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南木佳士の世界コミュの自己紹介など

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はじめまして
実は南木佳士さん歴などまだ浅いのですが、
管理人させていただきますNASCIです。


僕が南木佳士さんを知ったのは
今年3月に映画『阿弥陀堂だより』を薦められたのが
きっかけで文庫本を読んだのが最初です。
映画のほうはまだ観ていないのですが、その後
『ダイヤモンドダスト』『医学生』『家族』『冬物語』などを続けて読みました。

南木さんの場合、死が日常化してしまった臨床医の立場故なのか
描かれる世界はとてもリアルでシリアスに感じられるものも多いようですが
自らがパニック障害とうつ病を発症するという、
診る立場から看られる立場への転機を経験され、
死を向こう側にある対象としてではなく、いつかは自分も仲間に入る
あるいは共存していくものとして前向きに描いていかれようとしているようです。
虚構が実在より多くを物語り、個人を超えた共通の物語になる。
老いたるものや亡くなられた人たちへの慈しみや感謝の気持ちをあらわす。
それは郷愁のようでもあり、誰もがあたたかな心を呼び起こされ
それぞれの物語として受け入れられるのかもしれない。
そのような作者としての気持ちが伝わってくるようです。
そして

「死ぬことは生者と別れることではなく、
生者よりもはるかに多い死者たちの仲間に入るのだ」

という『阿弥陀堂だより』において穏やかに語られている主人公:孝夫の言葉から、
僕らはみな「死」によって繋がっているのかもしれないなどとも・・・
僕にとって、南木佳士さんの世界は、
そんな気持ちを自然に湧きあがらせてくれる、
あたたかな物語を紡ぎあげていると感じています。

最初の挨拶としては少し長くなり失礼しましたが
みなさま、南木佳士さんの紡ぎだす世界を巡り
和やかに語り合えるコミュニティになりますよう、よろしくお願いいたします。

コメント(57)

初めまして。私は草間弥生さんの小説に「文芸春秋93年8月号の南木佳士『山中静夫氏の尊厳死』を十七回読んだ」と描かれていたのに興味を持って、翌日には図書館から借りて読んでいました。つい先日のことで、まだ読後の興奮が残っています。医師ようなの立場、患者としての立場、それら渦中の人間と密接に関わる立場、どの登場人物の建前と本音も巧妙に、とても深く偏りなく洞察しているのに感嘆してしまいました。考えすぎな自分に少しだけ気付けました。他にも名作が多いようなので読んでみたいと思います。
冬への順応が好きです。どうしようもなく。
よろしくお願いします。
長い間レスをしておりませんでしたが
ご挨拶もたまってまいりましたので
ここでレスをさせていただきます。



kan_chan さん

『定本浅間山』のご本、紹介ありがとうございました。
浅間山や軽井沢を描いた小説やエッセイって
多くの方が執筆されていらっしゃいますよね。
所謂、軽井沢文学とでも云うのでしょうか。
僕の場合、南木さんの他にも堀辰雄さんをはじめ、
立原道造、室生犀星、福永武彦、池澤夏樹さんなどによって
綴られる世界に比較的親しんできていると云えるかも知れません。
そしてこうした軽井沢を舞台として描かれた小説に
共通しているものが、滅びゆく命の刹那と自然の摂理であり、
景色の中に横たわる静かな時間である等と感じています。



ひろし さん

ご紹介ありがとうございました。
今は軽井沢にいらっしゃるのでしょうか?
軽井沢の夏、いよいよですね。



えみ さん

『ダイヤモンドダスト』
僕にとっては清々しく爽やかに感じられた短編ですね。
そしてその情景描写からなのか
なぜか池澤夏樹さんの『スティル・ライフ』と印象が重なります。

>じっと向き合い逃げない強い姿勢があるように思います。
>こころの弱さを言いながらも逆に強さを感じさせ、
>死を描きながら生を感じさせる。
>逆転した魅力があるようにも思います。

