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英文法を教えるコミュのご意見トピ(comments)

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コメント(19)

bioさん

コミュにお誘いいただきまして、ありがとうございます。
お忙しいのに、すごいですね、やっぱりbioさんは・・。

その文法事項を使わせる為の「タスク・アクティビティ」に関して言えば、中学で働いているとき、あっちからひっぱりこっちからひっぱりと、各文法項目に関して作った教材があります。(ワークシート系のハンドアウトだったり、ゲームで使う小道具だったり・・・)

でも最近、対象生徒が違うということもあり、文法を教えるということに関して、考え方がかなり変わってきました。
だからこのコミュニティに入れて頂いてよいものかどうか、少し迷ってしまいました。

そんな迷いも含めて、bioさんの作ってくださったこのトピに現在の私の思うところの文法を教える流れを書いてみたいと思います。トピずれところか、もしかしたらコミュずれかもしれないんですが・・・。もしずれてたら、ご遠慮なさらず教えて下さいね。

私が大人の生徒さんと関わっていて、最近思うのは、文法事項は全部知っていても使えない、という生徒さんが多いということです。
もちろん使う練習をこれまでとしていないとか、絶対量が全然足りないとか、当たり前の前提はありますけど、一因として、文法とどうコミュニケーションの中で使ったらいいかわからない、ということが挙げられると思います。

それは語法レベルの問題、文法の機能レベルでの概念の理解の問題。スピードの問題、etc.といろいろ問題の層がありますが、ここで、一つ挙げたいのは「機能的概念の理解の問題」です。

文法項目を細かく分けて、今日はこの文法をやったから、それを使う練習として、「タスク・アクティビティ」を入れる、という風にすると、学習者は自分がどういうコミュニケーションを取りたいときにどんな機能の文法を使ったらいいのか、わからないままだと思うんです。結果「語法レベル」ではその文法事項を理解できても、機能についてはその文法事項の選択を自分でしていないので、なかなか実践で使えない。

「語法レベルの使う練習」という意味では決してムダな活動とは思いませんし、学習者の英語を使おうとする態度の養成という意味でも学校英語では、こういう授業の流れというはすごく意義のあるものだと思います。自信にもつながりますしね。
でもレッスン外の実際のコミュニケーションの場ではやっぱり使えないように思えて仕方ないです。何故かというと使用レベルでの文法概念の「層」としては、「機能」がまずくると思うからです。その次に「スピード」、そして細部というか詳細として「語法」がくるように思います。

だから効率からすると、私は文法項目に分けた「タスク・アクティビティ」を中・高の授業に入れることに関しては、最近ちょっと懐疑的だったりします。

時間は限られていますし、与えられた枠組みでやるしかないんですけど、優先順位としてもっと他にやれることがあるように思ってしまうんです。

すみません、わかりにくい長文で・・・。

以下、私の意見を書きますね。
英文法の教授法のコミュなので、英文法に絞ってお話しをしたいと思います。
英語を学習する目的や目標到達レベルによって、文法をどこまでのレベルやるか、ということは全く違ってくるように思いますが、公教育なので、その議論はおいておきます。実際は、簡単に白黒はっきり短く纏めて書ける問題でもなく、いつでも例外等発生するのですが、できるだけ、簡素に書きたいと思います。

英文法を「理解レベル」と「使用レベル」に分けて考えるとします。「理解」と「使用」にはかなりギャップが出てきて、当然だという風に思います。

英文法に関しては中・高では私は「理解」に特に力を入れていいと思っています。きちんとした基礎のボキャブラリー、ある程度の発音・リズム、読解力、聴解力ということを重視します。使用・運用の為の基礎練習は時間がかかるのでレッスン外でやれるように指導する、という形になるかと思います。やらない生徒は全然やらないままかもしれませんが、それでも少なくとも基礎はきちんとした「理解」というところまでもっていく、という目標設定です。

「聞く」という行為、「読む」という行為も立派なコミュニケーションなので、時間が限られているなら、まずはそこからスタートします。一番危険なのは「バランスよく」といいながら、総くずれになることではないかと思います。

時間が限られているので、レッスンを効率よく進めるため、指導のポイントは以下の3点にしぼるとします。 
1.公教育が修了した時点で一番1人でやるのにしんどいようなこと、
2.その年齢の時にやったほうが効率のよさそうなこと、
3.学習の進め方、

