お釈迦様を慕う会=釈尊コミュの１番、愛しいものは？

古代インド。１６ヵ国の１つコーサラ国の王様と妃マッリカー夫人の実話。

王と、妃マッリカーの間には、ルビーダカ王子が生まれ、穏やかな日々を過ごしていた、ある夜

王は、妃に、
「マッリカーよ

お前は、この世で一番愛しいものは、何だ」と、聞きました。

王は思った。俺かな？それとも生まれたばかりの

王子かな？と。

静かに、マッリカーは答えました。

「王様、私は自分よりも愛しいものは他には、ありません。王様には自分より、愛しいものはあるのでしょうか？」と。

王様は、びっくりした事でしょう。きっと。

王も、考え、答えました。

「そうだな、自分が１番愛しい。」と。

王は、なんとなく納得出来ず、気になったのでしょう。

明くる日、早速

お釈迦様の所へ行き、マッリカーとの会話を、全て話。教えを請いました。

お釈迦様は、「その通りです。マッリカーの言っている事は全て正しいです。」と。

人は、自分より愛しいものを見出だす事は出来ない。それと同じで、他の人びとにとっても自分はこの上なく愛しい。

だからこそ、自分を大切にする者は、他人の体、他人の財産に危害を与えてはならない。と
お釈迦様は説いています。
　　　
　　　有名な（愛の説法）

この言葉だけでも人間として‘全ての事が含まれている’様です。

財産は

だけではなく、土地や家、乗り物、服…色々。

暴力だけが体を傷つけるのではなく。

体には魂、命、肉体、心があり。

言葉や行動、仕草だけでさえも、人を傷つけ、死に追い込む事もあり

自分の我が儘で、他の命を他の財産を奪ってはいけない。（危害）

命は人間だけに与えられたのでは無く、全ての生物にあり、慈しみを、と。

自分の心や体が‘本当’に愛しい大切と解っている人は、他の人を苦しめ困らせたり、誤魔化し、傷つけたりしない。してはならない。と。教えています。

私は、学問、社会的な知識と、端整な身体、端整な顔立ち、心、等が、全て伴っている完璧な方々が、この世で、どのくらいいるか判りませんが、

心’は全ての人にあり、反省もできるし、気持ちを引き返しやり直しもでき、向上する事もできます。

とても素敵な事に、誰でも、磨けば美しく成れると言う事です

　等と偉そうに言ってm(__)m。

ところで、王と、妃マッカリーの子供、ルビーダカ

王子は大人になり、母、マッカリーの件で、お釈迦様の里カピラ国、釈迦族と論争になり、後に釈迦族を滅ぼしてしまう。悲しい話があります。

また機会があればお話します。

また話はもどりm(__)m

この愛の説法は、時を越え、女性を説法者として、有名な大乗教典の、中の１つに成っています。

今年は（愛しいものは、自分の他にはない）
この意味を間違った、自分都合の、だだの自己愛では無く。

正しく、再度理解し、確認して、少しづつですがクリアして行けたらと思います。