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北朝鮮拉致被害者の早期帰国を!コミュの横田早紀江 母の訴え(11/17東京特別集会)

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【転載歓迎】

去る11月17日に開催された集会で、メモをとった内容をタイプしましたのでアップします。あくまで素人速記メモなので発言の言い回しや表現が多少異なりますが、参考にしてください。

当日の様子は録画されているそうですのでいずれYouTubeなどにもアップされると思いますが、まずはテキストで大体の内容をお伝えします。文中(かっこ)で括ってある部分は文脈上解りやすいように私の解釈で補足したものです。

当日はあいにくの雨天でしたが、文京区民センター3階3Aのホールは満員でした。


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すべての拉致被害者を返せ!
北朝鮮の不誠実な対応に全面制裁の発動を!
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<東京特別集会>
2009年11月17日(火)午後6時半より、文京区民センターにて
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横田早紀江 母の訴え ---聞き手・櫻井よしこ、コーディネーター・西岡力
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■飯塚繁雄氏

11月14日に米国のオバマ大統領が来日し、オバマ氏の会見に横田夫妻と共に米政府から招待を受けて出席しました。
拉致に対する問題意識を表わすかのように、私たちは前方の目立つ位置に案内されました。
現在も米国は北への制裁をかけつづけています。めったなことでは外さない。拉致を解決しなければ北の存在はありえないと宣言ほしいとオバマ氏に伝えたかったが、直接会話を交わすことはできませんでした。オバマ氏は人権を重く感じている人。拉致問題を放っておけないという感を窺がわせた。これからどう展開するかわからないが、力になってくれることを期待している。

きょう久しぶりに拉致議連の集会があった。体制はほとんど変わらず今までを踏襲するという意向が顕れた。会長代行に中井ひろし氏、副会長に中山恭子氏が入ることになった。
拉致議連は政府を指導していく立場にあり、明確な方針を示す必要がある。

残念ながら我々の中には意見の異なる人もいます。ここ3年、意見交換もできずにいる。
(拉致被害者、蓮池薫さんの兄である蓮池透氏のこと)
彼は「圧力ばかりかけても解決しない」と主張している。彼と私たちで立場が違う点といえば、家族が帰ってきた人とそうでない人ということだ。めぐみさんは32年、私の妹(田口八重子さん)は31年になる。(彼の主張は)まだ帰ってこない被害者に対し全く失礼な内容で、ともすれば拉致問題が中途半端な幕引きを促すもので、そういうやり方は帰ってこない人が永遠に帰れなくなる可能性を生む。(断固容認できません。)

我々は被害国。相手は犯罪国。強い態度で交渉していかなければならないにも関わらず、反対のことを放言しているのは我々としても大変困っている。帰国者も困っている。皆さんも心配しておられると思うが、もう一度会って話し合う機会をもちたいと考えています。私たちの活動の足をひっぱるようなことはやめていただきたい。


■横田早紀江さん

(めぐみさんが行方不明になって20年、そして拉致されたことが発覚して12年経ちました。めぐみさんと別れ別れになり32年が経過してしまいました。)

11月15日、新潟へ再度出向きました。めぐみが拉致された当時のことを思い出すと堪らない。
日本海の沖から遺体などがあがると警察から連絡が来て、歯科医からカルテを取り寄せ何度も遺体との照合に行った。何度も何度も震える思いをしながら、その度に、めぐみではない異なる人物のものと解り、ホッとした。何度も絶叫し浜を歩きながらめぐみを探した。20年間探し回った。警察は今までにない大捜索をしてくれたが何もわからなかった。不思議でならなかった。
警察犬が、めぐみの匂い消えたところを示す。その角で何があったのか一切わからず、曽我ひとみさんが帰国してめぐみと一緒に北で暮らしていたことが解った。
ひとみさんは、めぐみの1年後に拉致され、めぐみの拉致されたときの様子を知ることになった。地村さんや蓮池さんと、めぐみもすぐ家の前で男の人につかまえられて連れてこられたと話し、2人で泣いた。
しかしふたりともその経験があまりにも辛すぎて、拉致されたとき何人の男の人が居たかなど、詳しいことはお互いに訊くこともできず話すこともできなかったそうです。めぐみが笑顔でひとみさんに日本語で話しかけ、ひとみさんはこの上なく安堵感を得られたと話していました。

