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カンボジア・アリー・スクール

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詳細 2014年9月14日 00:51更新

カンボジアで貧しい子供たちを支援するとき、何よりも大切なのは自立支援につながるような支援を行うことであり、心の教育を忘れないことです。いくら衣服や食料などの物資を与えても、学校教育や英語教育で知識を与えても、それだけでは心を豊かに育てるどころか、かえって心の貧しさを作り出してしまうことさえあります。心の貧しさとは、支援を受けることに慣れてしまって、自分で頑張ることを止めてしまうことです。支援依存症、援助漬け・・・実はこれは大人も含めて今のカンボジア人の大多数が患っているいわば国民病なのです。私は2002年からカンボジアで様々な支援活動を行ってきましたが(僻地の学校作り、地雷被災者の自立支援、井戸掘り、孤児院支援等)、いつもこの同じ現実に突き当たりました。カンボジア人を援助漬けにしてきたのは、しかし実はわれわれ外国人によるカンボジア支援の仕方に問題があったからにほかなりません。

支援を当たり前のこととしてではなく、有り「難い」こととして受け止める、言いかえれば支援者の「心」をしっかり受け止めて感謝することが第一歩です。この第一歩があって初めて子供たちは人を思いやる愛を学び、自立の努力を学ぶことが可能です。しかしこのことを子供たちに教えるには、そのことを自ら理解しかつ子供たちに教えることのできるリーダーが不可欠です。

アリーさん(30歳、本名Somaly San)はWestern Internationalという英語学校(WI)で主任教師を務めている方ですが、自宅の庭に700$の私費を投じて2教室の小屋と遊具施設を作り、近所の貧しい子供たち60人を集めて英語の授業を2010年11月1日に開始しました。アリーさんのように比較的高収入を得ているカンボジア人であれば、普通ならもっとお金を貯め、車を買ったり、2階建ての家を建てたりしようと発想するところです。私は久々に清々しい人に出会った思いがしました。

実はアリーさん、1年前に事故にあって、ベトナムの病院で開頭手術を受け、しかし頭痛や不眠症の後遺症のためにその後も4度ベトナムに行ったそうです。何故もっと医療水準の高いバンコクかマレーシアに行かないのかと聞くと、ベトナムの方が安いからという答えでした!自分の命にかかわることでお金を節約しても、自分の夢だった寺子屋学校をスタートさせたこの女性の情熱に私は圧倒される思いがしました。

アリーさんに一度子供たちが暮している家々をいくつか案内してもらいました。開発が進むシェムリアップのメインストリートからわずか数分路地を入っただけで、8年前とまったく変わらずにかくも悲惨な光景が残されていることを再認識しました。細い木材と椰子の葉あるいは錆びついたトタンでできた家々が真っ黒に澱んだどぶ川の上に傾いて立っており、それは人の住む住宅というより、豚小屋を思わせる佇まいでした。アリーさんは時々そんな家に立ち寄って一人暮らしの老婆に食べ物を差し入れたりするそうです。また私と一緒に道を歩いていたときも、一人の小さな女の子が泣きながら路上にうずくまっているのを見かけると、アリーさんは身をかがめて「どうしたの?」とその子に声をかけ、いつまでも話しこんでいました。彼女の人柄を象徴するシーンでした。

支援に対する感謝を子供たちに教えつつ自立につながる支援をするという点でも、アリーさんの認識は完璧です。アリーさんのようなリーダーがカンボジアを底流から変えていくのだと感じました。

60人の子供たちのうち、両親がHIVで入院している子供が5人、孤児が15人、その他の大多数も貧困家庭の子供でその一部はストリートチルドレンという構成です。15人の孤児が実際にどのように暮らしているのか、両親ともにいない孤児なのか、片親だけの半孤児なのか、その詳細についてはアリーさんに調べてもらっています。実はアリーさん宅近くの某NGOの孤児院で今年10月に院長のイギリス人男性、ニコラス・グリフィンが施設の子供たち(男の子)に対して性的行為を行っていたことが発覚、同院長は投獄され、施設は閉鎖となったのですが、アリーさんのところへ通って来る15人の孤児も10月まではニコラスの孤児院で暮らしていたか、もしくはそこへ英語を学びに通っていたらしいのです。アリーさんは、将来自宅の庭の奥に小さな孤児院もしくは孤児のデイケアセンターを建設する計画も語っていました。

アリー・プロジェクトはまだスタートしたばかり。これまでのところ、唯一の支援者は椅子机や教材を寄付してくれたWI校の前理事長で、彼はポルポト時代に身寄りを亡くし難民としてフランスに渡った男です。自ら苦難を経験した者は苦境にある同胞に手を差し伸べる優しさを学んだに違いありません。

授業は午前9:30-11:30が2クラス、午後15:30-17:30が2クラスで、現在は偶々アリーさんを知ったイギリス人夫妻John&Rickyとアリーさんが雇った2人のカンボジア人の先生が授業を担当し、毎日アリーさんが自ら授業内容を準備しているそうです。John&Rickyは2011年1月に帰国するので、英語を教えるボランティアを募集中です。

しかしボランティアができなくても、アリー・スクールを訪ねていけば、授業の前後に庭で遊ぶ天真爛漫な子供たちの姿に心がなごみます。子供が好きな方は是非一度遊びに行ってみてください。そこからなにかが生まれるかもしれません。

アリー・スクールの正式名称はSmiling Hearts Association of Children
http://www.shac-smilinghearts.org

場所はオールドマーケットから5分ほど川沿いの道を下り、クメール絹織物研究所から路地を入って5分ほどです。行き方はトピでご説明します。

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2010年12月23日

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