そうですね、僕もそうしたところ、
そして同じく真摯に丁寧に書かれるその姿勢に
とても魅力を感じています。
たとえば『家族』において書かれた
強者の論理から弱者の姿勢への立場の転換も、
その実、赤裸々に自らの弱さを悟り、曝け出すことで、
病から立ちなおろうとする力強さが感じられ
親しみを覚え、共感するところでした。
以下のこんな言葉にもしみじみさせられます。

「あらゆる事象に対し徹底的に謙虚であること。
 そこに吹く風に身をゆだね、
 広大無辺なる自然の小景にすぎない己を
 よくよく納得すること。」(「風鐸」/『家族』)



ログ番号 16の方

>人間の脆弱さを肯定し、それと向き合って生きてゆく意志

ほんとうに、そうですね。
脆弱さを肯定することは、ある意味とても勇気のいることですよね。
その究極には、死への不安が横たわっているのかもしれませんが、
南木さんの小説からは、自然の摂理に委ねるということの意味を
様々に教えられ、考えさせてくれるようです。



あおさぎさん

秋田で看護師さんですか。
それは確かに、身近に感じられることでしょうね。
読者にはきっと医療に従事されておいでの方も多いのでしょう。

>阿弥陀堂だより は名作ですね。
>私のなかでは、一番の秀作だと思っています。

そうですね。作品の完成度などを考えると
僕も一番の秀作という印象を持っています。



りうよさん

草間弥生さんがそのようなことを仰っていましたか?
彼女の作品は彼女自身との闘いの中で
生まれてきているものがほとんどですよね。
僕もわりと好きで、彼女の講演会から展覧会までよく訪ねています。
そして『山中静夫氏の尊厳死』、
文庫版あとがきで南木さんは
「生きのびるために書いた」と告白されていらっしゃいますね。
まさに、そうした生の悲痛なる叫びが
胸に突き刺さる作品でした。



よねすけさん

「冬への順応」って『ダイヤモンドダスト』に
収録されている最初の短編ですね。
若き日の恋と近づくことの出来ない距離感
その距離を縮みられた偶然の出会いは喪失の時

「死に価値があるとすれば、それを決めるのは、
残された者の内に生まれる喪失感の度合いだけではないか」

切ない物語りですね。



マーチソさん

『医学生』は僕も好きです。
なんだか、南木さんの小説としては珍しく
思わず笑っちゃうシーンもあって、青春小説ですね。
時を経て『海へ』へと続いていくのも
好感が持てて好きですね。
その爽やかな感じも『海へ』に引き継がれているようです。

「他にいい作家さん」ということですが
僕は福永武彦さんを紹介したいところです。
死の隣接性とそこに対峙する自己を見つめる
真摯な姿勢において共通していると思います。



番妻さん

舞台となった場所を体験することで
親しみと興味をいっそう深くすることはありますよね。
僕も昔、よく軽井沢に行ったものです。
また『阿弥陀堂だより』ですが
『家族』(文庫版)のあとがきに映画のセットになった
阿弥陀堂について書かれていますね。
その中でそのセットの方が実際の阿弥陀堂よりも
ずっと懐かしく感じられたと書かれています。
それは
「多くの人たちの想いが寄せられたぶん、
わたしのイメージよりも広く深い世界が立ち現われたのだろう」
とね。
http://www.amidado.com/
僕も訪ねてみたい場所の一つとなっています。
またいつの日か軽井沢文学散歩を
してみたいと考えています。




皆さんへ

管理人としては、これ以降、
全ての方のご挨拶に対しレスをすることは
控えさせていただきたいと思いますので
皆さんの間で気軽にコミュニケーションを
楽しんでいただけましたら、幸いです。
はじめまして。
本日参加させていただきました。
「落葉小僧」と「冬への順応」が
特に好きです。初めて読んだ当時は
ため息がでました。
はじめまして。
私が、南木さんを知ったのは映画「阿弥陀堂だより」です。
この物語に出てくる最先端をいく女医さんがパニック障害をおい、夫の田舎で回復していく様子を信州の季節の移り変わりとともに回復していく映像的にもストーリー的にも素晴らしい作品だと思います。
実は私もパニック障害経験者で物語と自分がだぶって見え、何度も観ました!
それからは、「阿弥陀堂だより」はもちろん「ダイヤモンドダスト」「医大生」などいっきに読みました。
これからも、新作がでたら読みつずけようと思います。
はじめまして。

