドのボイン渓谷で見ることができる。人々はここに壮大な複合施設を作った。その一つ、ニューグレンジはアイルランドでは「太陽の家」という意味だ。ダーナ神族はここで、日の出や日の入りなどの太陽の動きをはじめ、天体を1000年以上にわたり観測していたという。
 ボイン渓谷にあるもう一つの遺跡、ダウスでは月の観測が行われた。ニューグレンジとダウスにはどのような関係があるのだろうか。
 ところで、すぐれた文明を持っていたダーナ神族がなぜケルト人に破れたのか、その謎にも迫る。
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http://www.mbs.jp/pgm/tbs_f-hakken/

レポーター・竹内海南江さんの感想
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery_1.html
凄いですね。

読んだだけで、ワクワクしてきましたうまい!
すごいすごいぴかぴか(新しい)

こーゆーの大好きですハート達(複数ハート)


世界ふしぎ発見もみたかったなぁウッシッシぴかぴか(新しい)
ホ〜〜〜〜〜ォさすが!!!
偽史学博士 さん
非常に興味深い話題をありがとネ。。。

『世界ふしぎ発見』、竹内海南江さんのレポート、6で紹介したリンク先が変更になっています。
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1106_1.html
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1106_2.html

「まさにハリー・ポッターが生まれる背景があったということですよね」という一言が私にはツボだったりします。
mixiニュースより。
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英観光名所が「魔女」募集、年収は750万円
(ロイター - 07月10日 13:24)
 [ロンドン 8日 ロイター] 英国の観光名所が、ストレスがなく、勤務時間に融通が利き、スーツを着ずに年収5万ポンド(約750万円)を稼げる「魔女」の仕事の求人をしている。
 同国南西部のサマセットにある洞窟(どうくつ)ウーキー・ホールが募集しているこの仕事には、今週初めからすでに100人の応募があった。
 伝説では、昔この洞窟に住んでいた魔女が、グラストンベリーからきた僧によって石に変えられてしまったと言われている。
 応募者は、性別は問わず、甲高い声で笑うことやアレルギーではないことが条件で、7月28日に行われる公開オーディションで、手品など「様々な課題」をこなさなければならない。採用された場合には、広々とした洞窟に住むことになる。
 ただ、この洞窟の宣伝担当者は「家族連れが訪れる場所なので、子どもを怖がらせたくない」と話し、「いたずら好きでフレンドリーな魔女」を求めているという。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&id=894252
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このニュースにとりあげられているウーキー・ホールには洞窟遺跡らしきものもあるようです。
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ウーキー・ホール(Wookey Hole)は、イングランドのサマセット州、メンディップ・ヒルズにある洞窟。

丘を形成する石灰岩が雨やアックス川の侵食を受け、洞窟ができた。ウーキー村の近くにあり、ウェルズからも3kmの距離である。様々な興味深い自然の彫刻があり、観光地として一般に開放されている。特にウーキーホールの魔女と呼ばれている人間によく似た形をした石が有名である。地元に伝わる話によると、昔、グラストンベリーから来た僧が人を石に変えてしまったのだという。

洞窟は年間を通じて摂氏11度と気温が安定しているため、少なくとも2,000年前から、一説によれば50,000年前から使われていたという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB
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