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生活保護者の集いコミュの携帯代もガス代も払えず…シングルマザー、人生のどん底で聞いた言葉にあふれた涙

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https://news.yahoo.co.jp/articles/7386b39bc21c9634e821d5995862e3f1b3e4f7ed

*これは美談ではなく、本来は行政が、生活保護などを進める舘伊庭と思います

4月のある金曜日午後7時。福岡県久留米市梅満町にある会社事務所の空き室から、ご飯の香りと、子どもたちの笑い声が漏れていた。献立はカレー、キャベツと卵の炒め物。「いただきます!」「こら、座って食べなさい!」。総勢十数人。毎週末に大人も子どもも集まって夕飯を食べる「じじっかごはん」の日は、大家族のようなにぎやかさだ。

【写真】ある日曜日、じじっかで押し花に熱中する子どもたち

 自宅に持ち帰るため、夕飯を受け取りに来たカオリさん(37)=仮名=の姿もあった。「この1食分が本当に助かる」と明るく笑うカオリさんは、長女(16)と長男(9)を育てるシングルマザー。初めてじじっかに来た時は、人生のどん底だった。

   ◇    ◇

 児童養護施設で育ち「血のつながった家族に憧れていた」というカオリさんは、19歳で妊娠したが流産。同じ彼との間に再び子どもができ、「絶対に守る」と心に誓った。だが、彼から日常的に暴力を受けるようになり、戸外に出ることも禁じられた。貯金もそのままに、隙を見て逃げ出す。身重の体でシェルターや保護施設を転々としながら、出産。自分とそっくりな顔の長女を見た時は、安心して涙が止まらなかった。

 ガソリンスタンドで働き始め、ほどなく同僚と交際し結婚。長男も授かり、相手の先妻との子を含め5人で暮らし始めたものの、相手の子がなじめずに体調を崩し、結婚生活は1年で終わった。2人の子を養うため、保険の営業を始めた。夜中に営業先から呼び出され、子どもたちを車に乗せて客の元へ向かうこともあった。

 生活保護も受けた。だが、自治体職員から出費を細かく管理され監視されているように感じ、やがて辞退。職員の「ここからは自己責任ですよ」との言葉に、「もう人を頼ってはいけないんだ」と思わされた。

 そこへ追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスだった。当時勤めていた精肉店の配達業務が途絶え、昨夏の3カ月間は収入ゼロ。長女の学費も負担になる中、仕事を替えて介護施設で働いたが賃金は低い。臨時収入を得ていたスナックのアルバイトも、休業要請などでなくなった。

 携帯代もガス代も払えなくなったのが今年2月だった。子どもたちを路頭に迷わせるわけにはいかない。「もうみんなで死のうか」。そんな時、市に紹介されたのが、じじっかだった。

 4月、長女を連れてじじっかを訪れた。「じゃーん」。得意満面で、メンバーに初めて着てきた服を披露する長女に「かわいい〜!」と全員が盛り上がる。夫と死別した人、仕事が忙しく晩ご飯を毎日作るのが難しい人…。ここにはいろんな親子が集まるが、みんな家族。親で兄弟姉妹だ。

 一家心中も考えていたあの日、すがる思いで会ったじじっかのメンバーに言われた言葉を思い出す。「ここでご飯を食べればいい。お風呂も入ればいい。実家だと思っていいけん」「もうひとりじゃないけん」。誰かの前で泣いたのは、母親になって初めてだった。(連載「ひとりじゃないけん ひとり親支援拠点「じじっか」の挑戦」より)


   ★★  ★★

 ひとり親など子育て世帯の孤立を防ごうと久留米市で生まれた拠点「じじっか」。その挑戦と、そこに集まる親子の物語を紹介する。(平峰麻由)

「じじっか」
 主にひとり親で構成する一般社団法人「umau.(ウマウ)」が昨年7月、ひとり親世帯を中心とした子育て世帯を支援する拠点として設立。毎週金、土曜の夜に開く親子食堂や、希望者への食事の配達、休日のレクリエーション、体験教室など相互扶助事業を展開する。じじっかの名前には「実家よりも実家」という意味を込めている。ウマウは2014年に設立された母子家庭団体が前身。現在は佐藤有里子代表、中村路子副代表を中心に約10人のスタッフで運営する。昨年10月からは、久留米市から子どもの見守り強化事業を受託。補助金や寄付金、飲食店やフードバンクなどからの食材提供を受け、活動している。食堂開催などを知らせるLINE(ライン)の登録者は現在約130世帯にのぼる

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