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生活保護者の集いコミュのDaiGo氏の差別発言で本棚にポップ 書店員のささやかな「抵抗」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/39a2633d9b912b0eec8296a2df4b9f35e9d08314
 「優生思想 自己責任論に 抵抗する」。店内のポップに、こう記したコーナーを設置していた書店がある。書棚からのささやかな「抵抗」には、店員らの思いが込められている。

【写真】手話で抗議「差別は許せない」 ろうのLGBTQ当事者ら

 大垣書店烏丸三条店(京都市中京区)。京都を南北に貫く烏丸通に面した市内中心部のオフィス街に位置し、夕方には仕事帰りの会社員などでにぎわう。店内に入ると、入り口付近に置かれた新刊などが並ぶ棚に、そのコーナーはあった。

 置かれていたのは「わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想」(藤井克徳著・合同出版)、「実力も運のうち」(マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳・早川書房)など数冊のみ。ナチス・ドイツによる障害者虐殺などの根底にあった優生思想や「自己責任論」に疑問を投げ掛け、批判する書籍だ。

 ◇DaiGo氏発言機にコーナー新設

 コーナーが登場したのは8月14日。店長の新井祐子さん(35)のアイデアだった。「メンタリスト」のDaiGo氏が動画投稿サイト「ユーチューブ」などで、ホームレスや生活保護を受けている人たちを差別する発言をしているのを聞いたのがきっかけだった。

 「命を生産性や役に立っているかで優劣を付ける考えは、好きじゃない」。新井さんが語る。コーナーを設置したのも「優生思想を否定する考えがあることや、生活保護などの社会保障が生まれるに至った歴史を、知ってほしいと思った」からだった。

 新井さんから相談を受けた店員の倉津拓也さん(42)もコーナーの設置に全面的に賛同し、新井さんから選書を任された。倉津さんは「DaiGoさんの著作を読んだことがある人は『DaiGoさんが言っているから(差別的な考えも)正しいだろう』と思ってしまうのでは」と危機感を抱いたという。本を選ぶ際には「どんな歴史があって生活保護などの社会制度や互助・公助などの考えが生まれたか、背景を知ってほしい」という視点を大切にした。

 コーナーの設置を店のツイッターで発信すると、ツイートを見た人からは「書店がこういうことをやってくれてうれしい」「こういう考えを大人が伝えていかないと」などと多くの好意的な反応があった。普段からツイッターで本の紹介はしていたが、思いもよらぬ反応の大きさに、新井さんは「驚いたし、うれしかった」と明かす。

 ◇並べていた本は完売

 ただ、店内に並ぶDaiGo氏の著作や「自己責任論」を主張する書籍を、撤去するつもりはない。新井さんは「本屋はあくまで読者が欲しいものを提供するのが仕事。DaiGoさんの本が欲しい人もいると思うので、著作は撤去しない。ただ、そうじゃない考えがあることも知ってほしい」と話す。

 「若い人に、いろいろな人の話を聞いて自分の意見を考えてもらうためにも、地域の書店として多様な情報を発信できたら」と新井さん。コーナーに並べていた本はポツポツとだが確実に売れ、今は全て売り切れた。買いたい人から問い合わせなどがあったら、コーナーの復活も検討するという。【千金良航太郎】

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