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沖縄離島・移住・スピリチュアルコミュの沖縄・宮城島の12ヶ月(アウトローの結婚式)1

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http://kawapanh.exblog.jp/

お金もなくて、仕事もできない身としては、何とか書くことで収入を稼ぎたいけど、なかなかねえ。
この沖縄・宮城島の12ヶ月は本にするつもりで書きます。
移住情報に重点を置くと、説明が多くなり、興味のない人には面白くなくなると思うし、生活を中心に書きすぎると薄っぺらくなってしまうかなと、悩みながら試行錯誤で書いていきます。
読んでてつまらないとか、内容がないとかの感想でも良いですからコメントをお願いします。
コメントにより中身の修正もするかもしれません。
もちろんつまらないとかの感想が来たら腹が立つし、きっと書いた人を怨むと思うけど、気にしないでコメントしてね。



「それにしても3週間前にいきなりの招待はないよいなあ」

車を運転しながら妻に話しかけたので妻の表情は分からない。

「日本の結婚式に行きたかったからいきなりでも嬉しいよ」

セヒの声はこのところの忙しさが現れて嬉しいよの言いかたも、張りがない。

「俺はさあ、アウトローとはそんなに仲良くなかったのになあ」

「楽しそうに話してたでしょ」

「それはみんなのいるところだからそういう感じに見えたかもしれないけど、アウトローは俺をいつも警戒している感じで見てたんだよなあ。
だから嫌われていると思っていたのに」

高速に入るとセヒはおにぎりの包装を取り渡してくれた。

父とわんこの食事を終わらせると急いで支度をして出たので、私とセヒの朝食はこのおにぎりであった。

沖縄移住をいつにするかずいぶん悩んでいた。

父は一日でも早く移住したいと言うけど、わんこのことを考えたらなるべく寒くなってからの方がいい。

反対に、父は寒くなることに不安を覚えているし・・・・

妥協点が十月始めかなと思っていたときに、アウトローからの招待状。

私は、冠婚葬祭はできる限り出ることにしている。

特に、結婚式に関しては招待があれば出席するよう努力していた。

だから今回の突然の招待にも喜んで出席しますと答えた。

でも、本当は怒りもある。

今回の私に来た招待状は、きっと招待客が誰かキャンセルしたからだろう。

アウトローが結婚するというのはだいぶ前から関係者は知っている。

だから結婚式三週間前に招待状の打診があったなら親しい人ほど怒るだろう。

あまり親しくなくて暇そうで、ということで招待を受けたのが分かるから、馬鹿にされたようで怒りが出てきたのだ。

でも、メールの返信は『とても楽しみにしています』と入れた。

丸くなったもんだ、私も大人になってきたんだろうなあと自分の変化を誉めてあげる。

そういうようないきさつがあったから、沖縄の移住はアウトローの結婚式の翌日、十月二十二日に決めた。

父も十月二十二日で納得してくれた。

「この三週間忙しかったよなあ」

セヒは私が話しかけてもおにぎりを食べているからか生返事しか返ってこない。

「そういえばさ、今日お台場で結婚式じゃん。沖縄に引越しの荷物を持って行ったの、そのお台場からすぐそばのところだったよ」

「あの時だんな様疲れた顔をしていた」

セヒは私のことをだんな様、ひろしさん、と呼ぶことが多い。二人っきりのときはだんな様で他の人がいるとひろしさんだ。

「だってさ、夜六時にレンタカー借りて、四〜五時間で荷物を積み終わると思ったのに、朝九時半ころまでかかって、急いで出発してぎりぎり間に合ったんだから、ほとんど寝ていなかったもの」