1.1人でやるのにしんどいこと
  ―文法機能の理解、使用・運用法の理解、理解する為の質の高いドリル。理解した文法事項を強化する英作。自由作文。既習文法が自然なコミュニケーションの中で使われているテキストの多読。

2.その年齢の時にやったほうが効率がよさそうなこと
 −音声面、発音のトレーニング、聴解力の養成、

3.学習の進め方
―いろんな力をつけるため、自宅でできるような様々な基礎トレーニングの実践。
 (ex. Dictation, Shadowing, Reproduction, Overlapping, Repeating, Retelling, Lip-sync, Summarising, Recall, Reading aloud, etc)
それぞれを詳細まで指導。

↑のはちなみに英文法に関して、という感じです。私の概念では発音もリズムも聴解力も読解力も単語の選択もコロケーションも「英文法」に入っています。広義のgrammarと思っていただいたらよいかと思います。

「英文法」の基礎が中・高でしっかりできていれば、使用・運用トレーニングは後からでももっと効率よくできるように思います。頭の中にそれぞれの文法の機能がしっかり整理されていたり、多読、聴解練習等によりかなりの英文や英単語がもうすでにインプットされていたり、3の学習の進め方について指導することで、1人でできるproductiveな基礎練習も進められるとすると、後は自然なコミュニケーションがとれるような場を作って、インタラクションを重ねるだけでかなり短期間で、言いたいことは自由に言えるようになるキャパシティができあがるのではないかと思います。


まさにpendulum現象なのですが、古い英語教授法は今の過渡期の「CLT??」に比べるとやっぱり結果として、効率がいいように思うのです。中・高で大学入試英語をがんばっていらっしゃった方はやっぱりスピーキングやライティングに関しても伸びるのはめちゃくちゃ早いです。Productiveな基礎トレーニングの指導やコミュニケーションを取る場を提供し、使用・運用を促すことで、短期でも飛躍的に伸びます。逆に海外経験が結構長くても、英文法の基礎が理解できていない方はいつまでも3語文どまりの方も多いですよね。まぁ、原因にはいろんな要素がありますが・・・。 

やっぱり長文になってしまいましたが、言わんとしていることは伝えられておりますでしょうか?

英文法を使う機会を与える、ということに関しては、文法項目ずつに分けるのではなく、もう少しホリスティックなアプローチの方が効率がいいのではないかという意見でした。

解り難くてすみません。
<ホリスティックなアプローチについて>

ある文法項目を指定して、生徒に使わそう使わそうとすると、教師側の準備に時間がかかる割には、生徒の活動はライトすぎて、「楽しい」とは感じても結果として、「生産力」としてはあんまり残らないというのが限られた経験からですが、私の実感です。

それに対して、適切なgraded readerを使って、productiveな課題(とはいっても最初はreproductionからです)を学習者に与え、学習者に音声・聴解基礎トレーニングも含んだ活動をレッスン外でさせるというのが私の今挑戦していることです。

公教育ではなかなか1人1人のレベルに合うような課題は出しにくいですし、卒業してから、1人でやろうと思うとしんどいようなことを授業でやってあげる必要があると思うので、下の例があまり参考になるかどうかわからないのですが、bioさんがたくさんすばらしいアイデアを書いていらっしゃるので、私も何か一つでも貢献できるように、自分のやっていることをシェアしたいと思います。


適切なCD付教材を使って、以下の順序で・・・。

1.Listening Comprehension
(大体の自覚する理解度を%で、大意は?内容は?)

2.Dictation(テキストを見ずに書き取り)

3.Dictation Check(テキストを見て、Dictationをチェック。聞き取りで落とし易い部分を確認。)

4.Repeating (テキストを見ずに、意味を理解しながら)

5.Shadowing (テキストを見ずに)

6.Overlapping(テキストを見ながら)

7.Roleplaying(ダイアローグのテキストであれば、CDをとめて役割練習。テキストを見ずに)

8. Reproduction (フレーズごとにCDをとめて、その意味のことを言ってみる。そのままでもいいし、自分の言葉で言い換えてもよい。)

9. Reproduction (センテンスごとにCDをとめて、その意味のことをそのままでもいいし、自分の言葉で言い換えてもよい。)

10.Reproduction (パラグラフごと)

11.Summary (自分の言葉で纏めてみる)

12.Retelling練習 (テキストの内容全体を自分の言葉で相手に伝える練習。スラスラできるまでレッスン外で練習。)

13.Retelling発表(レッスン内でネイティブスピーカーに自分の話しのようにテキストの内容を伝える。その後、フィードバックと内容についてのQ&A。)


