2年前、嫁さんのお父さんがガンで亡くなったんだけど、それにまつわる話。
ある日義父が腹膜炎で病院に運ばれ手術をしたが、その時医者から胃ガンであることを告げられ、余命3ヶ月であることを知った。嫁さんにはお父さんとの残りの時間を大切に過ごしてもらいたいと思い、キムには知らせないことにした。キムに知られると、やれ何じゃかんじゃと口を挟んでき、ろくなことにならないからだ。
嫁さんは宗像から小倉まで毎日お見舞いに行った。
宣告から1ヶ月が過ぎようとしたころ、神のいたずらか、自分の父親が仕事場で怪我をして、義父が入院している病院と同じ病院に入院してきた。
さすがにこういう状況になっては、これ以上隠し通せないと思い、父が入院してきたその日に、キムに全てを話すことに。
そしたら・・・
キムはこう言い放った。
「こんな、お父さんが運ばれて気が動転してる時にそんな話するなんて非常識。それに今まで隠していたことが許せないし、毎日小倉まで帰ってきておきながら、自分の家に顔を出さないなんてどういうこと？」
親戚の一人がもうすぐ亡くなるというのに、なんて自己チューな考え方なんだろうか。さすがにこの時は人間に見えなかった。結局この日は義父については一切語らず、延々グチをこぼしていた。
お前が死ねばいいのに・・・。
ある日義父が腹膜炎で病院に運ばれ手術をしたが、その時医者から胃ガンであることを告げられ、余命3ヶ月であることを知った。嫁さんにはお父さんとの残りの時間を大切に過ごしてもらいたいと思い、キムには知らせないことにした。キムに知られると、やれ何じゃかんじゃと口を挟んでき、ろくなことにならないからだ。
嫁さんは宗像から小倉まで毎日お見舞いに行った。
宣告から1ヶ月が過ぎようとしたころ、神のいたずらか、自分の父親が仕事場で怪我をして、義父が入院している病院と同じ病院に入院してきた。
さすがにこういう状況になっては、これ以上隠し通せないと思い、父が入院してきたその日に、キムに全てを話すことに。
そしたら・・・
キムはこう言い放った。
「こんな、お父さんが運ばれて気が動転してる時にそんな話するなんて非常識。それに今まで隠していたことが許せないし、毎日小倉まで帰ってきておきながら、自分の家に顔を出さないなんてどういうこと？」
親戚の一人がもうすぐ亡くなるというのに、なんて自己チューな考え方なんだろうか。さすがにこの時は人間に見えなかった。結局この日は義父については一切語らず、延々グチをこぼしていた。
お前が死ねばいいのに・・・。
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