The Perforated Sheet(1) とりあえず語り手は真夜中に生まれたってことで Midnight's Childrenの一人なんだろうね とにかく真夜中生まれということが相当重要なことのようだ 1947年8月15日 at the precise instant of India's arraival at independence (「インドが独立したまさにそのとき」ってこと?) に生まれて以来、語り手の生涯はインドの歴史と切っても切れない関係になったと
そこから舞台は1915年早春のKashmiriの朝にとぶ 語り手の祖父Aadam Azizが祈りを捧げるときに凍って固くなった草むらに鼻を打ちつけて鼻血と涙を流すシーン 痛かっただろうけどそれだけのことで以来、神やほかの誰かのために大地にキスをするのをやめてしまうというのはどうなんだろう?と思ってしまう もっともあとでわかるのだがドイツで西洋医学を学んできたようなので西洋かぶれになってしまったということのようだ Mughal Empireのころから対して変わってない谷間の風景も当時25才の祖父の目にはかなり変わって見えたというのも著しい心境の変化を物語っているのだろう 帰宅した家の前で一応、祈りを捧げるも he was caught in a strange middle ground, trapped between belief and disbelief, and this was only a charade after all でこれが鼻血を流す原因だったわけだ そして信仰を捨てた祖父の心には穴があいてしまった これがシーツの穴にもつながるというわけか
Lake Dalの渡し守のTai なかなかユニークなキャラクター Aadamの子供の頃からの知り合いで年齢不詳 幼いAadamの教師みたいなものでもあったようだ "The ice is always waiting, Aadam baba, just under the water's skin" なんて非科学的ででたらめなことを! と一瞬、思うけどよくよく考えるとこれはこれで実に奥深い言葉のように思える Water's skinというのは水という物質の表層的な状態、液体としての状態をいっているだけで氷はその可能性としての状態で水という物質に潜在している つまり氷はその出現するときをつねに待っている 深読みしすぎだろうか? これによってAadamはものの見方を学び、それはドイツで学んだ後、薄れはしても忘れることはなかったという Tai's gift まさに贈り物。ものごとを見た目だけでなくその内面的な可能性もふくめて見るというのは大事なことだと思う そしてTaiと留学後のAadamが再会するシーンが描かれるが、その前にAadamの容貌が描かれる 背が高くて力持ちで濃い赤髭、青く澄んだ瞳 でも一番の特徴は鼻だという 一番最初に目についてしかも忘れられない鼻 "A cyranose,"Ilse Lubin said, and Oskar added, "A proboscissimus" cyranoseの意味を調べたがよくわからなかった どうやらシラノ・ド・ベルジュラックという芝居の登場人物と関係がありそうだ シラノは鼻の大きな騎士なので同じぐらい大きいということだろう proboscissimusについてはネットで検索したけどよくわからなかった作者の造語なのか 鼻の大きさに関しては、その孫にあたる語り手も受け継いでいるらしい Taiもその鼻がAadamの末裔を見分けるいい手がかりになるといっている