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生活保護者の集いコミュの「ここで生きつないできたのに…」長年炊き出ししてきた渋谷・美竹公園、再開発のため突如封鎖、これからどこで…

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/211061

<東京共助>
 四半世紀にわたり続いていた炊き出しの現場が失われようとしている。東京・渋谷駅近くの美竹公園。再開発を理由に、公園を管理する渋谷区が突然、周囲に囲いを立てて出入りの制限に乗り出した。「ここで生きつないできたのに…」。ハロウィーンの喧噪けんそうをよそに、切実に語る利用者の声に耳を傾けた。
 野菜と鶏肉のまぜご飯。これが、美竹公園の定番メニューだ。公園を拠点とする困窮者支援団体「のじれん」が29日に開いた炊き出しは、豚汁付きで172食が提供された。ボランティア約50人と路上生活者が協力して調理し、配る。支援者の1人は、行列をみながらつぶやいた。「ここでの炊き出しは、きょうが最後かもしれません」—。
仮囲いが設置された美竹公園=東京都渋谷区で(山下葉月撮影)
仮囲いが設置された美竹公園=東京都渋谷区で(山下葉月撮影)

 美竹公園は、JR渋谷駅から徒歩5分ほど。繁華な表通りから脇道を入った場所にある普段は静かな公園だ。騒然としたのは25日。区が早朝、仮囲いの建設に着手し、トイレを封鎖した。公園で生活していた数人が一時閉め出されたことで抗議の声が上がった。
 公園が高層施設の整備予定地に含まれたことで、野宿者らは今春から区に何度も話し合いを求めてきたが囲いは突然、設置された。区側は「工事の着手に先立ち、準備が必要」と説明している。
 のじれんによると、コロナ禍で炊き出しの利用者は激増していた。以前は渋谷の路上生活者が多かったが、最近は生活費を抑えるために離れた街から通う人が現れてきた。地方から上京した若者もいる。
 野宿者らの抗議を受け、区は公園で生活していた人の出入りを一時的に認めた。29日の炊き出しは、仮囲いの中で行われた。近日中の完全封鎖の方針に変化はない。
 支援者は「公助で、こぼれた部分を民間の支援や自助努力でかろうじて受け止めているのが現状だ。炊き出しを必要としている人は多い。何とか続けられる方法を模索したい」と話した。
◆利用者の声「続けて」「みんなと話せる場所」「なくしたら大変…」
 「同じような仲間が多くいる。炊き出しはなるべく続けてほしい」。71歳だという男性は、祈るように話した。渋谷駅周辺で野宿生活を送る。生活保護を受けて都外で暮らしていたが、訳あって約2週間前から路上で寝るようになった。
 福祉アパートで暮らす30代の男性は「食事以上に、みんなと話せる場所。半分以上の人がそう思っているはず」と言う。数年前、新宿で路上生活をしていた頃は周囲とのつながりが一切なく、1日も口を開かない日が続いた。言葉を忘れるような感覚を覚えたという。
 美竹公園での炊き出しは利用者同士で気さくに話せる雰囲気があり、仕事などの情報交換ができた。「ただ黙って並び、食事をもらうのはつらい。一緒に作って食べる共同炊事という場をなくさないでほしい」
 別の男性は「ごみをあさって食べなきゃならない人もいる。ここでの炊き出しをなくすと大変なことになる」と訴えた。(山下葉月、写真も)

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