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生活保護者の集いコミュのコロナで失業、「携帯充電したい」ネットカフェ侵入で逮捕… 罰金刑の元ホームレス男性「人生やり直したい」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/09c7e39c68a5c3dce37ad734d297073153746db4

コロナ禍で失業後、支援団体との唯一の連絡手段だった携帯電話の充電がなくなりかけ、休業中だった横浜市中区のネットカフェに侵入した罪で6月に罰金刑を受けた元ホームレス男性(41)が取材に応じた。10年ぶりに住所を定め、定職探しを始めていた。「コロナが転機になった。人生をやり直したい」と更生を誓う。

 同区寿町の簡易宿泊所。窓辺に干した布団は、日だまりのぬくもりと心地よい匂いに満ちていた。「幸せって、こういうことか」。取り込みながら、男性はほほ笑んだ。

 留置場から6月に釈放された当日、地元の寿支援者交流会の協力で生活保護を申請し、1泊2200円のこの部屋も見つけた。布団で就寝するのは4年ぶりだ。

 4月。ネットカフェに侵入し、伊勢佐木署に現行犯逮捕された。「弁明のしようもありませんが」。男性は反省しながら、当時を振り返った。

 コロナ禍が到来した2月、日雇いの仕事を突如失い、寝泊まりしていた東京・町田のネットカフェも休業。土地勘のある横浜に流れ着いた。福祉を頼って両地の役所に駆け込んだが、門前払いに。支援団体からもらったなけなしの1万円は往復の交通費で浪費し、絶望した。

 野宿するにも、凍えるほど冷え込んだ事件当夜。JR関内駅周辺を夜通し歩き回ると、ネットカフェの防火扉から明かりが漏れているのに気付いた。疲れ果て、「休みたい」。ノブを引くと、無施錠だった。

 携帯の充電表示が7%まで消耗し、「やばい」と焦ってもいた。ようやく相談相手として見つかった交流会事務局長の高沢幸男さん(49)と、面談日を調整していた途中だったから。無断で充電しようとした矢先、非常通報で駆け付けた警察官に取り押さえられた。

 6月に横浜地裁で開かれた公判で、証人として出廷した高沢さんは身元引受人がいない男性の継続的な支援を約束してくれた。地裁は事件の背景にコロナ禍による困窮の影響を認め、判決の罰金10万円は2カ月の勾留で相殺された。

 勾留中に体重は100キロ台から20キロ減量。「自堕落な生活に戻らないように」と戒め、筋トレが日課になった。住民登録を済ませ、10月にマイナンバーを取得。10万円の特別定額給付金も受け取り、20代で就いた調理師以来の定職を探す。就活用にウエストが一回り細いズボンを買った。工員や事務職に応募し、面接を重ねる日々だ。

 実家を飛び出し、ネットカフェで寝泊まりを始めたのは31歳。母親ががんで死去し、自暴自棄になり、1人になりたかった。「人間関係が煩わしく、家族さえも捨てたのに、結局助けてくれたのは人だった」。コロナ禍で気付かされた。

 いつか誰かの役に立ち、恩返ししたい、という。「まずは生活保護を返上できるほど自立しろって、怒られちゃいますね」

神奈川新聞社

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