割とエッセーが好きで、南木佳士さんの作品もエッセーを中心に読んでいます。今日、文集文庫の「冬の水練」を買いました。読むのが楽しみです。

作家の方の中では、精神を病む方は少なくないですよね。
辛い病気を得た方特有(ということでもないかな)の人を見るやさしいまなざしと繊細そうでいて骨太な感性・・・、そういったものに共感する部分が多くてとても好きな作家です。

どうぞよろしくお願いします。
はじめまして!
図書館で「医学生」を偶然読んでからの大ファンです。
南木佳士氏の本は全て読んでいます。

以前 Yahoo の掲示板で「南木佳士の世界が好きな方」というトピで何年も語り合っていました。

昨年末にトピが落ちてしまって以来、南木士に付いて語っていませんでした。
トピ主はPearinさんでしたっけ?? 茨城県の方?また出会えると嬉しいのですが!
はじめまして。
南木佳士さんの作品を知ってから15年以上経つと思います。
最近mixiに参加して、たまたま検索していたらここにたどり着きました。
最初は図書館で「ダイヤモンドダスト」に出会って、それから全著作を読ませていただいております。
浮付かない、地に足の着いた世界観、文章が大好きです。

これからいろいろとここで語り合えたらと思います。
よろしくお願いいたします。
はじめまして。
池澤夏樹さんが好きな関係で、NASCIさんを知り、
このコミュニティを知りました。
南木佳士さんが好きなので、さっそく参加させていただきました。
私も芥川賞ということで『ダイヤモンドダスト』を読んだ人間です。
実はしばらく読んでいなかったのですが、
この機会に皆様のおすすめなどを読ませていただきたいと思います。
いつかワカサギ釣りをすることが夢です。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
 はじめまして。
医学生時代から南木先生の大ファンでした。

 ついこの前呼吸器内科研修を終えました。
 他科、他病棟と比較してあまりに亡くなる方が
多かったことに愕然としましたが、
南木先生もこういう思いをされてこられたのこかと、
患者さんが亡くなるたびにどうしてもそれを考えざるを
得ませんでした。
 自分は身内の死に接してからこの道に入ったので、
南木先生の小説にはずっと深い共感を持っていましたが、
職業人としていきていく中で、改めて考えさせられることが
多いです。

 猿真似じゃないんですが、自分も自分なりに思うことを
「ちゃんと生活」していきながら、書いていこうと思っています
(よい小説を書くにはどうしたらいいでしょうかと
編集社の人に尋ねたら、そういうお答えを頂いた由、
どこかに書いてありましたね)
 医者としても物書きとしても、先生から教わる部分は非常に
多いと思っています。
はじめまして!

先頃、放送した「週刊ブックレビュー」で南木佳士の特集を
企画・構成しました。
長野は佐久まで伺いました。司会の児玉さんと南木さんの
対談は、本当に実のある言い話でした。
南木さんは、気さくで作品同様、信州の大らかな雰囲気が
ある奥行きのある方でした。
今後とも宜しくお願いします。
「週間ブックレビュー」拝見しました
中央から距離を置かれている南木さんのスタンスが
とても好ましく思いました。

南木作品はほとんど読んでいますが、お元気になられたので、これからの更なるご活躍に期待している読者の一人です。
「ブックレビュー」の収録は、南木さん夫妻が時折、訪れる
軽井沢に近い、ある美術館の庭で行われました。午前中、診療のあった先生に13時に来て頂きました。児玉さんとの対談が始まり、途中から雷鳴とともに暗雲が・・・案の定、対談が終わると同時に、激しい雨が降ってきました。大変な状況でしたが、南木さん児玉さん、お二人の素晴らしい対談が収録できました。改めてお二人にお礼を申し上げたい気持ちです。南木さんは芥川賞受賞以来のテレビ出演でしたが、今回、実現できて
一南木ファンとしても嬉しい気持ちで一杯でした。ほっとした顔
はじめまして