平和な日本に誰も考えたことのないような酷いことが、近くの国が企んでいたとは!!!
それまでは、めぐみは国内の事件に関係しているとばかり考えていた。

先日皇居に招かれ、天皇皇后両陛下からも話しかけていただいた。
北が(国際的に認められるような)国になりたいのなら、拉致した人を返しなさいと言いたい、とオバマ氏も話していた。

私たちはやれることはすべてやりつくしてきた。いったいどれだけのエネルギーを使えば家族を取り戻せるのか?皆様の支援のおかげで今までやってこられた。新潟の寒い雪の中、めぐみの持ち物がどこかにあるはずと、大きなゴミ箱や浜を何度も何度も歩き探した。日本はあまりにも緊迫感、危機感が無いことを思い知らされた。皆のうのうと過ごしてきたと思わざるを得ない。北に対しても米を沢山支援していた。しかしそれは上層の人にしか届かず、貧困にあえぐ人民には届いていない。しかも北は核実験をやっており、金正日の息子が入国したときも外務省(※当時は田中真紀子大臣)はさっさと返せとばかりに逃がしてしまった。被害者を取り返すチャンスは何度もあったのに、逃してきたことは悔しい限り。

増元るみ子さんのお父さんも元気なときは懸命に被害者救出のための署名活動をし、必死に世間へ訴えておられた。そのお父さんも病床につき天に召された。被害者家族ももう高齢で命に限りがある。これが解決されなければ日本はあらゆる国から侮られることになる。私たちはただ家族を返してほしいだけなのに。
どうか皆さん真剣に考えこれからも支援してください。

櫻井:
拉致問題の解決なく、日本はあなどられることになる。最初の20年の辛さ、拉致が解ってからのこの12年の辛さは(想像を絶します。)
2002年、最初に5人帰国した時に、政府は北からの8人死亡という話をそのまま公表しました。皆がショックに陥っていたときに、早紀江さんは「私は信じません」と明言されたとき、私たち政府も含め、金正日のウソを現実に目覚めさせてくれました。早紀江さんは誰よりも早く北の本質を見抜いていたのです。

横田:
こんなことで引き下がるわけにいかないと思いました。めぐみは簡単に死ぬような子ではない。死んだなどといわれて、あぁそうですかと受け入れられるものではないのです。

櫻井:
なぜ北が拉致被害者5人を帰すことになったか?それは北の弱点に関係がある。そうせざるを得ない弱い立場にあったと思う。

西岡:
あのとき米はテロとの戦いの最中だった。あの年にブッシュ大統領の「悪の枢軸」発言があり、テロリストを裁く、テロ支援国家を裁く(強い主張がされ)、金正日はその時点で核兵器を保有していて、日本を抱き込みたかったことがわかる。
2004年、小泉氏の2回目の訪朝で子供を連れ帰り、しかし世論が家族会に対し批判を投げかけた時もあった。

横田:
2回目の訪朝で(他の被害者の帰国も)大変期待したが、外れ、被害者家族としては(耐え難いほど)辛かった。私たちはあくまで一国民として、平民感覚で、家族の率直な思いで総理に辛い感情をそのまま発言したことが世論の非難を浴びることになり、大変辛かった。

櫻井:
どんな絶望的な状況でも「前を向いていく」姿勢には感服した。しかしこれを政府がどのくらい真剣に受け止めているだろうか?と疑問に思わずにいられなかった。今も不思議なのは2004年7月、曽我さんの家族が戻ったのは参議院選挙の前。選挙に有利に使おうという考え方もあったと思わざるを得ない。それも相手に足元を見られることになる。日本ほど豊かで社会が安全な国はない。それだけ国民の危機感もうすく、もろい感じがある。それに対し危機感を目覚めさせたのは拉致問題であり、早紀江さんの発言だったと思う。

西岡:
国連人権委員会に、強制失踪について調査する組織がある。2001年4月に訪米にてそのしくみを知り、法務省も知らなかったので私たちで書類を作り、2003年4月、ジュネーブに行き申請した。そのとき北は「でっちあげ」と言い、審議が中断されてしまったが、2004年に北が拉致を認めたことにより再度審議されることになった。これらのことについて日本の外務省は何も記録しておらず、家族会の活動をサポートすらしなかった。

