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Citizen Media [レアリゼ]コミュの[新着] 車と経済−常識という鉄鎖から解放されるために

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 思い込みや固定観念から自分を解放することは、自由の最も力強い形のひとつかもしれない。「車のない都市」を奨励する私たちにとって、この感覚はいたって身近なものだ。「車は移動手段として必要だ」という神話からの脱出は、私たちに、まったく新しい生き方の可能性を開き、多くの隠された真実を明らかにしてくれる。

 経済もまたしかり:私たちは多くの物事を、説明するまでもない自明な「真実」であると捉えている(ときに検証に耐えない説明をすることもあるが)。しかし、そのような「真実」を乗り越えたとき、私たちはすばらしい可能性を発見することができる。もちろんそのためには、専門用語を理解し、私たちを固定観念にどっぷり浸からせて来た議論の正体を把握する努力が必要だ。人々の知識・見解を広げ、「常識」から解放されることなしに、カーフリー・シティは実現しないだろう。

 哲学者ハンナ・アーレントは1975年、すでにこう言っていた。「車の生産は、人々の移動手段のためではなく、雇用の獲得のために必要であるという見解は、ほぼ全世界の共通認識となっている。」(ハンナ・アーレント「責任と判断」)

 アーレントは更に、現代社会は「かつての生産社会とは違い、巨大な浪費の経済へと変化していくことによってのみ存続している消費社会」であるという。この社会で、進歩とは「無駄使いを止めよう、より多く・より早く消費することを止めよう、もう十分だ、これ以上必要ないと、どこかで言ってしまうことが即時に破滅を意味する」ようなものなのだ。(同書262ページ)

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 http://www.realiser.org/report/lifestyle/article/index.php?id=253

コメント(5)

 車の普及は、徒歩圏というコミュニティを破壊してしまったと思います。
 車がなければ、歩いて行ける所が生活の場となって、そこでの濃い人間関係を作らないと生活できないから、コミュニティが形成される要因となっていました。車とか他の交通機関が発達すると、コミュニティ内でどうにかしようという発想が希薄になり、人間を思考停止に追い込んでいるのではないかと思います。
ヨーロッパの都市に行くと、市内は車乗り入れ禁止にして、トラムを走らせ、徒歩圏にしているところが増えているのですよね。

日本は、この60年間アメリカばかり見てきたけど、ヨーロッパの良いところは参考にして、独自の方法を考えると良いのかな、と思います。

Wikipediaを見たら、結構トラムを導入した都市もありますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B7%AF%E9%9D%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E3%81%AE%E8%B5%B0%E3%82%8B%E8%A1%97%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E6.97.A5.E6.9C.AC
 トラムを作るのは、バスよりも排気ガスやエネルギー効率を考えてのことだと思います。
 東京の場合は、鉄道会社が不動産会社と一体になっており、ベッドタウンと商業地を遠くした方がより儲かるという発想があったのだろうと思います。
 日本の地方都市もそれをまねて、同様の問題が発生し、東京ほど乗客を確保できないために不採算という理由から公共交通機関を維持することを放棄して、車を使わざるをえない状況に追い込んだのではないかと考えています。
 そういう意味では、戦後の日本の都市計画がまずかったのでしょう。
 ヨーロッパは、自動車が普及する前に、都市が形成され、便利に機能していて、そこに住んでいる人々も「この住み心地の良さは失いたくない」ということで、一時的には自動車を使ってみたが、自動車がなくても生活可能であるという再発見が近年の排気ガスやエネルギー問題にからんで行われ始めたのだろうと思います。

 日本の地方都市の場合、構造を見ると、米国の地方都市に近いものに変化しており、つまり車で30分圏内がひとつのエリアで、そのエリアをバイパスなどでつないで隣のエリアへ1時間程度で行けるようにしてあります。これを、徒歩圏に集約するというのは、都市計画から考え始めなければならない問題で、いろんな規制が既にありますから、考え方を変えてから都市計画を作り、法規制もそれに合わせて変更する必要があると思います。
 台湾の例ですが、住居地区に超高層ビルを建てて、そこが工業団地になっているものがありました。ソフトウエア産業はもちろんのこと、半導体の開発や製造といったものまで、そこで行われていました。日本のようにわざわざ工業地帯まで行って勤務するという方式は、作られた先入観でしかないのだと思います。
 日本の戦後は、工場を作り、その周囲に社員住宅を建て、それに伴って商業地区ができてくるということが多く行われました。現在、工場が閉鎖され、社員住宅が放棄されてゴーストタウン化するという現象が起き始めていますから、都市というものを再考するには良い時期であると思います。

 特に車を必須とする都市を作ってしまうと、高齢化社会における老人問題がより深刻になると思います。そのへんの事を厚生労働省マターでしかなく国土交通省は関係ないという悪しき官僚の縄張りの壁でストップしている気がします。もちろん産業政策は経済産業省がやっていますから、三つ巴だとますます厄介ですね。
 地方分権を進めるという方針なら、そういった都市計画は、都道府県というよりも市町村レベルまで権限を委譲した方が良いのかもしれません。
車がないと不便な地域(米国シリコンバレー)に住むくらげです。
娘を学校に連れて行き、そこから職場へ向かい、託児所に娘を引き取りに行くという日々に、車が欠かせません。限られた時間の中で行動するのに、都合のよいバスの路線がないんです。

車なしで生活している人もいますけどね。(主に低所得者層か、子どものいない若い方かと思います。)

バスが値上がりをして、75セントだったのに、急に2ドルになって。
バスを利用するのは低所得者層が主なのに。
たまにはバスでも乗ろうかと思ったのに、値上がりしたのでやめてしまいました。

サンフランシスコに行く列車も安くはないし、駅まで車で行けば駐車場代がかかるうえ、休日の列車の便は少なく、着くまでずいぶん時間もかかり、とても不便でした。自分ひとりならばバスで駅まで行ってもいいし、時間がかかってもいいけれど、子連れだときついですねえ。

車の維持費は馬鹿にならないし、車に頼る生活は嫌なんですけれどね。
老後はびゅんびゅん運転できませんしね。
1998年の「まちづくり三法」の制定から2006年の改正と、都市計画に関する市町村への権限委譲は、ゆっくりですが一応は進んでいますね。

「コンパクトシティ」に関しては青森市が有名で、郊外の開発の抑制と中心市街地の再開発を施策、公営住宅の郊外から中心部への移転などを行っています。老人施設等もできるだけ駅の付近に作るようにしているそうです。

とにかく、雪掻きの費用だけで財政破綻しそうになった、という地域ですから、他に選択肢がないのでしょうけど。そのくらい追い込まれないと、他の都市では進まないということかもしれないですね。

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