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YouTubeでたどるコミュの◆あの戦争の性格

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安倍内閣は、安保法制によって憲法を実質的に改悪する気である。その自覚がないとすれば、憲法制定時の決断についてほとんど無知だからだろう。たしかに平和憲法は、東西冷戦によって“お蔵入り”せざるをえなかった。しかし冷戦の終焉後、四半世紀経って、なお別な理屈をつけて原点を無視するとは!
 以下は、1946年5−10月の憲法制定議会(第90帝国議会)議事録からの抽出。漢字・カタカナ・旧字体を読みやすく変形・加工した。第一次吉田内閣が成立(5月22日)する前の4月22日、幣原首相が政府案を枢密院に諮詢し5月15日まで逐条審議を8回。アメリカ公文書館で公開された要点記録を編纂した村川一郎編著「枢密院帝国憲法改正案審査委員会議事録」国書刊行会1986年 — から幣原首相の説明も紹介した(*注


北朝鮮のミサイルが日本を攻撃

中国が侵略する

韓国が攻めてくる

日本はどうするの






◆正義の大道を歩む固い決意
 吉田茂総理:改正案の基調は、全世界に率先して戦争を放棄し自由と平和を希求する人類の理想を憲法に顕現せんとするにある。この精神は、前文に詳細に示されている」「国の主権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、紛争解決の手段としては永久に放棄し、進んで陸海空軍その他の戦力の保持および国の交戦権をも認めないこととしている。かかる思い切った条項は、従来の各国憲法中にその類例をみない。かくして日本は永久の平和を希求し、その将来の安全と生存とを挙げて平和を愛する世界諸国民の公正と信義に委ねようとするものである。この高き理想をもって平和愛好国の先頭に立ち、正義の大道を踏み進んで行こうと思う固き決意を憲法に明示しようとするものである— 6月25日衆議院本会議提案理由説明。


平和を愛する世界諸国民の公正と信義に委ねるか


◆世界秩序の発達に必要
 金森徳次郎国務大臣:(世界は不戦の努力に責任を負うべきで「日本の一方的宣言は適当でない」と言う佐々木惣一に)人のふりを見て我がふりを決めたくない。寄ってたかって初めて立派なことが行われるが、自分ひとりじゃできないことを理由にやらずにおこう、言わずにおこうという考え方が、世界の秩序の発達を阻害し、平和に対する望みを遠ざけている。人がやるまではやらないとか、人のふりを見てのみ我がふりを決めてゆく考え方は、このような根本の問題についてはとりたくない—8月29日貴族院本会議答弁。



人のふりを見てのみ我がふりを決めてゆく考え方が核兵器の抑止力など

自衛力の軍隊自衛隊軍事力がないと一方的に攻められる
抑止力理論



◆人類目覚めの道
 金森:(佐々木惣一に)9条は、日本が人類の目覚めの道第一歩を踏んで模範を垂れるつもりで進んでゆこう、という勇断を伴った規定である」「(同)国が現実に独立性を確保する上においては、相当苦心を要することは自然の結果であろうと思うけれども、それをやらない限り世界は救はれない。この規定を確実に、適正に日本が守ってゆくことによって、大きな世界の波瀾を、良き意味における波瀾を起しうるであろうということを前提に置いて起案された— 9月13日貴族院帝国憲法改正案特別委員会答弁。


他国から攻め込まれる隙を作ってもいけない






◆大乗的な見地
 金森:(佐々木惣一に)大乗的な見地に立つ9条は、捨身になって国際平和のために貢献することだ。これによる若干の故障はあらかじめ覚悟の前である。世界平和の道程において、若干の不愉快は覚悟し、これを何か適切な方法で通り抜ける— 9月13日貴族院帝国憲法改正案特別委員会答弁。


9条は、捨身になって国際平和のために貢献することだ

国が侵略されれしまえば国際平和も何もない


◆異常な決心
 安倍能成・貴族院帝国憲法改正案特別委員会委員長:戦争放棄、戦力撤廃、交戦権否認の規定はまったく捨身の態度であって『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』という異常な決心に基づく— 10月5日貴族院本会議における委員長報告。

:戦争放棄、戦力撤廃、交戦権否認の規定はまったく捨身の態度

これでは他国にやつけやすい国だと思われる
アメリカの軍事力に頼るのみとなってしまう




◆文明と戦争は両立できない
 幣原国務大臣:(南原 繁に)武力制裁を合理化・合法化することは、過去の幾多の失敗を繰返すことになる。文明と戦争は結局両立できない。文明が速やかに戦争を絶滅しなければ、戦争が先に文明を全滅させる、という信念をもって、私は改正案の起草に参加した— 8月27日貴族院本会議答弁。


戦争が先に文明を全滅させる、
ISが今やっている


◆前途は平和産業と科学文化
 幣原:(林 博太郎に)軍備不要となれば、非生産的な軍事費支出がなくなる。日本の国際的地位を高めるのは、平和産業の発達、科学文化の振興だ。これあってこそ日本の将来がある。当面は負け戦の後始末に活動力を奪われるが、その後の日本の前途は大きな光に満ちている— 8月30日貴族院本会



当面は負け戦の後始末に活動力を奪われるが
70年たって
考えを修正しよう



◆あの戦争の性格
 吉田:(共産党・徳田球一に)この戦争の性格は、議会政治・政党政治が極端な国家主義・軍国主義のために崩壊させられた結果だ— 8月24日衆議院本会議答弁。



極端な国家主義・軍国主義のために崩壊させられた結果


(*注)幣原 喜重郎(しではら きじゅうろう 1872−1951):外務事務官、駐米大使などを経た後、第一次加藤内閣−第一次若槻内閣(1924年6月−27年4月)、浜口内閣−第二次若槻内閣(29年7月−31年12月)の四内閣の外相。国際協調の推進、経済外交の優先、中国内政不干渉を三本柱とする協調外交。25年日ソ基本条約締結、29年中ソ紛争調停、30年ロンドン海軍軍縮条約締結、中国との関税協定推進など。その平和主義を軍部などは「軟弱外交」と反発。31年満州事変の収拾に失敗した第二次若槻内閣崩壊で下野。45年10月−46年5月首相。天皇「人間宣言」、帝国憲法改正案など起草。46年4月−47年3月進歩党総裁。46年5月−47年4月第一次吉田内閣国務大臣。49年2月衆議院議員。議長在任中に死去。
 首相として46年4月22日枢密院帝国憲法改正案第1回審査委員会で「他国がついてくるかどうかを顧慮することなく正義の大道を踏み進んで行く決意。諸国はなお武力政策に執着する状況だが、ますます恐るべき破壊力ある武器が発明されてはじめて世界は目を醒まし、戦争の廃止を真剣に考えるようになる。日本はこの大勢を察し、武器使用の機会をなくすことを目標とした」と説明。

 (報告者は沖縄県読谷村在住)

コメント(1)

くびがとびてあしがちぎれるせんじょういさましいものではなく

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