櫻井:
いかに政府が無機能であったか(を思い知らされ)、国民の冷たさ(が辛い時期でした)。

横田:
(こんなに辛く苦しい思いをしつづけなければならないのなら)「もうこの世に生まれたくない」と思いました。連れ去られた人はもっともっと辛いだろう。そういう気持ちに何度も何度も苛まれました。そんな中、山奥の会場に講演に出向いたとき、話を聴いてくださる多くの方々が集まってくれたことは本当に救いでした。
新潟に居た頃は毎日泣き暮らし、死も考えたことがありました。辛くて辛くて堪らないときにある人から聖書を受け取り、読んだことで深呼吸ができるようになり、それをきっかけにクリスチャンになりました。とにかく健康を守ることだけを考えてやってきました。
双子の弟は今は会社も多忙で思うように動けない状態です。

櫻井:
早紀江さんのスケジュールはビッシリなんです。どうにかならないものでしょうか?

西岡:
ここ1〜2年は疲れたという言葉も出るようになりました。休むことすらもできない状態なので心配です。
ですから、きょうは思いっきり話してもらい、しばらく休んでほしいと思い、きょうの集会を考えました。そのために講演の様子をビデオにも撮ってもらっています。

櫻井:
早紀江さんは「いつ、どこで倒れて死んでも悔いの無いように活動する」とさえ話しておられます。
本当に多くの国民が早くどうにかしたいと考えているのに、国として遅々として進まない。
天皇皇后両陛下もお言葉をくださいました。いったいどうしたら…。

横田:
北が異常な国であることはあきらかで、どう動かせばいいのか…。人間である以上、心はあるのではないだろうか。どうにか心を伝える方法があるのではないかと思います。

西岡:
きょうの新聞(11/17)に出ていましたが、脱北者の記事として、脱北を手助けした中国人が北に200人拉致されたという情報もあります。12月11日に開催する拉致問題の国際シンポジウムでもこの問題に関する証言者を招待してお話を聴く予定です。中国には北へ圧力をかけて協力させるスタンスであるべきと思う。中国も北に対して経済制裁をかけたっていいはず。日韓中で団結したら北に拉致の圧力をかけることも可能と思う。

櫻井:
中国人を拉致するなんて、中国は北を支援している国でもあるのに驚きだ。我が国は情報をもつことが大事である。本来は政府のレベルで先に集めるべきなのに。

西岡:
2006年に拉致対策本部ができたが、日本は戦後60年、海外の情報をとるCIAのような機関は無く、要請もしてこなかった。(FBIはあるが。)北がなぜ生きている人を死んだと言っているか?その解明がいまだできていない。政府の本気度が疑われるようなことが実際つづいている。現実に民主政権になり、対策本部が縮小されている。

西岡:
実際は事務局は大きくなっているが、人は減っている。中井大臣は本当に一所懸命だが、党の中では政調会をなくしてしまった。中井氏が一人で孤立しないか心配だ。他の民主議員の面々はどうか?総理においては皆同じようなことを言う。政治家の中に、北よりの人がいるのではないだろうかと思わざるを得ない。

西岡:
マニュフェストついても、我々のほうから「拉致への取り組みを書いてくれ」と言いに行った。

横田:
本当は党から自発的に表明し、家族会に伝えてくるべきことだと思う。

櫻井:
オバマ氏は拉致問題に言及してくれたが、それぞれの国の首脳は基本的に自分の国益のためには何でもやるということを忘れてはならない。拉致問題は本当に日本が解決すべきで、日本政府が一番しっかりしなければならないはずである。

横田:
人間は命があって色々なことが動く。中川先生はいつも一緒に懸命に活動してくださいました。とにかく生きていることが大事なのです。命ある限り、命を大切にし、燃やすしかないと思っています。

西岡:
金正日もいつ死ぬか解らない。これについて、そのとき日本は何をすべきか、どうなっているか?
国家基本問題研究所で朝鮮半島問題研究会というのがあり、北に大混乱がおきたとき、韓国と米軍が対処について作戦計画をしています。ただしその中に日本人の保護の手段が入っているかは不明。
今回の日米首脳会談では大変不安な状況に陥っている。しかし米国防省では(ある人が北の有事の問題について話しにいったら)「(日本人の保護について)解っています」と言われたとのこと。
日本全体として拉致被害者の救出作戦などほどんど練られていないのが現状だろう。
鳩山氏には国民の世論を聞いて考えてほしい。

