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クルサー・リッリエイ孤児院コミュの6年間、有難うございました!

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私は2005年1月から5年間、クルサー・リッリエイの子供たちの人権を守るためにサンライズとカンボジア政府に対する戦いの最前線で戦い続け、同時に子供たちの生活を支えるべく支援コーディネーターとして尽力してきました。当初はたった一人での取り組みでしたが、時の経過とともに支援ネットワークは日本を初め様々な国々でしだいに広がっていき、このコミュニティにも400名近くの方々が参加してくれました。これだけ多くの皆さんの支援があったからこそ、2009年後半のオーストラリア政府を巻き込んだ最終バトルにおいてサンライズの金の力やカンボジア政府の強権を跳ね返すことができました。一時の絶望的な状況を思えば、奇跡のような勝利でした。今ここで改めて皆さんに心の奥底から感謝申し上げるしだいです。

しかし、すべてのものにはその「時」があり、始まりがあれば、終わりがあります。危機を乗り越えてからこの1年、クルサー・リッリエイの状況は大きく変わりました。カンボジアの至るところで見られる過剰偏重支援の波がクルサー・リッリエイにも押し寄せ、温室化した孤児院で子供たちがすっかり支援依存症に陥ってしまったのです。また孤児院の運営の仕方(透明性の確保)や子供たちに対する人間教育の点でラエムさんとの間の溝がどうにも埋まらなくなってしましました。この1年間、私なりに考えうる限りの方策をすべて試みてきましたが、ついに矢折れ刀尽きたしだいです。無論6年間をともに過ごしてきた子供たちに愛着はあります。しかし彼らを自分の子供のように愛してしまえば、支援はどこかで変質するのです。私にはもう彼らの真の成長を祈りつつ、遠くから黙って見守ることしかできません。

私が身を引いても、かつてのネットワークの内・外を問わず多くの来訪者、支援者たちに支えられ、この孤児院はもう窮することはないだろうと思われます。であれば、私も自分の原点に立ち返らせていただき、より支援を必要としている場所、支援が本当に生きる場所に転進しようと思います。その原点というのは、支援を受ける者が支援者の心に触れ、支援者の心をしっかりと受け止めるような支援、支援に対する感謝を子供たちに同時に教えるような支援、自立のための最小限の支援、自分の足で歩いて苦労しながら人生を学ぶ機会を子供たちから奪わないような支援、一言でいえば、子供たちを支援依存症(援助漬け)にしないような支援です。繰り返しますが、カンボジアの最大の問題は支援依存症であり、カンボジアのこの国民病との戦い抜きにカンボジア支援はありえません。しかもカンボジアにこの病を蔓延させたのは、実は支援する側の人たちなのです。

実は12月初めにシェムリアップを訪れた際、一時はこれが最後のカンボジア訪問かとさえ考えたのですが、クルサー・リッリエイからの撤退を決断した直後に、偶然(もしくは運命の導きで)、上記のような支援を行う上での最高のパートナーに出会い、新たな道を踏み出すことにしました。その名はアリー・スクール。興味のある方はこちらも覗いてみてください。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5399364

最後にもう一度、皆さん、これまで有難うございました。これからも機会がありましたら、クルサー・リッリエイの子供たちを訪ね、励ましてあげてください。

コメント(3)

6年間お疲れ様でした。
私が初めて訪問したのが、2007年9月でした。それ以来
何をするわけでなく、何が出来る訳でもありませんが、
6回訪問しました。
そういえば、ここ4,5回 特に日程を合わせた訳でもありませんが
itoさんとはいつも一緒で、同じ所に泊っていましたね。

何もできませんが、シェムリアップを訪問した際にはまた寄ります。
セラ、パンニャちゃんの成長を見守りたいんです。

Mr.Kさん、そうでしたね。不思議と偶然よくお会いしましたね。まあKさんの方は滞在期間がいつも長いので、私の日程がごこかでひっかかったのでしょう。来年は2月、6月、11月だろうと思います。また現地でお会いしましょう。スタッフは変わりましたが、やはりGHでパーム以上のところはちょっと見つかりません。
Ito さん!6年間お疲れ様でした。滞在中大変お世話になりました!ありがとうございました。

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