この長いプロセスでレッスン内でやるのは13番のみです。
1〜12まではレッスン外で学習者に行って頂きます。

13の活動は実際のレッスンの中では10分以内のことであり、これはレッスンの中ではウォームアップに過ぎません。


学習者からすれば、このウォームアップ活動をするためですら、たくさんレッスン外で英語を聞き、書き取り、口に出し、そして再現し、文章を自分で作るところまで練習しなければならないので、かなり大変です。練習をしていないとレッスンで発表もできません。

ここから、やっとメイン教材(例えばビジネスなど)に入るという感じです。

レッスン時間では学習者にとってプラダクティブ・インタラクティブな活動のみ行い、CDを使ったインプット等の基礎トレーニングは自宅で行うことで、TEFLの環境で、学習者が英語に触れる時間を増やすということ、継続的に「ある一定量」をこなすということ、ができるようにしています。

うちの場合は公教育ではないので、基本的に学習者1人でやれることは全部レッスン外でやってもらいます。そして1人で効率のよい学習ができるように、詳細までの基礎トレーニングの指導とモチベーション付け、マインドセットをコースの最初に行います。

レッスンは学習者にとって、刺激であり、方向性を確認する場所であり、モチベーションをキープする場所でもあるという位置づけです。

そして、最小限の予算内・レッスン数で学習者の希望する結果を出せるように、というのが目指すところです。
Joeさん
ありがとう、めっちゃ、役に立つご意見です。特に、この上のプロシージャー、もらいます。今テスト中なので、英語?のこの次のレッスンにあわせて、後期にトライしてみます。

このコミュは、自分にとっては、オーラルと文法の授業のためにたちあげました。そういう、カリの分類の仕方に無駄がある、といわれればそうかもしれませんけど。
今までの、先生も生徒も何をやっているかわからないOCの授業と、ルールの説明→コンテクストのない練習問題という文法の授業を改善したいということが、発端です。Joeさんが言われるとおり、その文法事項のもつ機能は、場面設定がなければ、定着はしません。

文法事項を絞れば、表現の幅がせばまる、というのは確かにあるかもしれません。ただ、特に学校のような場においては、トピックだけで表現に引っ張っていくことのできる生徒には、限りがあります。英語の力、ということもあるし、表現することへの躊躇、というモチベーションの問題もあります。
文法項目を絞ることで、このタスクを通じて、何を自分は学ぼうとしているのか、ということが生徒の中で、明確になる、というメリットもあります。
最初はほとんど単語を入れ替えるだけの活動をしたうえで、少しずつ積み上げ、最後にエッセイ(できればディスカッションもできるといいなあーこれはまだ夢ですが)に持っていく、その準備段階のタスクが必要だと思います。

抱えている生徒さんが違えば、必要なものは異なってくるのは当然だと思います。でも、レベルの違う生徒さんが抱えている問題が、自分の生徒とかぶることも、あるかもしれません。これは、教材の共有が目的のコミュですが、教材の向こう側にいる生徒さんを意識しながら作っていければな、と思っています。これからもご意見・アドバイス、よろしくお願いします。
bio さん、参加させていただきました。

文法のタスクって凄く興味があるので、たくさん情報交換していきたいと思います。
くっしーさん、おかじゅんさん
参加いただいてありがとうございます。心強いです。

くっしーさんのタスクは、いつも前後のつながりのあるもので勉強になります。こういった活動が、ワンショットにならないように、という方向性をいただいています。

おかじゅんさんのクリエイティブな、そして語彙分野にもつながるタスクを色々教えていただければ、すごくうれしいです。

よろしくお願いします。
bioさん、教師用のイベント等の情報トピ、あったら便利やと思うんですけど・・。

例えば、↓こういうなんか英語関係のよさそうな講演とかがあった時に「こんなんあるみたいですよ」ってシェアできるような・・。
http://www.kufs.ac.jp/kufs_new/what/pdf/60th_gengo.pdf 

地方は違いますが、情報交換いろいろできたらうれしいですよね。
bioさん、書かれたタスクについて、その長所や改善点などを議論してはいかがでしょうか?
Joeさん
情報ありがとうございます。国弘正雄さん、いつまでもパワフルですね、行きたかったなあ。
英語教育のコミュでも時々情報は流れますが、知る人ぞ知る、というのもありますよね。

