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生活保護者の集いコミュの川口の病院調査 生活保護・高齢者に過酷だった夏

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今年の世相を一文字で表す漢字が十日、「暑」と決まった。酷暑で熱中症患者や死者が続出した今夏、生活保護の高齢者は特に熱中症“予備軍”とも言える危険な状態に置かれていたことが、川口市の埼玉協同病院の患者調査で分かった。自宅にエアコンがない人が珍しくなく、あっても「電気代がかかる」と扇風機で我慢した人も。生活保護ではエアコン購入費を保障しておらず、現場からは「命を守るため特別な支援が必要では」との声が出ている。

 調査は九月上旬、同病院を七月に受診した六十五歳以上の生活保護受給者や、生活状況に不安があると病院が考えている九十一人を対象に実施。電話が通じた四十一人の中で、ほぼ五人に一人に当たる八人が、「エアコンがない」「故障中」「あるが使っていない」と答えた。

 調査によると、七十七歳の女性は「扇風機を使い、窓を開けて風通しをよくしている。涼しくなるのを待っている」と回答。別居の息子に、病院側は必要な時にはすぐ連絡するよう頼んだ。

 また、息子夫婦と同居している八十五歳の女性は認知症の寝たきりで、七月に肺炎と脱水症状で入院した。息子は事業に失敗して生活保護を受け、女性は無年金。病院側はエアコンがないと命にかかわると判断、「ひと月三千円なら支払える」と聞いて、退院時に設置費も含め六万円のエアコンをつけ、二十回の分割で返済するよう指導したという。

 生活保護受給者ではないが、がん手術後の六十六歳男性が、自宅でなくエアコンのある車の中で暑さをしのいでいたケースがあり、やはり病院側が“格安”エアコンの設置を手伝った。

 県によると、生活保護では、エアコン購入は「日々の生活費を切り詰めて買うのは可能」として、特別な支援はない。十一月から三月には暖房費として冬季加算があるが、保護世帯を支援している関係者からは「熱中症対策のため“猛暑加算”も必要だ」との声も。同病院で調査を担当したケースワーカー竹本耕造さん(32)は「体調が悪くても出費を考えて受診しない人は少なくない。今回、連絡が取れず調査できなかった人には、熱中症予備軍は多いのでは」と心配している。

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