知り合いからすすめられて読みはじめがきっかけです
まだ「ダイヤモンドダスト」「医学生」「ふいに吹く風」「家族」しか読んでないのですけれども一度読み始めると止めることの難しい南木さんの世界に魅了されています

初めまして。ダイヤモンドダスト、医者という仕事、臆病な医者、山本静夫氏の尊厳死、急な青空を読みました。他にも買ってありますが、これから読みます。南木佳士さんの世界は、僕の死生感を変えてくれました。死の前には何人も平等であり、死は必ずやってくる…僕は自殺未遂を二回程した事があるのですが(OVERDOZE)死っていうのはすごくあっさりし過ぎていて、かつ平等なんだな、て思います。南木さんのおかげで、 自ら死ぬ事をやめる事が出来ました。南木さん、回復されたみたいで、良かったですm(_ _)m
南木さんの最新作『トラや』出版されましたね。
前作の『からだのままに』に、しばしば紹介されていた、南木さん家の
愛猫、故トラさんの思い出を綴ったそうです。
先日、いただきました。今、読んでる本を読み終えたら読むつもりです。
はじめまして。今日「阿弥陀堂だより」を読み終え、いっぺんに南木さんのファンになりました。以下、ブログにネタばれしないよう簡単な感想を書いています。
http://finwhale.blog17.fc2.com/blog-entry-139.html

これからも南木佳士さんの小説をどんどん読んでいこうと思ってます。とにかく癒されます。これからもよろしくお願いします。
数年前に「ダイヤモンドダスト」で南木さんにはまりまして、その後何冊か読んでますが、今日ちょうど「冬物語」を読み終えました。
今まで読んだ南木作品の中でも、1、2位に入る短編集です。
特に、「急須」「木肌に触れて」。ああ、でも「となり町で」と「芝生」もよかった・・・。
ぼちぼちと、全作品を読み進めていきたいです。
はじめまして

浪人時代に某予備校の国語の問題に南木佳士さんの文章が使われていて興味を持ち、南木佳士さんの作品に出会いました

ダイヤモンドダスト、医学生、阿弥陀堂だより、エチオピアからの手紙、ふつうの医者たちを読みました

南木佳士さんの作品のおかげで大学に合格出来たといっても過言ではないかもしれませんw

よろしくお願いします
はじめまして

センターの過去問に出題されていた「冬物語」を読んで南木佳士さんを知りました

もともと村上春樹作品が大好きでしたのできれいな文体や表現、情景などに瞬くまに心を奪われました

今は「ダイヤモンドダスト」が届くのを心待ちにしているところです


それでは皆様よろしくお願いします
はじめまして。

19歳の時に「ダイヤモンドダスト」を読んで以来、南木さんのファンです。

その文章からあふれる優しさがとても好きです。

よろしくお願いします。
↑さんまさん同様に、
確か模試に出題されていた「冬物語」を読んで南木佳士さんを知りました。

試験を受けながら感動し、すぐに買いに行った気がします。


自分の倫理感は大いに影響を受けています。
はじめまして。


まだ 読んだ作品は 多くはありませんが、とても興味を持っています。


ゆっくりにはなると思いますが、楽しんで行きたいです。
みなさんこんにちは!

南木さんの感性に共感したもののひとりです。

まだエッセイしか読んだことがありません。
『からだのままに』と『トラや』

もの寂しい雰囲気なのにひどく落ち着く自分がいます。
言い回しでしょうかね?
ゆっくりゆっくり読み進んでみたいと思います。
はじめまして。

高校生の頃、南木作品を知りました。『冬物語』『ダイヤモンドダスト』『医学生』読みました。医師である南木さんの視点は、リアルで「生きる」ことや「命」の意味について、高校時代の友達とよく議論しました。

自分が医学とは関係ない道に進み、その後しばらく読んでいなかったのですが、『阿弥陀堂だより』で、あらためて素敵だなあと感動しました。


よろしくお願いします。
はじめまして。

南木さんとはいくつか境遇が似ていることもあり、特別な親しみを持って読ませてもらってます。

よろしくお願いします。
はじめまして。医学生を読んで好きになりその後色々と読んでいます。
よろしくお願いします。

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