ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

生活保護者の集いコミュの50代半ばのホームレス女はなぜ寸借詐欺を続けるようになったのか〈かごしま 法廷傍聴記

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
https://news.yahoo.co.jp/articles/2139524a1ad62ab260f17f1ee71062a3cdfea11f

とぼとぼとした足取りで法廷に入ってきたのは、詐欺罪で2度起訴された50代半ばの女だった。生え際が白く傷んだ髪を無造作に束ね、背中を丸めた姿は年齢以上に老け込んでいるように見えた。公園などでの野宿生活から「ホテルで温かい風呂に入りたい」と、見ず知らずの人に声を掛け、寸借詐欺を重ねるようになった。

【写真】寸借詐欺を重ねてきた女。公園などで野宿生活を送っていた(写真と記事は関係ありません)

 犯行は少なくとも10回程度に及んだ。「後輩に会おうと熊本から来たのに会えなかった。所持金がない。金を貸してもらえないか」。こう持ち掛け、住所や名前、電話番号を記したメモを手渡し、信用させていた。被害者は弱々しい姿に同情し、金を渡したのかもしれない。

 女はかつて熊本で暮らしていた。離婚して一家離散。住む場所を失い、2018年に鹿児島にたどり着いた。働いて暮らそうと考えなかったのかと弁護人に問われ、「資格や車の免許がないし、年齢的にも無理と思い込んでいた」と消え入りそうな声で答えた。生活保護の相談にも行ったが、健康だから働けると断られたという。

 助けを求めることができる家族はいなかったのか−。裁判官の問いに「子どもとは音信不通」とうつむいたまま涙声を振り絞った。熊本を離れる時、親子であっても、どんなに苦しくても、連絡を取らず暮らしていこうと約束したという。「人に迷惑を掛ける前に、素直になって頼ってもよかったのでは」と諭される場面もあった。

 女には10代で産んだ別の子どももいた。育てられないからと鹿児島の里親に引き取ってもらっており、「幼子のことが頭にあり(鹿児島に)来た」とも。孤独を抱え、罪を重ねてきた女が追い求めていたのは、家族の面影だったように思えた。

 被害者はいずれも若い女性。検察官に「あなたが声を掛けられたら金を渡すか」と詰問され、首を横に振った。中には2万円を手渡した被害者もいた。「あなたが本当に困っていると信じていた相手の気持ちが分かるか」。厳しい追及に「ごめんなさい」と顔を下に向けた。

 判決は懲役2年、執行猶予4年。裁判官は「ホームレス状態にあったにせよ、犯行は正当化できない」と指摘した一方、更生保護施設でやり直したいとの女の意向を踏まえた。

 閉廷間際、スーツ姿の男性が傍聴席から身を乗り出し、女に声を掛けた。「更生保護施設の者です」。裁判中、終始うつむきがちだった女が初めて顔を上げた。

コメント(2)

「生活保護の相談にも行ったが、健康だから働けるからと断られた」
という意味がわからない。
そんなに簡単に生活保護なしで暮らしていけるような仕事が見つかるわけがない。仕事を一緒に探して、給料で足りない分を生活保護で支えて、生活保護なしでも生活できるよう支援するのが生活保護課の役目ではないのか?
コロナ禍によく失業者が増えハローワークでも有効求人倍率が下がっています。年の多い人間には大変厳しい状況ですexclamation
就労支援を十分にやれば誰も生活保護の申請には行きませんよexclamation ×2
また社会福祉協議会の生活支援貸付制度もなかなか貸して呉れませんexclamation

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

生活保護者の集い 更新情報

生活保護者の集いのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。