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東海為替FX投資研究会コミュの今週のコラム ECは、、。

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12月1日に5年ぶりのユーロ圏利上げ! 為替はどうなる?〜>
●2005年12月1日(木)日本時間夜9:45(独仏時間13:45、NY時間7:45)に欧州中央銀行(ECB)が利上げ(+0.25の2.25%)をする見込みである。 予想通りに利上げがあれば、2003年6月5日来2年半ぶりの政策金利変更で、2000年10月5日来4年10ヶ月ぶりの利上げとなる。 11月22日〜24日にロイターが行った調査によると、エコノミスト63人の全員が12月1日の利上げ(+0.25の2.25%)を予想しているのでほぼ間違いない所。 実は11月18日にトリシェECB総裁が「ECBは政策金利を現行水準から引き上げる準備ができている。 緩和を多少解除するが、政策は引き続き緩和的だ。」と言って利上げする事を示していたので予告利上げとも言える。

●エコノミスト達と言えば、つい1ヶ月前の10月24日〜26日の同調査(60人)で、この12月1日の利上げ予想はわずか2人だけだった。 うち13人は2006年1〜3月の利上げ(+0.25の2.25%)、18人は2006年4〜6月の利上げ(+0.25の2.25%)を予想していた。 この様な、いい加減なエコノミスト達の今後の予想なので当らない可能性が高いが、一応、2006年3月までに追加利上げ(+0.25の2.50%)、そして2006年9月末までに三度目の利上げ(+0.25の
2.75%)があるとのこと。 だが11月21日にまたトリシェECB総裁が「長期の連続利上げを開始するとは言わない。」と言い、11月24日付独ウェルト紙と仏リベラシオン紙と伊スタンパ紙で「連続利上げを計画していない。」と繰り返したので、今頃エコノミスト達は変心しているかもしれない。 ただ市場もそれを見透かしたかの様に、ユーロは米ドルに対して前週比-0.39%の1ユーロ=1.1720米ドルと3週ぶりユーロ安で11月16日に付けた1ユーロ=1.1671米ドル(2003年11月12日来のユーロ安米ドル高)に近づいている様だ。
2005年11月28現在
ユーロ圏12ヶ国利上げ・利下げ
月日ユーロ政策金利変更幅利上げ・利下げの転換
(独政策金利) 1998年12月3日3.00 -0.30 利下げに転換(3.30%→3.00%)
(1999年1月1日ユーロ発効)
1999年4月8日2.50 -0.50
1999年11月4日3.00 0.50 利上げに転換(2.50%→3.00%)
2000年2月3日3.25 0.25
2000年3月16日3.50 0.25
2000年4月27日3.75 0.25
2000年6月8日4.25 0.50
2000年8月31日4.50 0.25
2000年10月5日4.75 0.25
2001年5月10日4.50 -0.25 利下げに転換(4.75%→4.50%)
2001年8月30日4.25 -0.25
2001年9月17日3.75 -0.50
2001年11月8日3.25 -0.50
2002年12月5日2.75 -0.50
2003年3月6日2.50 -0.25
2003年6月5日2.00 -0.50
2005年12月1日2.25 0.25 利上げに転換(2.00%→2.25%)
(出所: 欧州中央銀行/ECB)

●ところでユーロ圏の政策金利(現行2.00%)だが、1年弱前の2004年12月14日に米政策金利が2.25%に上がった所で「ユーロ圏政策金利<米政策金利」となり(2001年4月17日来)、2005年11月1日に米政策金利が4.00%に上がった所でその政策金利差は2.00%(米政策金利4.00%-ユーロ圏政策金利2.00%)にまで広がった。 これが今年の大きなユーロ売り材料であり米ドル買い材料でもあった。 だが、それもようやく12月1日から1.75%に減少する(ただそれも12月13日の米利上げまでだが…)。 つまり久々の金利面でのユーロ買い材料米ドル売り材料。

●今後の為替だが、今回の利上げは2000年10月5日来約5年ぶりの利上げ。 その当時を見るのは賢明である。
2000年10月5日の利上げは利上げ局面の最後だったので、利上げに転換した1999年11月4日(2.50%→3.00%)を見る。 そうすると、その時は利上げ転換後もユーロは売られ米ドルは買われている。 こうなると、現在もしばらくはユーロ安米ドル高が続きそうだ。 しかし1999年11月4日(2.50%→3.00%)の時は米政策金利が5.25%もあり、政策金利差は利上げ転換後も2.75が2.25に縮小したにとどまる。 しかし一方で2005年12月1日の利上げ転換(+0.25の2.25%)後の政策金利差は1.75(ただ2005年12月13日の米利上げで2.00%に戻るが…)。 そして5年前は、政策金利差1.75でユーロ安米ドル高は止まっている。 したがって当時の様なユーロ安米ドル高傾向にはならないと考えた方が良さそうだ。 さらに当時の米国は1999年6月30日に利上げ転換(4.75%→5.00%)、1999年8月24日に追加利上げをしたばかりの所。 現在の米国は12回もの利上げをして終盤に差し掛かっている。 確かに米国は2005年12月13日に利上げするが(+0.25の4.25%)、その後は2006年で1月31日もしくは3月28日に利上げ(+0.25の4.50%)、5月10日もしくは6月29日に利上げ(+0.25の4.75%)の見込みでその後は据置の見込み。 もちろん今後のユーロの政策金利つまり経済次第だが、今の所、5年前の様なユーロ安米ドル高の継続と言うより、ユーロ高米ドル安への転換となる可能性の方が高さそうである。

ユーロ円は、目先上か?
ユーロドルはHIAと綱引きかも??

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