おかじゅんさん
実際やってみた方のコメントをつける、というのはいいアイディアですよね。私もこれからつけます。
それから、タスクという言葉が適当でなかったようです。私としては、どんなアクティビティでも、一定の文法項目に焦点をあてた活動で、生徒がよく動き吸収したよ、というものを、お互い共有できる場を考えていました。
例えば、今度「助動詞」を教えるんだけど、どうアプローチしようか、と迷ったときに、ここへ来て、「助動詞」をクリックすると、導入から出口まで色々そろっていて、参考にできる、というようなものです。
辞典のようなもの、といえば、わかりやすいでしょうか。
そんなわけで、提案された活動に関するご意見は、こちらの「ご意見トピ」で「”態”の1番目の活動は〜ではないでしょうか」のようなかんじで、あげていただけますか。ご面倒をおかけしますが、このコミュの趣旨をご理解いただければありがたく思います。
>くっしーさん

はじめまして。こちらこそ、ご教示よろしくお願いします。

>生徒は楽しんで積極的に取り組んでくれるのですが、実際のところ、一度学ん
>だ文法事項をリサイクルする機会が文法の授業にはありません。従って定着が
>イマイチになってしまっています。また1ユニットの中で扱われる文法事項
>が複数有り

ほんっとそうですよね〜。

学校でなんでもやろうと思うとほんとしんどいですよね〜。

私はまだまだ教師としての経験も少ないし、試行錯誤を繰り返しています。
くっしーさんみたいに、大ベテランであっても、よりよい授業のためにチャレンジを続けられ、新しいことを学び続けようとされるご姿勢には下げた頭が上がりません。bioさんにも全く頭が上がりませんが・・。

こちらこそ色々教えて下さい。
どうぞよろしくお願いします。
くっしーさん、
この前桐原さんに聞いたら、進学者のいる学校で、文法授業のないところを知らないそうです。そのカリを変えるより、中身を改善する方が現実的だと、私は開き直っています。

導入教材としては、私はずっと、ワンパターンで、助動詞の最初にあげたディクテーション、内容確認を使っています。アクティビティとはいえない物ですが、コンテクストがある分、Forestのターゲット例文よりは、生徒の頭の中に入りやすいようです。
マンネリ化はよくないのですが、ある程度の規則性、習慣性があったほうが、生徒が抵抗なく入れるようです。一応続きもののストーリー展開にしているので、今のところは、飽きずについてきてくれています。教科研で、NHKのラジオ番組のダイアログを使っている、と発表された先生がいらっしゃいましたが、(すみません、ローカルな話で)うちでは、あれは導入には長すぎて、挫折しました。導入はシンプルなウオーミングアップでいいんじゃないかと思います。
よし先生は、導入でもインタラクティブな活動が可能だ、みたいなことをおっしゃっていましたが、最初から、そんなにエネルギーを使わなくても、というのが、私の個人的な意見です。

私も、問題集に載っている全てには照準をあわせずやっています。今週中にのせるつもりですが、(すみません、最近さぼっていて)レッスンが終わるごとに、そのなかから一項目だけしぼって、3文英作をしています。不定詞は5レッスンなので、5項目。で、不定詞が終わったところで、その中から自分で好きなものをひとつ選んで、エッセイ、という展開にする予定です。

なかなかお休みがとれませんが、どこかでゆっくり休んでくださいね。
いまさらなんですが、トピックの設定ができるのは管理人だけ、というのに気づきました。
ここにある以外のたとえば「前置詞」など加えていただいて結構です。失礼しました。
「歌を使って文法を扱う」というののリストが以下のサイトにあります。

http://www.musicalenglishlessons.org/popsongs/index.htm
おはようございます。しんごままです。教材作りが趣味の私にとって同じ趣味をお持ちの皆さんの意見は興味深いです。昨年 夏にGDMの夏期合宿に参加しました。それから文法の教え方に変化があったので聞いてください。中学では教科書の作り方に沿って「場面」があってそれに関する「表現」を教えるのがふつうです。たとえば、「買い物」の場面なら「May I help you?」で始まる会話を教えるというようにsituation→sentencesという考え方です。GDMではsentence→
situations(SEN-SITS)という逆の考え方をします。昨日1年生に前置詞onをおしえるとき、どういう場面でonが使えるのかを考えさせてみました。最初は「机の上に」とか「ロッカーの上に」というような一面的なことしか言えなかった生徒たちが変わったのはスピーカーでした我が校では教室内のスピーカーが天井の真ん中に取り付けてあるのです。「天井に」と言った生徒に対して「え〜!underじゃないんだ!」と言った生徒もいました。おもしろかったです。

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