沖縄の引越しは船で運ばなければならない。

陸続きなら引越し業者に頼まなくても自分でトラックを運転して運ぶこともできる。

実際、私は何回も引越しをした経験があるが、引越し業者に頼んだことはなく、すべて自分たちで行なった。

別に一回で済ませなければいけないわけではないので、何回にも荷物を分けて運んだことが多い。

しかし、沖縄の引越しはそのような感じではできないだろう。

沖縄まで運んでくれる引越し業者をネットで探したが、驚いたことに大手はほとんどやっていなかった。

というより調べた限りでは二社しかなく、料金を考えた場合、一社しか該当会社がなかった。

関東近辺から沖縄まで、約二十五万円。

箱型のアルミバン4トンロングのトラックいっぱいの料金である。
もう一社は三十万円であった。

一応その引越し業者に頼もうと思ったのだが、なんでも自分でしたがる私の性格がうずき、自分で引越しをやってみようと思った。

実は、自宅以外に西軽井沢に家を持っており、その家にある荷物を先に運ぼうと思い、自分でやれるやり方を探した。

引越しをするためのレンタカーは自宅のある伊豆とと軽井沢近辺で探した。

できれば箱型のアルミバン四トンロングを借りたい。

特殊な車は普通のレンタカー屋には置いてない。

しかし、幸いなことに自宅の近くにアルミバンの四トンロングを扱っているレンタカー屋があった。

早速料金と借りれるか問い合わせたが、私が希望している日は埋まっていた。

そこで、軽井沢のレンタカー屋で二トンロングを借りて何回も運べばいいだろうということにした。

トラックに積んだ荷物はトラックごと運ぶのではなく、港でコンテナに積み替えて運ぶ。

コンテナに荷物を積み替えるのは一回で済ませることが一番望ましいが、何回かに分けて積み替えても大丈夫だと確認した。

ただし積み替える時間は一日半である。

西軽井沢の家だけではなく伊豆の自宅の荷物も運ぶjことにし、始めは西軽井沢の家の荷物を運ぶことにした。

レンタカーのトラックは二日借りる予定。

朝一で借りて二〜三時間で荷物を載せればぎりぎり間に合う予定であったが、軽井沢に住んでいる甥っ子に相談したら、レンタカーは朝一で借りなくても終業時間に行けば料金は同じで借りられるから、前日に借りたほうが良いとアドバイスをくれた。

確認してみると、甥っ子の言ったとおりであった。

引越しの説明もして借りる予約をしたんだから、それくらい教えてくれよとレンタカー屋の事務員に怒鳴りたかったが、「よろしくお願いします」で、電話を切った。

やっぱり私は大人になってきた。

レンタカー屋の終業時間は夜の八時だったが、六時に着いたときに、すぐに貸してくれた。

怒鳴らなくて良かった。

子供の対応より、大人の対応のほうが世の中得なんだよね。

結局、夜に借りたのが幸いして、何とか荷物を積み込み、その日ぎりぎりに積み込みを完了した。

お台場は埋立地にある。

埋立地の開発は急速に進んでいるけど、ちょっと離れるとフジテレビのあるお台場のような華やかな場所ではない、川崎の海沿いにある工場地帯のようなところが結構ある。

私たちが行った港はそういうところで、遠くに観覧車が見えなければ、普通の大型船が入る港風景のところであった。

荷物はコンテナで運ぶけど、貨物船で運ぶのではなくフェリーである。
船で沖縄に行く人もいるだろうから一般的なフェリー乗り場を想像していたのだが、業者だけが出入りするような待合所、ならびに役場のようなつくりの受付であった。

受付は、普通の事務所で、怖そうな屈強なトラック運転手が書類に判を押してもらうために出入りしている。

この受付事務所に入った瞬間悟りました。

個人で沖縄に荷物を運ぶようなやつはいないって。

また、沖縄に船で行くやつもよっぽどの変わり者でないといないということを。

個人なんだけど業者の人たちに混じって受付をし、案内されたコンテナに自分たちで荷物を入れました。

サービスはまったくありません。

自分たちでいろいろ動かなければそのまま何もできずに終わってしまうところでした。

結局、自分たちで沖縄に荷物を運んでもかかる費用は二十万円を超えるので、人件費と気苦労を考えれば業者に頼んだほうが良いと言う結論を出し、アウトローの結婚式の三日前に第二弾の引越しを業者に頼むことにしました。

沖縄移住を正式に決定したのは八月。

会社を辞め、母の三回忌を終わらせ、親戚の結婚式、ついでに親戚に沖縄に引っ越すことの報告、引越しの荷物片付けと三ヶ月弱あわただしく動いてきました。

いろいろ忙しく動いていたので明日沖縄に向かって出発することに実感がありません。

そしてアウトローの結婚式もどこか上の空で迎えています。

何もかもが中途半端

沖縄の移住がなければ、アウトローの結婚式も、おまけの招待とはいえ絶対に楽しみにして行ったのに。

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