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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 12/3

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12月3日(金)
❶今日は伴走を続けている二名のケースワーカー面談に連続して立ち会う。午前は先週に7カ月間のシェルター生活を経てアパート探しが決定した20代のK君、**福祉事務所は都内TOPクラスの対応、アパート探しも生活困窮者自立支援制度の任意事業である「一時生活支援」事業の委託先と連携して、私が担当してきた相談者のアパート探しをほぼ完璧におこなう。他の福祉事務所では殆どが自力か私たち支援団体がアパート探しに関わる。**福祉事務所のような対応が他の福祉事務所も取り組んでくれればと願う。来週金曜日に候補物件を内見、年内の入居を目指す。K君との思い出は尽きないが、もうすぐ卒業だ。
❷お昼に近くの総合病院に二人目のシェルターに入居しているMさんを迎えにいく。1月にSOSで駆けつけ、生保申請同行前日に体調が悪化している事が判り、K君と同じ**福祉事務所でスピード申請受理。そのまま総合病院で診察、翌日に癌である事が判り、4カ月間の入院、退院後はシェルターで暮らしている。やっと杖なしで歩けるようになった。12月になり来年の方向性についてMさんの意思を聞く。Mさんの故郷は雪深い北国の小さな村、寒さが収まり「北国の春」が来たら故郷に帰りたい。それまでにもっともっと歩けるようになるといいね。
➌14時から元高校球児の生保申請同行、故郷の就職に協力してくれるはずの知人に騙され「色々してもらったのに申し訳ないです。もう自分の人生は生きてても良いこと無いのでおしまいにします」22時過ぎに駆けつけた。今日は順調に保護申請受理され1カ月間のビジネスホテル生活を経てアパート探しを始めよう。まにあって良かった。
❹今晩は珍しくSOSが来ないなと思い「寝落ち」してしまった。若い女性からSOSメールが届いた時間は20時30分、気づいた時間は21時50分、僅か充電4%状態の携帯電話で所持金は500円、昨日から野宿生活、寒くて怖くて眠れない状態、再来週から仕事が決まったが、その日まで生きていけない。急遽だが池上線沿線の駅まで車を飛ばす。22時50分に到着、女性は泣いていた。このような状況下にある相談者に即時に給付できる福祉制度がない事が現状だ。今晩泊まれる宿泊費と食費を渡して明日に東京チャレンジネットの一時利用住宅制度の申し込みを案内した。最近、チャレンジネットも以前より厳しくなっていると聞いている。無事に入居できたか連絡をとりあう。最近のSOSは3件連続して女性だ。非正規・派遣の新自由主義の労働政策が女性たちを追い詰めている。途方に暮れて夜の街や公園を歩き続け、公園のトイレの中で身をすくめ孤独で泣いている女性たちの存在を誰もが気づいていない。

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