横田:
どれほど人の命が尊く、どれほど被害者が苦しんでいるか…。


---そろそろ講演時間も終わりに迫ってきました。

西岡:
先ほど飯塚さんも冒頭に触れていましたが、私たちの会と異なる主張をされているのは皆さんもご存知の通り、拉致被害者蓮池薫さんの兄、蓮池透さんです。その蓮池さんが12月7日に北九州市役所から講演依頼を受けていることが解りました。北九州市役所に対し、公に税金を使って蓮池透氏の講演を行なうことに我々は反対の意思を伝えましたが、同日に飯塚さんと市川さん、そして私西岡も同行し、救う会福岡の主催で会合を開くことになりました。北九州市共催ということで許可が通りまして、両方の意見を聞いてもらう機会を設けることができました。私たちは教育委員会の応援も得ています。蓮池さんには会に出てきてもらうように要請します。


次回、12月11日 国際シンポジウムにどうぞご参加ください。


横田早紀江さんの著書
『めぐみへ 横田早紀江、母の言葉』 横田 早紀江 (単行本 - 2007/12/20)


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追記:
登壇者のお話を聞きながら、ある時は涙で目が熱くなり、苛立ちで手が震え、できるだけ一句一語、被害者ご家族の思いを心に刻み、できるだけ他の人にも多く伝えたいという思いで講演の間はずっと筆記の手を動かしていましたが、今こうしてタイプしてみると書ききれなかった沢山のことが思い出されます。その多くは横田早紀江さんが著書にも書き残されているし、今までも何度も何度もお話しされていたことですが、北朝鮮がめぐみさんの死亡を証明すると言って遺骨を出してきたとき、(これは今思い出して腸が煮えくり返るほど酷いことであり、日本人はこれに対し本来なら戦争レベルの怒りで表明すべきなのだが)、そしてそれが偽物であると解った時、早紀江さんは「誰とも解らない2人の人物の遺骨であることが解り、その方々の遺骨がこのように使われたことに、北のあまりにも人権を踏みにじる行為に腹立たしく思うと共に、代わりに差し出された遺骨の人物をたいへん不憫に思う」という主旨のことを発言されていました。

悲しいことにこの世に凶悪犯罪は夥しいほど沢山あり、どの犯罪も被害者や被害者家族の苦しみは心身共に耐え難いものです。第三者としても命がはりさけんばかりの苦しみは推し量ることはできても、被害者と同等に理解できるような、決してそんな安易なものではありません。北朝鮮の拉致犯罪は、被害者も被害者家族も、その一番酷い時点での苦しみが継続させられているということに地球上最大の凶悪性があると思います。

早紀江さんも話しておられました。
家族を返して欲しい。ただそれだけ、と。
私たちも、ただそれだけを望んでいます。
拉致した人たち全員を全て帰国させて欲しい。

大勢の被害者が、飛行機のタラップを降りて日本の地を踏み、家族と再会できる日が一刻も早く訪れること。

北朝鮮は明らかに拉致犯罪を認め、言葉では謝罪したのです。
本当に誠意をもって全ての被害者を帰国させなければ、謝罪したことにはなりません。

北朝鮮が国際社会で国家として自立し、存在を主張したいならば、被害者やご家族の命あるうちにできることをやらなければなりません。

簡単なことです。
拉致した全ての人々を、祖国へ帰せばいいだけなのですから。

北朝鮮は勇気をもって被害者全員を一刻も早く帰国させることです。

日本は今まで北朝鮮に膨大な食料・経済支援をしてきました。にもかかわらず日本人を拉致し日本国を欺いてきたのです。
私たちが怒り、経済制裁を強化するしかないことを理解すべきです。

謝罪は、被害者を一人残らず返すことで実現します。
被害を与えた人たち、国家に安堵を与えることで北朝鮮の国際的な立場も大きく好転するでしょう。犯罪をきれいに精算して初めて国際社会で認められることになるでしょう。

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