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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 12/23

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12月23日(木)
❶午後からの生活保護申請同行は20代の男性、在京キー局で働いてきた。殆ど知られていないが、若い社員から先に退職勧奨がされていたと聞いた。労働時間は16時間に及ぶ。長時間残業が続き精神的にもボロボロにされた。その後のフリーランスの仕事も厳しい状態で居所も失った。現在、反貧困ネットワーク事務局で頑張ってくれているAさんも昨年の11月に、所持金1円の状態でSOS対応したが、彼女もテレビ局の制作部門で酷使されてボロボロにされた。貧困問題に関する取材を現場に通い続け映像化してくれているテレビ番組制作者を多く知っている。一方で酷使され続けていないか、話を聞くとバラエティー番組やエンタメ系番組の現場は更に厳しい環境にあると聞く。このような殆ど報道されない状況をもっともっと明らかにしていく必要がある。今日は無事に申請受理されビジネスホテルで30日間の宿泊、年末年始を挟むが、何とかアパート入居まで伴走していきたい。
❷数日前のSOSで対応した60代の男性はタクシー運転手だった。コロナ災害の長期化で収入は減り続け、殆ど食べる事もできない状態でハンドルを握り続けてきた。感染人数の減少で少しずつ収入が増えてきたが、次の給料日まで所持金が100円、食べるお金もなく交通費もなく1時間かけてタクシー会社に歩いて向かう。社協を通じた貸付金も上限となり頼る事もできない。このままでは給料日前に倒れてしまう。何とか給付金で繋いだ。
これでご飯を食べてください。このような事例が各方面で増えている。政治はこの現実を知ってほしい。60代の男性は立ち去る私の車にずっと頭を下げていた。
➌千葉県境の都内のアパートから20代の女性BさんからのSOS、コロナ災害の影響で家賃が払えず、明日の早朝に強制執行が待っている。二匹のネコちゃんが一緒だ。「私は最悪野宿で構いませんが、猫だけでもなんとかならないでしょうか。」犬猫と一緒に暮らせるシェルターは満室状態、ペットと一緒に泊まれるシテイホテルにも問い合わせしたが、クリスマスイブを控え満室状態、生活保護申請受理されても居宅保護されるのは、人間だけだ。困った。脱原発やTPP反対運動で活動を共にした「ママでも」の魚住ちえこさんの顔が浮かんだ。以前に反貧困犬猫部の活動を読んでくれていて「ネコちゃんはいつでも預かるよ」と言ってくれていた。魚住さんに電話したら、今日から預かる事に少し驚いていたが笑顔で快諾してくれて今日、女性が泊まる近隣のビジネスホテルまで予約してくれた。福祉事務所から1時間半かけてBさんを迎えにいき、また90分かかる三多摩地域にある魚住さん宅に車を走らせる。Bさんは福島県の高線量地域の出身だった。高校時代に発生した原発事故の当時の話、避難していく友人、避難を受け入れた町の仮設住宅の話、立ち入り禁止になった区域の犬猫保護の話、福島出身の方の支援には力が入る。明日の午前に生保申請に同行してBさんがとりあえず安心して泊まれる居所を確保して、なるべく早くネコちゃんと一緒に住めるアパートを探す。魚住さんの他にもママでもの友人も駆けつけてくれて一緒に世話してくれる。クリスマスとお正月は離れ離れだけど、しっかり守ってくれますよ。Bさんをビジネスホテルに送って長い1日が終わった。

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