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内田健三(政治評論家)コミュの本当のリーダーとは(西郷南州遺訓より)

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本当のリーダーとは(西郷南州遺訓より)
〜それぞれの立場で、国を、会社・団体等に読み替え〜


■福田氏圧勝の勢い、自民国会議員213人が支持明言(読売新聞 - 09月17日 03:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=297413&media_id=20


 総裁選の形勢が、大きく変りつつ有ります。リーダーはその地位について育つとも言いますが、首相の「本質」の考えが大事と思います。
 年に1、2度読む本に、「西郷南州翁遺訓」があります。さすがに、明治初期に庄内藩士が書き残した原文は読めませんが、永尾剛著の現代文に翻訳した本を読んでいます。
 その冒頭の一説が、「本当のリーダー」です。西郷隆盛の多様で苦難の経験から行き着いた考えが、まとめらています。


(本文より転載)
・第一節 本当のリーダー
 お国の政治の真ん中に立って仕事をすると言うのは、これは「人の仕事」ではありません。「天の仕事」です。
 人ならば好き嫌いもあろう。自分だけの拘りと言ったものも、あろう。人たるもの、それはそれで、致し方ないことである。(中略)しかしながら、である。好き嫌いやワガママというのは、つまり「私心」です。

 自分が好きなだけで「良い」と断じ、嫌いなだけで「悪い」と断じているのかもしれないのです。
 政治というものは、それでは許されぬ。(中略)

 そこに「私心」が入ってはいかんのです。ほんのちょっとでも、自分の好き嫌いや拘りが入っては、いけないのです。それが「天の仕事」です。(中略)

 拘りや好き嫌いを捨てて、公平に周りの人間ること。そうして、本当に力のある者を見つけ、その者に的確なポジションを与えてやり、大いに腕を振るわせてやることです。
 これが「正道」であり「天意」であります。


 閣僚に参加する人々は、自分の地域、団体でリーダーのはずですから、この訓示はとても大事ですし、内閣の一員になったら、それぞれが各省庁のトップですから、判断、人事に「好き嫌い」が入るといけないと思います。省庁人事ですったもんだするのは、大臣や事務次官の私情が入るからと思います。

(本文より転載)
 良くある組織の賞罰のことで、組織の中で大きな功績を上げた者に対して、処遇で示唆のある言葉を西郷隆盛が残しています。

 大きな功績を残した者がいた時。その者に「褒美ウとしての地位」を与えてはいけません。これは、天意ではありません。
 一つの仕事で功績をあげたことと、その者が「より高い地位の職務を全(まっとう)する実力」を持っているかは別問題である。お国や組織の将来を公平に見極めたなら、そんなことは安易に決めてはられぬ。(中略)

 では功績があった者には、「お前は、この度良く働いてくれた。」と、ここはスッキリ金銭で褒美をやればよい。


 前政権の閣僚人事や、2次内閣を検証して見ると、少し「私心」が見え隠れする気がします。
 リーダーの考えで、任命するサブリーダーの言動に大きく影響を与えて行くと思って居ます。

 西郷隆盛は、「滅私奉公」から行き着いた「敬点愛人」の境地で、明治政府の行動及び社会の変化(未来)を見ていたのかもしれません。
 リーダーの心得が沢山詰まった、西郷隆盛講話集「西郷南州翁遺訓」を一度手にとってお読み板だけば幸いです。
今日は、蔵書の一冊を紹介しました。

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